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2005年05月25日

ワコム、パームソース社と提携
パームOS採用各社に、独自のペン入力技術提供へ

株式会社ワコム(本社:埼玉県北埼玉郡大利根町豊野台2丁目510番地1 社長:山田正彦)と、PalmSource, Inc.(パームソース・インク、本社:カリフォルニア州サニーベール 社長:デビッド ネーゲル、以下:パームソース社)は、パームソース社が供給する携帯情報端末向けのオペレーティング・システム(以下:パームOS)を採用するメーカー各社に対し、ワコム独自のペン入力方式によるインターフェイスソリューションを、両社共同で提供していくことで提携したことを発表します。これにより、パームOS採用各社は、このソリューションを利用した次世代携帯電話やPDAなどの携帯情報端末を短期に開発し、迅速に製品を市場に投入することができるようになります。



ワコムが「Palm OS Ready Program」に参加
パームソース社が取り組んでいる 「Palm OS Ready Program(パーム・オーエス・レディ・プログラム、略称POSR)」は、パームOS機器用に半導体や周辺機器技術・部品を供給する企業とパームソース社とで結ぶ提携プログラムで、これに参加した企業は「POSRパートナー」と呼ばれます。パームOS採用各社は、「POSRパートナー」より提供される詳細な情報とともに、パームOS上での動作が検証された各「POSRパートナー」独自の技術を活用する権利が与えられ、機能的なパームOS機器を迅速に市場に投入することができます。
このたび、ワコムは同プログラムに参加したことで、ATI、インテル、モトローラ、テキサス・インストルメンツなど多くの世界的ベンダーと同様に「POSRパートナー」となり、パームOS採用各社に対し、ワコム独自のペン入力技術である「ワコム・ペナブルテクノロジー®方式」を効率的に供給することが可能となります。これにより、パームOS採用各社では、わかりやすく機能的に操作できるペン入力携帯情報端末の開発の簡易化と、迅速な市場投入が可能になります。

ワコム・ペナブルテクノロジー方式の特長
ワコム・ペナブルテクノロジー方式は、液晶などのディスプレイの背面に配置した「センサー」と、高精度で筆圧感知が可能な「電池レス・コードレス電子ペン(注1)」との間で、微弱な信号のやり取りをすることで、精密なペン入力を可能にするワコム独自の技術です。この技術は、携帯電話やPDAなどの携帯情報端末のディスプレイ上で、文字や図などの正確なペン入力が可能になるだけではなく、「メニュー操作を自然にする『フライトポイント®機能(注2)』」 「ディスプレイの背後にセンサー本体を組み込むことで画像劣化を防止し、耐久性を維持できる特長(注3)」などを実現します。
また、ソフトウェアの対応によっては 「電子サイン認証」 「画面のズーミング」などの機能を容易に組み込むことが可能です。ワコムでは、すでに携帯情報端末での使用を前提にした「小型センサー」「質量1gの超小型電子ペン」「超小型ワンチップコントローラIC」などの開発を終えており、パームOS上でのワコム・ペナブルテクノロジー®方式の活用促進が期待されます。

■お問い合わせ■
【この発表に関するお客様からのお問い合わせ先】
株式会社ワコム  コンポーネント統括 営業部(担当:小野田、石崎)
電話:03−5309−1508 (土日祝日を除く)
Eメール:components@wacom.co.jp

【この発表に関する報道機関からのお問い合わせ先】
株式会社ワコム東京支社  広報室 (担当:飯村) 
電話:03−5309−1501
Eメール:wacompr@wacom.co.jp

パームソース社  (担当:Maureen O

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