同校の卒業生で、イラストレーターユウキリリーとして、主にキャラクターデザインなど作家活動を行いながら、マンガ、似顔絵も手掛けるほか、デジタルアートバトルリミッツにも参戦するなど精力的に活動をされ、同校のコミックイラスト学科の学科長を務める藤田雄輝先生にWacom Movink 13をお試しいただき、製品を使用いただいた感想を伺いました。

「コミックイラスト学科では、イラストやマンガの業界に関わっていくことを志望している学生の進路指導を行なっております。作品の添削、制作のサポートなども行いながら就職や、作家活動に関してのアドバイスを行っています。

初めて使用したペンタブレットはIntuos 2です。最初はうまく使いこなせなかったのですが、現在はWacom Intuos Pro Largeを仕事場と自宅で1台ずつ、Mediumを持ち運び用に1台、アシスタント用にも1台。またWacom One液晶ペンタブレット13を自宅に1台、Wacom Cintiq Pro 24タッチモデルを1台、Wacom MobileStudio Proをアシスタント用に1台所有しています。」

「まず軽さに驚きました。自分で持っているiPadなどのタブレットよりもはるかに軽い。外でスケッチ作業なども気軽にできるようになりそうです。手に持ってのスケッチなど既存の液晶ペンタブレットだと難しかったので板型のペンタブレットで行っていたのですが、安定した描画、筆圧操作などの観点で少し不満がありました。その点Wacom Movinkは画面に直接描けて、手で持ちながら作業することもできます。筆圧感知も高くて作業しやすい点を担保したまま、厚塗りや線画の際の細かな部分の書き込みが行えるため時間短縮ができ、よりクリエイティブな部分にリソースをかけることができると思いました。また本体の熱を全く感じないので描いている際もとても快適に作業をすることに集中できました。 新しくなったWacom Pro Pen 3についてはずっとWacom Pro Pen 2を使っているためまだ慣れてはいないのですが、ボタンが３つになり、より複雑なショートカットキーなどをペンで操作することが出来るので、慣れていけば作業効率をもっと上げることができると感じました。」

「Wacom Movink 13で採用されている有機ELディスプレイは高色域でコントラスト比が高いため、自宅でカラーキャリブレーションを行った際も、キャリブレーションの前後で色の差をほぼ感じませんでした。印刷での色をかなり忠実に再現しており、特別な設定をしなくても、そのままの作業で印刷用の仕事も行う事ができるなと思いました。

「iPadなどを利用する学生が多くいますが、仕事として作業を行う上ではPC操作ができることは就活などには必須になってきますし、Wacom Movink 13を利用するメリットは2つあると思います。

1つは画面に直接描けることで、操作感含めて親しみやすいしディスプレイを通して、PCでの作業に慣れることができるという効果が期待できます。

2つ目はソフトウェアの動作や描画のスピートが接続するPCのスペックに依存するため、のちのちPCを更新する際の設備投資を考えやすいという点です。 軽量で運びやすいので教室のスペースを占領せずコンパクトなので、目的に応じて教室を変更して利用ができるのではないかと期待しています。」