ニュースフラッシュ

2007年10月25日

12.1インチワイドサイズの液晶ディスプレイを搭載した
高性能ペンタブレット「Cintiq 12WX」を発売
― Intuos3の高機能を薄さ17mmのコンパクトボディに凝縮 ―

株式会社ワコム(本社:埼玉県北埼玉郡、代表取締役社長:山田正彦)は、プロフェッショナル・グラフィックス向け高性能液晶ペンタブレット「Cintiq (シンティック)」の追加ラインナップとして、12.1インチ型ワイドサイズの液晶ディスプレイを搭載した小型・軽量の「Cintiq 12WX(じゅうに・ダブリューエックス)」を11月16日より発売します。本製品は、全国家電・パソコン量販店、当社オンラインショップ「ワコムストア」などで販売します。価格はオープンですが、店頭想定価格は139,800円(税込)です。なお、ワコムストアでは本日より予約を受け付けます。

当社は、プロフェッショナルのデジタルコンテンツ制作を支援するツールとして、ペンタブレットシステム「Intuos3」シリーズと、そのテクノロジを搭載した液晶ペンタブレット「Cintiq 21UX」を販売しており、グラフィックス、画像編集、映画製作、アニメーション、Web制作、ビデオ編集、工業デザインなどの分野で、世界の多くのクリエーターに利用されています。

Cintiq 12WXは、Cintiq 21UXと比較して軽量、小型、薄型でありながら、Intuos3の高度なタブレット機能を存分に利用できる点と、フラットな画面にペンで直接入力できるため、作業を直感的に違和感なく行える点が大きな特長です。これに加えて、画面両サイドにはファンクションキーを設置しており、複数のディスプレイを使用して作業と描画を分けて作業する際の画面切り替えや、ショートカットをワンタッチで行えます。これにより、作業スタイルに合わせた高度なマルチディスプレイ環境を作り出すこともできます。また、薄さ17mmとコンパクトな設計のため、限られたスペースでの作業や、外出先での作業でも、自由な姿勢で快適に使用できます。

当社はCintiq 12WXの開発にあたり、ユーザに対する調査を行い、サイズ、利用分野、作業手順、作業環境などについて研究しました。この結果を基に、当製品をCintiq 21UXユーザのセカンダリ液晶タブレット、Intuos3ユーザの液晶タブレットへのエントリー用、デジタル・グラフィックス制作のエントリー用などとして訴求し、新規ユーザから既存ユーザまで、幅広い需要を狙います。



製品紹介サイト:http://cintiq.jp


当社は、本日より東京TOC ARIAKEで行われる展示会「Photoshop World 2007」ならびに11月3日に渋谷WOMBで開催されるクリエーターイベント「カット&ペースト」において、Cintiq 12WXを含む当社プロフェッショナル・グラフィックス・タブレット製品を紹介します。


主な特長
  • Intuos3テクノロジを搭載
    1024レベルの筆圧機能、±60レベルの傾き検出機能など、Intuos3の高度な性能を搭載しているので、描いたままを忠実に表現します。
  • 画面に直接ペンで入力
    ペンで画面に直接入力できるので、手の動きを目で確認しながら自然に操作/描画ができます。紙・ペンと同じ感覚で使うことができます。

  • 高品位な液晶ディスプレイを搭載
    WXGA(1280×800ドット)対応12.1型液晶ディスプレイで、1677万色フルカラーを表示します。ワークスペースとパレットを表示しても作業しやすい16:10ワイドフォーマットです。視野角は水平/垂直とも170゜あり、グループ作業でも画面が見えやすいように設計しています。

  • コンパクトな薄型設計でさまざまな作業スタイルに対応
    本体は約405×270×17mmのコンパクトな薄型設計です。通常の仕事場だけでなく、広い場所を取れない作業現場や、外出先で作業をする必要がある場合にも便利です。

  • クリエイティブ作業効率を向上させる「エクスプレスパッド」を搭載
    「エクスプレスパッド」を使うと、ワンタッチでショートカットや画面操作を行えるようになり、クリエイティブ作業の効率が格段に向上します。以下はその例です。
  • ワンタッチでショートカットを実行できる10個(左右各5個)のファンクションキーを搭載しています。
  • 複数のディスプレイを使用する際、操作する画面と描画する画面を別々に割り当てることができます。「マッピング画面切り替え」キーはこれをワンタッチで切り替えることができます。
  • 指で操作するトラックパッドを左右に搭載。画面の拡大縮小やスクロール、ブラシサイズの変更などが可能です。
各ファンクションキーの初期設定使いやすいようにそれぞれ設定可能

