プレスリリース バックナンバー
2006/07/11
ワコム、シンクプラス、ピーエスシーが連携医療支援ソリューションを発表
〜病診連携、在宅介護医療などにおけるコミュニケーションがより円滑に〜

ペンタブレット分野のグローバルリーダーの株式会社ワコム (本社: 埼玉県北埼玉郡、代表取締役社長:山田 正彦、以下ワコム)、Webコミュニケーションプラットフォームベンダーの株式会社シンクプラス(本社: 東京都渋谷区、代表取締役社長: 川北 潤、以下シンクプラス)、医療情報システム開発の株式会社ピーエスシー(本社: 愛媛県松山市、代表取締役社長: 相原 輝夫、以下PSC)は、3社共同で医療コミュニケーションを強化し、より医療連携を深めるためのソリューションを発表しました。

いわゆる電子カルテが法的に認められる状況となり、多くの医療機関において電子カルテの稼動が始まっています。しかしながら、その状況や効率性は千差万別であり、様々な概念を持った電子カルテシステムが混在している状況でもあります。そうした環境の中で、地域医療情報ネットワークを構築する際には、それぞれの診療所に専用端末を配備する必要性が散見されます。診療所からは紹介状、診療予約、検査予約、電子カルテの参照などが可能になりますが、全ての医療機関と患者がサービスを享受できる状況ではありません。今後、より発展していくブロードバンド環境をインフラとして、医療機関同士、医療機関と患者をシームレスに連携するソリューションの提供が急務となっています。

今回、発表しました連携医療支援ソリューションは、ワコムの提供する液晶ペンタブレットとシンクプラスの提供するコミュニケーションツールを利用することにより、専用端末を配備せずに、セキュリティを確保しつつ、既存のシステムを有効活用することができます。例えば、このシステムを利用する医療機関・診療所と患者間では、液晶ペンタブレットに表示される内容や、ペンで入力した文字・描画の情報がWebを介してリアルタイムに同期化され、同じ画面を見ることができます。これにより明確な意思の疎通が可能となり、症例検討や診断支援のサポートツールとしての利用が期待できます。さらに、この仕組みを、PSCが提供する画像ファイリングシステム「Claio(クライオ)」と連携させることで、検査・説明画像を表示させながらより深いレベルでの医療コミュニケーションが可能になります。3社はこの仕組みをソリューションとして共同で開発し、大学病院、大規模病院、診療所などの医療機関と他の電子カルテ・医療システム開発企業に向けた販売拡大を狙います。

更にワコム、シンクプラス、PSCの3社は、今後、医療分野におけるマーケット情報を共有し、共同で販売促進活動を行い、地域医療情報ネットワークの構築を支援し、医療機関および患者のより良いサービス環境の向上のニーズに応えていきます。
尚、7月12日から14日まで東京ビッグサイト(東4,5,6ホール)で開催される国際モダンホスピタルショウ2006展のワコムブース(小間番号D−75)にて今回のソリューションを参考出展いたします。


連携医療ソリューションの利用イメージ

画面の同期と描画ツールによるコミュニケーションにより
症例検討・診断支援を実現

 

※記載されている会社名、製品名等は、各社の商標または登録商標です。


■この発表に関する報道機関からのお問い合わせ先■

株式会社ワコム東京支社 広報室 担当:池田
〒164-0012 東京都中野区本町1-32-2 ハーモニータワー18F
TEL:03-5309-1501  E-mail:wacompr@wacom.co.jp

株式会社シンクプラス 経営企画室 担当:内海
〒150-0011 東京都渋谷区東3-9-19 ポーラ恵比寿ビル6F
TEL:03-5766-7077  E-mail:info@syncplus.jp

株式会社ピーエスシー 販売推進部 担当:沖野
〒790-0866 愛媛県松山市永木町二丁目1-25
TEL:089-947-3388 E-mail:support@hos.ne.jp


株式会社ワコムについて
株式会社ワコムは、1983年創業のペンタブレットメーカーで、全世界で事業を展開しています。当社は独自の入力技術「電磁誘導方式」でコードレス&電池レスの電子ペンを実現し、筆圧、消しゴム、傾き検出、デバイスIDなど、先進的な機能を搭載した入力デバイスを世界に先駆けて製品化してきました。ペンタブレットの国内シェアは96.5%。また、現在、世界で生産されているほとんどのタブレットPCにはワコム製のセンサー&ペンが使われています。詳細は同社ホームページ http://www.wacom.co.jp/ で参照できます。

株式会社シンクプラスについて

シンクプラスは、Webコミュニケーション統合プラットフォーム「Sync+」、接客型Webアプリケーション「SyncShop」のプラットフォームソリューションベンダーです。すでに存在する技術の開発ではなく、インターネットをより快適に活用するための新しい技術、製品開発を行い、世界中のユーザが保有するブラウザ通信環境を利用したコミュニケーションプラットフォームを提供しています。詳細は同社ホームページ http://www.syncplus.jp/ で参照できます。

株式会社ピーエスシーについて
株式会社ピーエスシーは医療専門のソフトウェアメーカーです。総合画像患者情報ファイリングClaio(クライオ)開発のほか、日本医師会の「日医標準レセプトソフト(通称ORCA)」の1次開発メンバーでもあり、ORCA専用電子カルテREMORA(リモラ)、その他医療情報(患者個人情報)の取り扱いに不可欠な安全性、真正性、保存性等を備えた「患者様とドクターのため」のシステムやネットワークを医師会・大学病院・地域診療所様に対して提供しております。詳細は同社ホームページ http://www.hos.ne.jp/ で参照できます。

 

 

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