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物心ついたころから絵を描いて遊んでいました。 色を塗ったり画材を使って描くようになったのは高校生のころ。 私が鉛筆で描いた絵に、友人が色を塗りたいと言って、コピックを使って色を塗ってくれて。そこでコピックの存在を知って感動したのを覚えています!

絵を描く事が好きな友達がいて、一緒に描いて遊んだり、見せあったりしていくうちにどんどんはまっていきました。そのうち、マンガを描いてみたいと思うようになって、絵を描く量もどんどん増えていきました。

現在楽曲制作を担当しているGom(当時歌い手として動画投稿)、shito(当時ベーシストとして演奏動画を投稿)が、ボーカロイドを使ってオリジナル楽曲を作って動画を投稿するための絵が描ける人を探していたんですが、ちょうどその頃、偶然TwitterでGomさんをフォローして。当時ボーカロイドの楽曲にすごく興味を持ち、キャラクターやイメージイラストをいろいろ描いてTwitterやpixivに投稿していたので、2人に絵を見てもらうきっかけができて声をかけてもらいました。

ペンタブレットを使いはじめたのは、高校3年生のとき。絵を描くことが好きだということを知っていた兄が、初めてのお給料でペンタブレットを買ってプレゼントしてくれました。

はじめは小さいサイズを使っていましたが、買いかえるごとにどんどん大きいサイズを試してみたくなって、現在はCintiq 22HDを使用しています。

デジタルで絵を描きはじめたばかりのときはマウスで色塗りをしていたので、とてももどかしかったんですが、ペンタブレットを使いはじめたら思うままになめらかな線が描けて、色にも濃淡がつけられるようになったので、とにかく感動しました!

昔はアナログの線画を1枚1枚スキャンして、マウスで色を塗っていたのですが、ペンタブレットを使うようになって、ラフ、下描き、ペン入れ、塗りと、全ての作業をデジタル化することができたので、効率はぐっと上がりました。いろいろな塗りや色味にも気軽に挑戦できるようになりました。

イラストを描くときは、ラフ・下書き・下塗りまではSAI、色塗り・仕上げはPhotoshop CS6です。マンガを描くときは、 CLIP STUDIO PAINTとComicStudioです。

どんどん意見を言ってくれる辛口の友達と絵の見せあいや交換を毎日のようにしていました! 今でもほめられたり、ダメ出しされたりしているので、「じゃあ次はこう描いてみよう」と意識するようになりました。 ひとりで悩んで練習するより、いろんな意見が聞ける環境にいることで自分だけでは気づけなかった発見もあったり、刺激を受けています。誰かに見てもらったり、リクエストを受けることで、自分の苦手な絵にも挑戦するきっかけになると思います。

元気なキャラクターを描くことが特に好きです! 喜怒哀楽のはっきりしているキャラクターは描いていてとても楽しいですね。

目力や口元などを意識してカワイイ表情を作ることかなと思います。

キャラクター1人だと1日、複数人や背景などの描きこみが多いものだと数日かかります。

山本ヤマト先生、藤崎竜先生、雪リコ先生、咲坂伊緒先生です。

好きな音楽を聞いたり、好きなアーティストのミュージックビデオをみたり、好きなマンガや昔よく読んだ雑誌を読んだり…とにかく好きなものに触れながらアイデアを出しています!なつかしいものをあらためて見ると、新しい発見があって面白いこともありますね。あとは電車や車での移動中の景色や動いている人、物を見てひらめくことが多いので、移動中に早く家に帰って描きたい!と、ウズウズすることがよくあります。

自然に描きたくなるまで絵と離れたり、誰かとおしゃべりをして気分を変えます。どうしても描かないといけないときは、昔のイラストを見て「あのときも大変だったけど描き上げることが出来たじゃないか!」と自分で言い聞かせて気持ちを上げています…!

あきらめず描き続けて、雑誌に投稿したり、web上に公開して、いろいろな人に自分の絵を知ってもらうきっかけを作ることが大事だと思います。

絵を描いていなかったら今何をしていただろう…と考えたとき、まったく思いつかなくて。今仲良くしている人達との出会いもなかったんだろうなと思うと、自分の大半をしめているものなんだと思います。 描くのはもちろん私自身楽しいし、それを見た人が、「私も絵を描きたくなった」「勇気をもらえた」と言ってくれることもあります。そういった意味でも私にとって絵を描くことはいろいろな人と楽しさを共有できるものです。

これから絵を描きたい人は、うまくならないと…と思う前に、とにかく好きなものを楽しく描いてほしいなと思います。すると、自然ともっともっと描きたい!と思うようになると思います。 うまくなりたい人は、1枚1枚丁ねいに仕上げること。頑張って1枚仕上げたのにうまくいかなかったところは、次の課題や目標として意識することができると思うので、私もめげずに頑張ろうと思います。

ヤマコさん プロフィール

HoneyWorksのメンバー。イラストレーター。 HoneyWorksの楽曲「告白予行練習」「初恋の絵本」「ヤキモチの答え」などの動画イラストを担当。また、CHiCO with HoneyWorksのPVも手がける。

HoneyWorks プロフィール

HoneyWorks(通称:ハニワ)は、ニコニコ動画、Youtubeなど動画投稿サイトで活動する関連動画総再生回数1億回を超えるクリエイターユニット。 メンバーはコンポーザーのGom、shito、イラストレーターのヤマコと、サポートメンバーにOji(海賊王)、モゲラッタ、ろこる、ziro、cake、AtsuyuK!がいる。 2014年1月29日、メジャーデビュー・ボーカロイドベストアルバム「ずっと前から好きでした。」をリリース、オリコンアルバムウィークリーチャート初登場4位を記録した。 2014年5月、ボカロとアニソン特化型の全国区オーディション「ウタカツ!」でグランプリに輝いたCHiCOとのコラボユニット「CHiCO with HoneyWorks」の始動を発表。 2014年11月26日にリリースしたメジャー2ndアルバムとなる「僕じゃダメですか?」は発売日のオリコンデイリーチャートにて2位、ウィークリーチャート4位を記録し、Amazonランキング大賞2015年上半期アニメ(ミュージック)第1位を獲得。 2015年7月15日には、メジャー3rdアルバム「好きになるその瞬間を。」をリリースし、オリコンウィークリーチャートにて初登場4位を記録した。 楽曲発の小説は5冊累計100万部を突破するベストセラーとなっている。 4月1日には最新作である告白シリーズ第五弾「恋色に咲け」を発売する。 また、4月23日にはHoneyWorksが原作・音楽の映画「ずっと前から好きでした。~告白予行練習~」が全国ロードショーとなる。

HoneyWorks ヤマコさんインタビュー動画公開中!

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