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2002/11/07
ワコム、米国A.T.クロス社と「タブレットPC用高級電子ペン」を開発
 ペン入力タブレットメーカー大手の株式会社ワコム(埼玉県北埼玉郡大利根町豊野台2-510-1、社長 小川義水)は、世界的な筆記具メーカーである米国A.T.クロス社 (米国、ロードアイランド、社長兼CEO デヴィット G. ウォーレン)と共同で、マイクロソフト社が提唱する次世代PC Tablet PC(タブレットPC)の専用電子ペン「Penabled Executive Pens for TabletPCs(ペナブル・エグゼクティブ・ペン)」を開発したことを発表します。

  今回発表する「ペナブル・エグゼクティブ・ペン」は、A.T.クロス社の世界的に高く評価されているデザイン技術とワコムのタブレットで培った高度なペン入力技術とによって開発したもので、11月7日から世界で発売されるタブレットPC(*)のうち、ワコムのタブレット技術であるPenabled Technology(ペナブル・テクノロジー)を採用している機種において使用することが出来ます。

ペナブル・エグゼクティブ・ペン
ペナブル・エグゼクティブ・ペン
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「ペナブル・エグゼクティブ・ペン」はA.T.クロス社がデザインし、なめらかでつやのあるメタリック調のフォルムはA.T.クロス社ならではの高級感がある洗練されたデザインとなっています。
 ペンはキャップつきと、キャップなしの2タイプを用意し、いずれもマウスのボタンに相当するサイドスイッチとイレイサー(消しゴム機能)スイッチを備えています。ペンはワコムの世界特許である「電池レス」のため、軽量 で長時間使用していても疲れない重心バランスを実現しています。また、ペンに内蔵した圧力センサーによって、筆のような筆圧による強弱・色の濃淡を256段階で正確に表現することが出来ます。
 ワコムは、高級感がありデザイン性に長けた付加価値のある電子ペンをタブレットPCのアクセサリーとして取り揃えることで、タブレットPCをより身近で親しみやすい製品にしていきたいと考えています。
* 今秋、全世界で発売されるタブレットPCのうち、ワコムのタブレット技術である「ペナブル・テクノロジー」を採用しているメーカーは株式会社東芝、日本電気株式会社、富士通 株式会社、日本エイサー株式会社など全世界で発売される機種のうち約8割を占めると予想しています

販売開始: 2003年春をめどに発売を予定
販売方法: 全国の主要パソコン量販店で販売します
価格  : 未定
販売目標: 販売開始後1年間で10万本(全世界で)

株式会社ワコムについて
株式会社ワコムは、昭和58年(1983年)7月創業の大手タブレットメーカーで、日本、北米、欧州、アジア・オセアニアを中心に全世界で事業を展開しています。ワコムは、コードレス&電池レスで筆圧、消しゴム、傾き検出、IDなど先進的でユーザフレンドリーな機能を搭載した入力デバイスを世界に先駆けて製品化してきました。ワコムのタブレットは、世界のソフトベンダーに支持され、創造的なコンピュータ環境の実現に貢献しています。
A.T.クロス社について http://www.cross.com/
米国ロードアイランド州に本社をおくA.T.クロス社は、150年以上の歴史と世界的な販売拠点をもつ、高級筆記具のデザイン、製造およびマーケティングの会社です。同社はタイムピースの販売およびコンピューター対応ペンの製造も展開しており、クロス・ペンコンピューティング・グループにおいては、筆記具での技術をもとに電子機器に対応するペンのデザインおよび製造を行っております。

*本リリース文に記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
(会社名、製品名ごとに、表示はされておりません)

*Penabled Technology(ペナブル・テクノロジー)について
ワコムでは、「タブレットPC」やグラフィックタブレットなどの製品に使われている、ペン 入力センサー技術や液晶パネルへの組み込みの技術を「Wacom Penabled Technology」 (ワコム・ペナブル・テクノロジー)と呼び、全世界的なブランドとして使用します。ワコムで は完成品ばかりではなく、ペン入力タブレット技術をさまざまなシステム機器分野に供給 するコンポーネント事業を行っています。応用範囲はPCに限らず携帯情報端末機器か らシステム機器、アミューズメント、玩具の分野など全世界で幅広く活用されています。
penabled wacom

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