液晶ペンタブレットを活用した動物診療業務の事例
エルザ動物病院グループ
エルザ動物病院グループは、兵庫県姫路市を中心に地域密着型の動物病院を7病院運営しています。 地域のホームドクターとしての1次診療から高度医療まで行っており、犬・猫などの小動物診療を中心に事業展開しています。
株式会社エルザクライス
経営管理本部 業務支援部 業務企画チーム
マネージャー 前田 健博 様
2016年に電子カルテを導入するにあたり、エルザ動物医療センターで14台の液晶ペンタブレットを採用しました。現在では7病院あるグループ全体として、合計で50台以上の利用をさせていただいております。
<液晶ペンタブレットを活用した電子化のメリット>
電子カルテを導入するまでは、紙カルテに症状や処置内容を記載し、それらをファイリングしていました。そのため、診療の度に特定のカルテを探し出すことに相当な時間を要していました。電子カルテに置き換えることで、検索性が向上し、診療効率がアップできたことが最大のメリットです。
また、当院では飼主さまが複数のグループ病院間に来院されるため、カルテを共有するために頻繁にFAXでやり取りを行っていました。これも電子化によってデータの一元管理ができ、どの病院からもすべてのカルテをリアルタイムに閲覧できる仕組みになりました。
さらに、カルテには3年間の保存義務があるため、多くの保管スペースを必要としていましたが、これも電子化により保管場所の省スペース化を達成できました。
電子化における課題としては、獣医師がPC操作に不慣れであったため、電子化により患者と向き合う時間が減ってしまう恐れがありました。グループ全体で毎日診療件数500件近くの方が来院される中で、いかに診療を適切且つスピーディーにまわすかを検討した結果、キーボード入力よりも電子ペンで記載をする方が早いため液晶ペンタブレットの採用に踏み切りました。
ワコムの液晶ペンタブレットは、ペン入力の反応速度や書き味が良く、キーボード入力やマウスに不慣れな獣医師でも紙カルテへの記載と同じ感覚で簡単に入力ができたため、スムーズに紙カルテから電子カルテに移行することができました。
今後も「地域のみなさんに愛される病院」をモットーとし、地域密着型動物医療を通じて、社会に大きな貢献をしていきたいと思います。
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