京都府立医科大学附属病院

液晶ペンタブレットを活用した病理検査業務の事例

京都府立医科大学附属病院

京都の中心に位置し、東側には鴨川が流れ、西側には京都御所を眺望できるという、非常に美しい立地にあります。1,065病床からなる同院は、「世界トップレベルの医療を地域へ」を理念とし、高度で安全な医療提供に取り組んでいます。

<病理検査部門>
京都府立医科大学附属病院医学研究科 
人体病理学 病院教授 附属病院・病院病理部 部長
医学博士 小西 英一 様

小西先生が作業される検体画像

2020年、病理部門で10台程度のDTK-2451/Medicalが採用されました。
液晶ペンタブレットは、前モデルから数えると10年以上もの長い期間に渡り、ご利用を頂いております。

<病理検査の電子化のメリット>
以前、全て紙にペンで書いたものをスキャナーで取り込んでいましたが、スキャナーの性能が悪いと、画質が著しく劣化する事、また、プリントアウト、ペンで書き込み、デジタイズを繰り返すことの効率が悪く、電子化に踏み切りました。

電子化のメリットとしては、ペンやマーカーで病変の範囲をなぞり素早く塗りつぶしができる事、また電子ならではの距離を測る、連続した番号を打つ、複数の平行線を一度に記入が可能など、メリットが大きいです。
液晶ペンタブレットの導入前には、各種静電式のタッチモニター等も検討しましたが、ワコム製品を選択したのは、その特長であるスライドガラスを挟んだ状態でも上からなぞることで書き込みが可能であることが大きな理由です。

液晶ペンタブレット DTK-2451

<今後の展望・病理部門の役割に関して>
昨今、遠隔診療も導入されつつあり、遠く離れた場所でも迅速・正確にコミュニケーションが図れることが重要になってきました。液晶ペンタブレットを使用した電子化は時代にあっており、必要不可欠なように思います。
病理部門の役割は重要で、院全体の医療レベルが左右されるほどです。例えば、腫瘍細胞を迅速に正確に悪性と特定できれば、早期発見・早期治療に繋がりますが、反面そこの判断が遅れると治療そのものを始めることが出来なくなります。

今後も病理診断を通じて、医療全体に大きな貢献をしていきたいと思います。

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