ワコムクラブアカデミー

ゲストで表示しています ログイン

授業を受ける イラストコース

STEP.7 男女のポーズ。

平井太朗先生のコラム授業:作られる性別

この授業の先生


年配の方が思う「男らしさ、女らしさ」と、若い世代が思う「男らしさ、女らしさ」は同じモノでしょうか?

おそらくほとんどの方が「違う!」と言うことでしょう。「日本男児」なんて言葉は昔はよく使われていましたが、今ではあまり聞かなくなりましたね…と言うより、これを読んでいるあなたは「日本男児」なんて言葉があったことをご存じでしょうか…!?

大昔、ご飯を食べようと思ったら自分で動物や魚を獲ってくるか、自然に生えている植物やその実を集めてくるしかありませんでした。

正直、そのときに重要だったのは体力だったのかもしれません。強くたくましく食べものを獲ってくることのできる男性は、女性にもてたことでしょう。だって、ご飯が食べられるんですから。

今ではお金を稼いでいる方がご飯をたくさん食べられる社会なので、ちょっと事情が変わってしまいました。昔はもてたはずの男性が、今はそれほどでもなくなってしまったのかも知れません。

今自分が思っている「男らしい」「女らしい」というイメージは、人間の本能の部分だけではなく、自分たちを取り巻く環境にも左右されているようです。

それでも、人間の本能の部分はなかなか変化しません。実は男の子の方が恐がりだったり(だから強くなろうと努力するんです)、女の子の方が肝が据わっていたり(女性は自分の身を投げ打ってでも子供を守れるんですよ)、そんな部分に気付くと作品に出てくるキャラクターにも「深み」が出てくるのかもしれません。

そんな難しそうなことを言われても…と思うかもしれませんが、そうではないんですよ。今自分が感じていることを素直に作品に反映させればいいだけなんですから。大丈夫、周りにいる友達や知人がきっとあなたの作品のネタになってくれます。だから、漫画家はたくさんの友達が周りにいるととてもとてもありがたいのです。