宝印刷株式会社

制作業務の電子化とコストダウンを
ペーパーレス化で実現

画像:小倉 氏

宝印刷株式会社
総務部 広報IR課 課長
小倉 氏
「Wacom Oneを導入することで、出社しなくても職場と同じ生産性で自宅でも制作作業が可能となり、働き方の多様化が実現できています」

画像:小倉 氏

宝印刷株式会社
制作部 制作管理課
西出 氏
「書き心地も自然なWacom Oneを導入したことにより、デジタルと紙の両方の “良いとこどり”が実現され、制作業務が大幅に効率化されています」

ロゴ:宝印刷株式会社

宝印刷株式会社

株式会社TAKARA & COグループの中核企業である、宝印刷株式会社。1952年に創業した同社は日本の上場企業の開示(ディスクロージャー)サービスのパイオニアとして有価証券報告書や株主総会招集通知、事業報告書の作成および新規株式公開(IPO)の支援などを行っています。また、決算プロセス自動化ツール「WizLabo(X-Smart後継機)」や、ウェブ版招集通知の開発など多様な電子化へのニーズにも対応し、ディスクロージャーとIR分野におけるリーディングカンパニーとして事業を拡大し続けています。

https://www.takara-print.co.jp/

ワークフロー

制作業務の合理化を念頭に、電子化とコストダウンを意識しペーパーレス化を加速させ、業務効率化を推進

これまでの課題

•原稿の制作・校正作業で都度、発生していた大量の紙印刷をなくし、業務を効率化したい
•大量の紙の印刷や保管、廃棄にかかるコストを削減したい
•開示書類の電子化に対応したワークフローを制作部でも実現したい

取り組み

液晶ペンタブレット「Wacom One 液晶ペンタブレット13」の導入により、制作業務をペーパーレス化。自然な書き心地と持ち運びも可能な 軽量ボディにより、ストレスのない作業環境を実現。

導入効果

•ペーパーレス化により、大量の紙印刷で発生していたコストの大幅な削減や、物流が不要になることで、制作業務の効率化を実現
•テレワークでも職場の作業環境と変わらず業務が行えるようになり、多様な働き方に対応働き方改革が一気に加速
業務効率化とテレワーク推進に不可欠だったペーパーレス化

1.大量の紙印刷がテレワーク推進の足かせに

宝印刷制作部は、有価証券報告書や株主総会招集通知をはじめ、事業報告書、統合報告書など、企業の依 頼を受け様々な書類の作成を行っています。その制作部が掲げていた業務目標がペーパーレス化でした。

「これまでは、作成した原稿を印刷し修正の赤字を入れ、スキャンしてデータ化したものを校正者や入力オペ  レーターに渡していました。さらに校正者と入力オペレーターもそれを印刷して作業を行っていたので二重  出力をしていました。お客様チェック後のお戻しも含め、この作業は納品まで何度も繰り返されるため、常に  大量の紙が印刷されていました」と制作部 制作管理課 西出氏は説明します。また、大量の紙印刷が必要なことや、セキュリティ上、外部に持ち出せない印刷物もあり、働き方改革の一環となるテレワーク実施の足 かせにもなっていたといいます。

2.自然な書き心地と持ち運びの軽さから「Wacom One」を選択

紙を中心とした仕事のやり方では、コスト削減が困難であるのはもちろんのこと、業務も効率化できず、担当者の負担は増すばかりです。制作業務の電子化とペーパーレス化の実現に積極的に取り組む同社が、課題解決のために選んだのはワコムの液晶ペンタブレット「Wacom One」でした。導入の決め手は、自然な書き心地に加え、テレワークでの持ち運びにも苦労しない1kgという軽さ、13.3型のディスプレイサイズによる視認性の良さ、そして優れたコストパフォーマンスとワコムによる手厚いサポートでした。西出氏は「、ワコム  に連絡を取ってWacom Oneの実機をレンタルして、制作部のスタッフで使い心地を試してみました。液晶ペンタブレットならではの画面に直接文字が書けるという利便性はもちろん、反応も素早く、文字も綺麗に書けるので、これなら業務に十分に使える、と直感しました」と説明します。また「、テレワークで利用するとき  にも便利な仕様も評価ポイントでした。ペンも充電することなくすぐに使えるのが嬉しいですね。替え芯もあらかじめ本体に格納されており、何かあってもすぐに取り換えられるので、現場の担当者にはありがたいです」と西出氏は評価します。

3.紙とデジタルの“良いとこどり”で、テレワークでも仕事が効率化

Wacom Oneの導入により、原稿の作成や校正作業のほとんどが電子化されペーパーレス化を大きく前進させることができました。印刷にかかるコストが導入1年目で65%削減されたほか、今後は紙の保管スペース  の抑制や、廃棄処理にかかる費用の削減も期待されています。また、Wacom Oneは、テレワークの普及拡大や、自宅での仕事のやりやすさも後押ししています。「ノートPCとの併用で2画面にほぼA4と同サイズで表示で  きるようになり、ストレスなく原稿への赤字入れや修正指示の書き込みが行えるようになりました。紙と違って  書き損じたときにもすぐやり直せますし、繰り返し出てくる言葉もコピー&ペーストすれば済むなど、デジタル  と紙の両方の“良いとこどり”が実現されています」と西出氏は話します。なお、Wacom Oneは制作部で約150 台が導入されたほか、営業部門や、法規に関するチェック作業を行う研究部でも活用されており、現時点で は約200台が導入され、業務のペーパーレス化と効率化、生産性向上を支援しています。

4.ダイバーシティの推進にもWacom Oneが大きく貢献

紙の印刷にかかるコストの削減をはじめ、制作部門における業務効率化、スムーズなテレワークへの移行 など、Wacom Oneは宝印刷に様々なメリットをもたらしました。さらに、TAKARA & COグループが積極的に取り組んでいるダイバーシティの推進にも大きく貢献しています。宝印刷株式会社 総務部 広報IR課 課長の小倉氏は「、これまでは原稿を紙で出力する必要があったので原則出社となっていましたが、Wacom One の導入で自宅からでも作業が可能となり、育児や介護などで時間に制約がある社員でもフルタイムで仕事ができるようになりました」と話します。「今後もTAKARA & COグループ全体を通じて様々な業務効率化に取り組むことで働き方改革を進めていきたいと考えています。そのためのツールの1つとして、これからもWacom Oneが貢献してくれると期待しています」と小倉氏は語りました。

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