2006年12月05日

ワコムの最新センサー・システム
「Penabled DualTouch」をレノボ社が世界で初めて採用
画面から電子ペンと指を使ってパソコン操作できる世界初のタブレットPC登場

株式会社ワコム（本社：埼玉県北埼玉郡、代表取締役社長：山田正彦）は本日、画面から電子ペンと指の両方でパソコンの入力操作ができる当社の最新センサー技術「Penabled DualTouch (ペナブル・デュアルタッチ)」が、世界で初めて採用されたことをお知らせします。今回採用されたのは、レノボ・ジャパン株式会社(本社：東京都港区、代表取締役社長：天野総太郎)が12月5日発表の高性能タブレットPC「ThinkPad X60 Tablet」です。 「Penabled DualTouch」は、当社の電磁誘導方式(EMR®)センサー(*1)と、抵抗膜方式(*2)センサーならびに両センサーのコントローラーを一体化して組み合わせたシステムソリューションです。この技術では、画面から直接電子ペンで文書に手書き注釈を入れたり、プレゼンテーション資料などに書き込みを入れられるほか、指で画面スクロールやメニュー操作などを手軽に行うことが可能です。また、PCシステムとのインターフェースは従来通りで、PC側の設計変更をせずにこの新機能を追加することができます。

「Penabled DualTouch」の電子ペンと指による入力操作機能は、「Microsoft® Windows®　XP」だけでなく、次期OSの「Microsoft® Windows　VistaTM」でも同様に動作します。「Windows　Vista (Home Basic版を除く)」では、マウスやキーボードだけでなく、電子ペンと指による入力操作も標準機能として搭載されます。「Windows　Vista」環境では「Penabled DualTouch」のユーザーの操作性がさらに向上することが期待されます。

*1：センサーと電子ペンとの間で微弱な信号電波のやり取りをして位置情報や操作状態を検知する当社独自の方式。 *2：指の位置や動きを圧力で検知する方式で、タッチパネルなどに使用される。

【ワコム・ペナブルテクノロジーについて】
	当社は、タブレットPC向けに開発したEMRセンサーと電子ペンの技術を「ワコム・ペナブルテクノロジー」と呼んでいます。今回開発したシステムは「ワコム・ペナブル･テクノロジー」の応用技術です。この技術を搭載した情報端末は互換性があり、同じ技術を持つ当社の電子ペンで他の端末を操作することが可能です。当社は、電子の紙とペンを誰もが直感的かつ自然に使えるようにする「ワコム・ペナブルテクノロジー 」に注力しており、この技術を幅広く供給することで、さまざまな情報端末の主要技術供給メーカーとしてグローバルリーダーをめざします。 *「EMR」は株式会社ワコムの登録商標です。 *Microsoft、Windows およびWindows Vistaは、米国 Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。

■この発表に関するお客様からのお問い合わせ先■

株式会社ワコム
コンポーネント統括 営業部 (マーケティング担当：堀江)
電話：０３−５３０９−１５０８

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株式会社ワコム 東京支社　 広報室　（担当：池田）　
電話：０３−５３０９−１５０１
Eメール：wacompr@wacom.co.jp

【株式会社ワコムについて】

株式会社ワコムは、1983年に創業し全世界で事業を展開するペンタブレット分野のグローバルリーダーです。独自の電子ペン入力技術であるペナブルテクノロジーによるコードレス＆電池レスで筆圧、消しゴム、傾き検出、デバイスIDなど先進的な機能を搭載した入力デバイスを世界に先駆けて製品化してきました。ペンタブレットの国内シェアは96.5％(2005年、BCN調べ)。また、現在、世界で生産されているほとんどのタブレットPCにはワコム製のセンサーとペンが使われています。