株式会社GKダイナミックス 様

デザインワークに機動性と柔軟性を!
プロダクトデザイナーの活躍の幅を広げるWacom Movink 13

株式会社GKダイナミックス

株式会社GKダイナミックスは、パーソナルモビリティのデザインを通じて、生活や社会を豊かにする提案を行っています。常に「人」をデザインの中心に据え、五感を刺激し生きる活力を呼び起こし、文化として人の心に残るカタチを実装していきます。人とモビリティの可能性を探求し、自然と共生する活力ある社会の形成を目指しています。

https://www.gk-design.co.jp/dy2/

実際に世の中に実在し、動くもの(二輪車・四輪駆動車など)を中心に、数多くの製品のプロダクトデザインを手掛けてきているGKダイナミックス。
彼らが掲げるコンセプトは「人機魂源」。人と道具、人と機械、人とシステム、それらが人の精神や身体を拡張し、生きる活力を与え、社会のダイナミズムや文化の可能性を生み出す起点となること。人機魂源とは、GKダイナミックスが理想的なデザインのありかたを示すコンセプトワードです。
GKダイナミックスでは長年手掛けてきたプロダクトデザインとそのスピリットを脈々と受け継いだプロダクトデザイナーも多数いる中で、XRやGame Engineといった新しいツールやバーチャル空間を使ったデザインサロンの開設など新しい取り組みにも積極的で、デザイナーが使うツールやハードウェアについても柔軟に導入をしています。

そんなGKダイナミックスは試用レビューを経てWacom Movink 13の導入に至りました。その試用レビューにもご協力いただいたプロダクトデザイナーの市瀬更紗氏(以下市瀬氏)と安部涼氏(以下安部氏)、また顧問の松浦雅彦氏(以下松浦氏)にお話を伺いました。

プロダクトデザイナーの市瀬更紗氏(左)と安部涼氏(右)

市瀬氏「プロダクト動態デザイン部の市瀬更紗です。普段、担当している業務は、主にモビリティ(二輪車や四輪駆動車)分野においてクライアントからの依頼やコンセプトを受けて、製品のプロトタイプのイメージ、形そのものをデザインで作り出すことを行っています。」

安部氏「同じくプロダクト動態デザイン部の安部涼です。私も市瀬さんと同じチームで、プロダクトデザインをメインで担当していまして、主にモビリティ分野が多いです。」

お二人とも学生時代、デジタルでのスケッチツールはWacom Intuos Pro Mediumや安価な液晶ペンタブレットとAdobe Photoshopを主に使用してきたのですが、入社後は会社でデザイナー用に配備された大型の液晶ペンタブレットCintiq 27QHD (DTH-2700/K0)とCLIP STUDIO PAINTを使用しています。

市瀬氏「Cintiq 27QHDは27インチと大画面ですが、プロダクトを描くときに腕を動かしてきっちり線を引ける感触を大事にしていたりするので、大きい画面での利点を感じます。」

安部氏「どうしてもちょこちょこと腕が縮こまった感じで描くことになるとやりづらいというか、私たちがデザインで扱うプロダクトは動きを伴うものが多いので、大きい画面だとそれに合わせて気持ちを乗せて描けるというところはメリットですね。」

プロダクトデザイナーのワークスタイルに対応

デスクでは大型の液晶ペンタブレットを使用する一方、参画するプロジェクトによっては出向や出張があり、打ち合わせや現地作業も多くなってきているようです。そんな中、GKダイナミックスがWacom Movink 13を導入することになったいきさつについて、GKダイナミックスを長年支え続け、デザインのデジタルプロセス開発にも早くから取り組み、社内でも推進されてきた顧問の松浦氏はこう語ります。

松浦氏「Wacom Movink 13が発表されて以来、そのコンセプトに注目しており、試用レビューのお話が来たときに、社内の若いデザイナーに是非、触らせたいと思いすぐに応募させていただきました。GKダイナミックスでは2D・3D問わず様々なアプローチからデザインワークを取り入れる柔軟性のある体制を取っており、新しいハードウェアやツールについても実務の中で積極的に取り入れて評価するようにしています。Wacom Movink 13について試用したデザイナーに周りのデザイナーからの質問が多く、やはり使い勝手の良さを直感的に感じている様子でした、特にMacを使っているデザイナーからもUSBーCケーブル1本で接続して使用できるペンディスプレイとして利便性が高いと要望がありましたので、導入を決めました。」

正式に導入されたWacom Movink 13は持ち運びに特化したコンパクトなモデルですが、お二人が実務の中で使用した感想をこう語りました。

市瀬氏「箱を見てまず、『小さい!』と感じました。『中身が入っているの?』と思うくらい軽くて、開けてみると本当にWacom Movink 13とケーブルとペンのみでとにかく薄いなと思いました。『これは本当に大丈夫か?』と思うくらいでした。出張先でも『これは板型ペンタブレットなの?』とよく聞かれましたね。」

安部氏「薄い、軽いだけでなく、パソコンとWacom Movink 13を使うのに何本もケーブルを繋ぐ必要があるのかと思ったらUSB-C ケーブル1本で接続できるのが、とてもシンプルで良いと思いましたね。外出時に使用しているノートパソコンと同じサイズなので一緒にバックにすんなり入るというところも便利です。僕は小さなストロークでちょこちょこと描くこともあるので、画面のサイズは意外と気になりませんでした。」

市瀬氏「特に私たちは出張が多く、出先のクライアントさんの場所でスケッチを描くこともよくあります。
その際はタブレットPCを持ち運んで使用していました。ただ、タブレットPCに付属しているペンは電池が内蔵で重くて使いづらく、画面に描くときの視差があって描きにくかったのですが、Wacom Movink 13は本体が軽いのはもちろんペンもとても軽いですし、いつも使っているCintiq 27QHDと描き心地が近くて描きやすかったです。」

安部氏「オンラインでミーティングするときに、デスクとは別のミーティングルームなどで画面越しにスケッチを見せながら説明したりすることがあるのですが、大型の液晶ペンタブレットだと自分のデスクから動かすことができず困っていました。Wacom Movink 13だと軽量で持ち運びできるので、思いついたことをささっと描いてそれを見せながら説明するというのにすごくやりやすかったです。」

手軽に持ち運べて手軽に描ける

大型のCintiq 27QHDも使用するお二人に、Wacom Movink 13との使い分けについても伺いました。

市瀬氏「大きな液晶ペンタブレットだとしっかりとした作品を仕上げるにはとても良いのですが、『よし!描くぞ!』と気合を入れないといけないので、ちょっと大変に感じることがあります。Wacom Movink 13のようなコンパクトな画面だとポンポンとアイデアを出したり、メモのようにスケッチを描いたりが手軽にできるので、それぞれの良さを活かして使い分けもできそうです。」

安部氏「やはり大型の液晶ペンタブレットと比べて、手軽で持ち運んで描けるというのが大きいです。デザイナーがその場で絵を描いてすぐにお客様に見せると、納得してくれたり、安心していただいたり、喜んでいただいたり、コミュニケーションが円滑に進むことが多いです。ノートとペンのようにWacom Movink 13ですぐに描くことができると、初めて会うお客様からもデザイナーとしての信頼を得やすくなると思いますので、これからもガッチリ使っていきたいと思います。」

日々、コンセプトづくりやアイデアの具現化を素早く求められるプロダクトデザインの現場で、Wacom Movink 13という新たなペンディスプレイを携えて、さらに活躍の幅を広げていただきたいです。

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