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授業を受ける イラストコース

STEP.2 子供の顔を描く。

平井太朗先生のコラム授業:赤ちゃんらしく

この授業の先生


赤ちゃんを描くのは難しいんです。それはみんな同じ。少しだけ「コツ」を考えてみましょう。

人間が真っ先に成長しなければならないのは「脳」です。草食動物のように視界が広いわけではなく、肉食動物のように瞬発力(身体能力)が高いわけでもない人間は、知恵で自分の身を守り、食べものを得なければならないからです。

頭部の構造として、目より上の部分に脳が収められるので「アゴ」のある下半分よりも、「脳」のある上半分の方が大きめに生まれてきます。目の位置を下げると、可愛いキャラクターになりますよね。

赤ん坊から成長していくと、小学生くらいまでは頭部の方がより早く成長します。それに較べてアゴの発達は少しゆっくりです。そのバランスを考えながら年齢ごとの描き分けをしてみましょう。

赤ん坊の頃は本能で表情を作っていたものが、成長して小学生から中学生にかけては表情に「大人」な部分も出てきます。自分でできる所は「大人」の様に振る舞ってみせるのも成長過程の大切なプロセス。たまにどうしようもなくなって「子供」の表情に戻ってしまうんですけどね。そういったアンバランスさが「子供らしさ」でもあるんです。
ビックリするほど凛々(りり)しい表情をしたかと思うと、わがままに泣き出したり、自分にもそんな思い出がありませんか?そんな「行動」で子供らしさを表現できるのもストーリーを表現するマンガならではのワザです。

もしかしたら自分が普段描いている「高校生のつもりの」キャラって赤ちゃんみたいなバランスで描いているかも…!と気付くこともあると思います。童顔のキャラクターってやっぱり愛らしいものです。可愛らしいキャラクターが童顔になるのは仕方のないことかもしれません。

「自分の描いているキャラは自分だけのバランス」だという言葉を思い出してください。中学生や高校生のつもりで描いているキャラが幼い顔のバランスだったとしてもそれも自分の「オリジナルのバランス」なので問題はないんです!

自分のキャラのバランスで「赤ちゃん」を描くにはどうすればいいのかを考えるだけです。目鼻口の位置がもともと近いのなら、髪型や頭の大きさで調整することはできませんか?表情を工夫するだけでもっと幼いキャラクターに見えませんか?

そのヒントはこの授業のなかで説明しています。機会があれば子供に接してみて、自分だけの「ポイント」を見つけることも大切。さあ、自分だけの「描き方」を見つけましょう!