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2001/11/13
ワコム ペンタブレットデバイスを米国COMDEXに出展
PCメーカー各社が2002年発売Tablet PCで採用
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 電子ペンのタブレットを開発販売する株式会社ワコム(埼玉県北埼玉郡大利根町豊野台2-510-1、社長 恵藤洋治)は、マイクロソフトコーポレーションが提唱する携帯型次世代PC、Tablet PC用のペンタブレットデバイスを米国で開催されるCOMDEX/Fallに出展します。またPCメーカー数社が、本デバイスを組み込んだTablet PCを出展します。Tablet PCは、各社から2002年以降発売の予定です。
 ペンタブレットデバイスは、Tablet PCのインク機能や手書き文字認識機能も実現できる入力デバイスで、ワコムの特許であるコードレス&電池レスで筆圧感知機能をもつ電子ペンとセンサー基板およびコントロールIC(W8001)によって構成され、Tablet PCやPDAを開発製造するメーカーにOEM供給しています。

 一般にPDAなどの携帯情報端末では従来、液晶の表面にタッチパネルを装着する方式であったため、液晶パネル本来の明るさ・色などの表示品質を損なったり、表示画面に手をつくことによって誤動作するといった問題がありました。ワコムのペンタブレットデバイスは、液晶の裏側にセンサー基板を装着するため、液晶パネル本来の表示品質を損なわず、次世代PCで求められる高画質の静止画や動画の表示が可能です。また、手つきにより誤動作することもなく耐久性・信頼性にも優れています。これらの点は、表示画面が大きく多機能を要求されるTablet PCにおいて特に重要です。

ペンタブレットデバイス
ペンタブレットデバイス

■ペンタブレットデバイスの特徴
1. 全世界のコンピュータグラフィックス分野で200万台の出荷実績を誇る当社グラフィックス・タブレットと同じ電磁誘導方式を採用。他の方式に比べ、ペンの書き味や応答速度に優れ、筆圧感知機能(512レベル)やサイドスイッチ機能など高機能化にも対応。
2. 電子ペンはφ9mmのものからPDA用φ5.5mmのスリムペン、防滴仕様ペンなど用途に合わせて各種用意。
3. センサー基板はガラスエポキシ、FPC基板(ポリアミドフィルム)、PET基板など各種材質、4.0"、6.4"、8.4"、10.4"など各種サイズに対応。
4. コントロールIC(W8001)は電源電圧3.3V、消費電力ハイスキャン時14mA、ロースキャン時3mA、スリープ時1mA以下の低消費電力設計。外形寸法10×10mm。

お問い合わせ先:tablet_info@wacom.co.jp

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