2007年09月13日

ワコム、将来に向けた新事業ビジョンを発表
ペン・テクノロジーを超え、より幅広いユーザー層に訴求

株式会社ワコム（本社：埼玉県北埼玉郡、代表取締役社長：山田正彦）は本日、今後の事業を成長させるための新しい事業ビジョンとブランド・コンセプトを発表します。 この新事業ビジョンは、世界中の人々が高度なテクノロジーを、簡単かつ自然に利用できるようなユーザーインタフェイス・ソリューションを提供していくことを明確にし、当社のこれまでの事業基盤であるペン・テクノロジー分野を超えて、更なる技術分野の拡大と、グローバルな事業成長を目指すものです。また、今回は、新しいコーポレート・アイデンティティ、ならびにコンシューマー向け新ブランドも発表します。 当社は25年に渡り、直観的で使いやすい先進的な入力デバイスを提供してきました。これらはデジタル・アート、映画、CG、ファッション、工業デザインなど幅広い分野で活用されています。当社は今後も、プロフェッショナル・クリエイターに最高のデジタル・ツールとインターフェイス・テクノロジーを引き続き提供していきます。また、これに加えて一般ユーザーが技術を生活の一部として活用し、自分自身の個性を表現できるような、新しいテクノロジーと製品を市場に投入していきます。 新しい事業ビジョンを具現化する第一歩として、幅広いユーザー層を対象にしたコンシューマー向けペンタブレットの新ブランド「Bamboo (バンブー)」をシリーズ展開します。「Bamboo」は、PC操作から文字入力、インクコミュニケーション、さらにデジタル写真加工、スケッチ／イラスト、ペインティングまで、幅広いPC操作ができるパーソナルツールです。「Bamboo」ブランドでは、PCを使って「思いを書きとめる」ことや、「自由な表現の世界」を楽しむこと、自身のユニークな発想やコメントを周囲の人に発信するためのアイテムとして、コミュニケーションを展開していきます。また今後は、プロフェッショナル・ユーザー、そして幅広いコンシューマー・ユーザー向けの新しいテクノロジーを提供していく予定です。 当社はこの新しいビジョンで、今後数年間に大きな成長を遂げるという目標を掲げました。クリエイティブ分野で得た豊富な経験と、これまで培ったノウハウを基盤にして、デザイナーやクリエイターだけでなく、ビジネスならびにホーム･ユースのコンシューマー分野にも革新的な製品を提供することによって、これを実現していきます。 また、当社の長期的なブランド戦略の中核として、「Open up. Sense more.」というブランド・コンセプトを導入します。このコンセプトは、人と技術の距離をもっと近づけることで、より創造的な世界を実現するという当社の新しいビジョンを示すものです。また、新しいアイデアや可能性を、常に新鮮な視点とオープンな姿勢で捉えたいという、私たちの姿勢を表しています。さらには、あらゆる感覚を研ぎ澄ませて、より豊かで、生き生きとした未来を切り開いていきたいという願いも表現しました。

【ワコムについて】 株式会社ワコム（東証一部：）は、米国、ドイツ、中国、韓国、オーストラリア、シンガポールを拠点としてグローバルにビジネスを展開し、世界150カ国以上に製品を提供しています。1983年の設立以来、自然なインターフェイス・テクノロジーによる人とテクノロジーの融合というビジョンを基盤にビジネスを展開し、ペンタブレット、液晶ペンタブレットをはじめとするデジタル・インターフェイス・ソリューションの世界トップ・メーカーとして広く認められています。当社の入力デバイスは、先進テクノロジーを基盤にして直観的で使いやすく開発されており、デジタル・アート、映画、CG、ファッション、工業デザインなど、幅広い分野に渡り世界中で優れた作品を生み出す重要な役割を果たしています。さらに、ビジネスやコンシューマーが自分自身の個性を表現できるツールも提供しています。当社のコードレス、電池レスの筆圧機能付き電子ペンは、世界で数百万人のユーザーに利用されています。 また、デジタル・インターフェイス・テクノロジーの一つ「Penabled®(ペナブルド)」もPCメーカーなどの戦略パートナーに提供しています。高度な機能と卓越した信頼性を兼ね備えた「ペナブル・テクノロジー」は、ほとんどのタブレットPCに採用され、質の高い電子ペン環境を提供する基盤となっています。さらに、最先端のモバイル機器でもペナブル・テクノロジーは欠かすことのできない重要な役割を果たしています。

＊新しいWebサイトは9月14日より公開します。


■この発表に関する報道機関からのお問い合わせ先


株式会社ワコム 東京支社　 広報室 池田
電話：０３−５３０９−１５０１
Eメール：wacompr@wacom.co.jp