2008年01月17日
ワコムの最新センサー・システム 「Penabled DualTouch」を東芝が初めて採用
株式会社ワコム (本社:埼玉県北埼玉郡、代表取締役社長:山田正彦)が提供する最新センサー技術「Penabled DualTouch (ペナブル・デュアルタッチ)」が、株式会社東芝のタブレットPCに初めて採用され、このほど北米で発売されました。このモデルは「Portege M700-S7001X」で、画面から電子ペンと指の両方で入力操作ができます。 | |
「Portege M700-S7001X」に採用された「Penabled DualTouch」とは、電子ペンを検知する当社独自の電磁誘導方式(EMRR)センサーと、指によるタッチを検知する抵抗膜方式センサーの両方を備え、しかも両センサーをひとつのコントロールボードで制御するセンサーユニット技術です。
電子ペンを使用すると、紙にペンで書き込みを行うようにパソコンの文書やプレゼンテーション資料などに直接手書き注釈を入れることができます。また、指によるタッチ操作には、触れる程度の軽い指タッチで快適に入力操作できるタイプのセンサーを採用しており、指で画面スクロールやメニュー操作などを軽快に行うことなどが可能です。電子ペンを使用するときには、タッチ入力の機能がキャンセルされるため、誤動作はありません。このことにより、PCをより直感的かつ自然に使いこなすことができます。 当社では、教育分野やさまざまな業務用途において、ペンと指タッチを両方使用してPCを直感的に操作する需要が今後増加すると見ています。今後もさまざまな関連ソリューションを開発して販売拡大を狙います。 |
【ワコム・ペナブルテクノロジーについて】 | |
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当社は、タブレットPC向けに開発したEMRセンサーと電子ペンの技術を「ワコム・ペナブルテクノロジー」と呼んでいます。今回採用された「Penabled DualTouch (ペナブル・デュアルタッチ)」はこの応用技術です。この技術を搭載した情報端末は互換性があり、同じ技術を持つ当社の電子ペンで他の端末を操作することが可能です。当社は、電子の紙とペンを誰もが直感的かつ自然に使えるようにする 「ワコム・ペナブルテクノロジー」に注力しており、この技術を幅広く供給することで、さまざまな情報端末の主要技術供給メーカーとしてグローバルリーダーをめざします。 |
【ワコムについて】 株式会社ワコム(東証一部:6727)は、米国、ドイツ、中国、韓国、オーストラリア、シンガポールを拠点としてグローバルにビジネスを展開し、世界150カ国以上に製品を提供しています。1983年の設立以来、自然なインターフェイス・テクノロジーによる人とテクノロジーの融合というビジョンを基盤にビジネスを展開し、ペンタブレット、液晶ペンタブレットをはじめとするデジタル・インターフェイス・ソリューションの世界トップ・メーカーとして広く認められています。 当社の入力デバイスは、先進テクノロジーを基盤にして直観的で使いやすく開発されており、デジタル・アート、映画、CG、ファッション、工業デザインなど、幅広い分野に渡り世界中で優れた作品を生み出す重要な役割を果たしています。さらに、ビジネスやコンシューマーが自分自身の個性を表現できるツールも提供しています。当社のコードレス、電池レスの筆圧機能付き電子ペンは、世界で数百万人のユーザーに利用されています。 また、デジタル・インターフェイス・テクノロジーの一つ「PenabledR(ペナブルド)」もPCメーカーなどの戦略パートナーに提供しています。高度な機能と卓越した信頼性を兼ね備えた「ペナブル・テクノロジー」は、ほとんどのタブレットPCに採用され、質の高い電子ペン環境を提供する基盤となっています。さらに、最先端のモバイル機器でもペナブル・テクノロジーは欠かすことのできない重要な役割を果たしています。 |
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