  • 作業スタイルに合わせてチルト角度を変更可能
    収納式スタンドによりチルト角度を簡単に変更し、垂直から30゜/ 65゜/ 90゜で作業することができます。フラットな状態にすることで本体を回転させながら描くこともできます。(ペン入力は65゜/ 90゜で可能)

  • 描きやすいフラットサーフェイス
    表示面のガラスとその周縁部に段差がないフラット構造です。適度なパームレストとともに、手を滑らかに動かしてストレスなく描くことができます。

製品概要
商品名
Cintiq 12WX
発売日
2007年11月16日(金)
価 格
オープン(店頭想定価格:税込139,800円)
パッケージ内容

・液晶ペンタブレット本体
・グリップペン
(消しゴム付き筆圧ペン)
・ペンスタンド
・コンバータボックス
・アナログRGB接続ケーブル
(DVI-I−アナログRGB)

・DVI接続ケーブル
(DVI-I−DVI-D)
・USB接続ケーブル
・ACアダプタ
・電源ケーブル
・ドライバCD-ROM
・マニュアル

タブレット
対応システム
Windows
  • アナログRGBあるいはDVI-DあるいはDVI-Iコネクタ、およびUSBポート標準装備のDOS/V機、NEC PC98-NX
  • 日本語 Windows Vista(※1)/XP(※1)/2000
  • CD-ROMドライブ
Macintosh
  • ビデオ出力ポート(VGAコネクタ)(※2)あるいはDVI、およびUSBポートを標準装備し、PowerPCあるいはIntelプロセッサを搭載したMacintosh
  • Mac OS X 10.3.9以降
  • CD-ROMドライブ
  ※1 64ビット版を含みます。
※2 ADC (Apple Display Connector)に接続するには別途DVI-D−ADC変換アダプタが必要です。


基本仕様
Cintiq 12WX
本体の外形寸法
405.2×269.7×17mm (W×D×H、突起部を含まず)
Cintiq 12WX
本体の質量
1.8キロ
チルト角度 30゜/ 65゜/ 90゜ (65゜と 90゜でペン入力可能)


液晶パネル
表示サイズ 12.1型 (261.12×163.2mm)
最大表示解像度 1280×800ドット
画素ピッチ 0.204×0.204mm
最大表示色 1677万色/256階調
最大輝度 180cd/u
コントラスト比 600:1
視野角 水平170゜/垂直170゜
入力信号 アナログRGB、デジタルDVI 1.0準拠
入力端子 DVI-I 29ピン×1


タブレット
読み取り可能範囲 261.12×163.2mm
読み取り分解能 最高0.005mm
読み取り精度 ±0.5mm
読み取り可能高さ 5mm
読み取り速度 最高133ポイント/秒
筆圧レベル 1024レベル
傾き検出レベル ±60゜
インタフェース USB
 

【ワコムについて】
株式会社ワコム(東証一部:)は、米国、ドイツ、中国、韓国、オーストラリア、シンガポールを拠点としてグローバルにビジネスを展開し、世界150カ国以上に製品を提供しています。1983年の設立以来、自然なインターフェイス・テクノロジーによる人とテクノロジーの融合というビジョンを基盤にビジネスを展開し、ペンタブレット、液晶ペンタブレットをはじめとするデジタル・インターフェイス・ソリューションの世界トップ・メーカーとして広く認められています。当社の入力デバイスは、先進テクノロジーを基盤にして直観的で使いやすく開発されており、デジタル・アート、映画、CG、ファッション、工業デザインなど、幅広い分野に渡り世界中で優れた作品を生み出す重要な役割を果たしています。さらに、ビジネスやコンシューマーが自分自身の個性を表現できるツールも提供しています。当社のコードレス、電池レスの筆圧機能付き電子ペンは、世界で数百万人のユーザーに利用されています。

また、デジタル・インターフェイス・テクノロジーの一つ「Penabled®(ペナブルド)」もPCメーカーなどの戦略パートナーに提供しています。高度な機能と卓越した信頼性を兼ね備えた「ペナブル・テクノロジー」は、ほとんどのタブレットPCに採用され、質の高い電子ペン環境を提供する基盤となっています。さらに、最先端のモバイル機器でもペナブル・テクノロジーは欠かすことのできない重要な役割を果たしています。


【お問い合わせ】
<この発表に関するお客様からのお問い合わせ先>
ワコムインフォメーションセンター
電話:0120−056−814 (受付時間: 9:00〜12:00 / 13:00〜18:00 土日祝日を除く)
Eメール:tablet_info@wacom.co.jp

<この発表に関する報道機関からのお問い合わせ先>
株式会社ワコム東京支社 
広報室 (担当:池田) 
電話:03−5309−1501
Eメール:wacompr@wacom.co.jp







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