工業デザイン

直感的な操作性で
デザイン制作を効率化

工業デザインのワークフローと、デザインの現場で活用されるワコム製品についてご紹介します。

市場概況のイメージ

Overview市場概況

工業デザインはインダストリアルデザインとも呼ばれており、製品を製造する上での設計や造形を担うデザイン分野です。製品が製造される過程で多くのデザイナー、設計、エンジニアリングが関わった結果、試作、量産工程を経て最終製品がプロダクトとして市場へと出ていきます。

その分野は家電、産業用機械、ロボット、船舶、自動車、建築、インテリア、鉄道、航空機、宇宙、フィギュア原型、ファッション、宝飾デザイン、歯科技工など多岐に渡ります。

企業のデザイン部門で製品を企画・デザインするデザイナーもいますが、工業デザイン専門のデザイン事務所や設計事務所に所属し様々な分野の工業製品に携わるデザイナーもいます。ワコムは工業デザインに関わるすべてのデザイナーをペンタブレット製品を通じてサポートしています。

ユースケースのイメージ

Use Casesユースケース

設計用としては産業用のCADが使われることが多く、Auto CAD、SOLIDWORKS、Maya、Rhinocerosなどが中心となっています。製造業の設計部門や建築の分野ではSketchUpや3ds MAXによるパース、モデリングが行われ、プレゼンテーション用ではAdobe Photoshopを使って施主への完成予想図の作成やコンペティション向けの資料作成が行われています。いずれも画像編集にワコムのペンタブレットや液晶ペンタブレットが多く使用されていいます。

自動車産業においては、コンセプトカーのデザイン、スケッチ、ポンチ絵の作成に「Wacom Cintiq Pro」が利用されています。CADソフトであるSOLIDWORKSやCATIAによるエクステリアデザイン制作の作業には、ポインティングデバイスとしてペンタブレットが利用され、その操作性が高く評価されています。

またキャラクタートイ・フィギュアなどのメーカーでは原型師がZBrushを使ってデジタル原型、造形製作をする上で、ペンタブレットや液晶ペンタブレットは必須のツールとなっています。直感的に使えることで高い操作性を実現し制作作業の効率化に貢献しています。
ファッションや宝飾デザインの分野においてもデザイン、造形、原型製作をする上で、ペンタブレットは欠かせません。
歯科技工においては、DentalCADとして導入されている3Shapeがペンの筆圧検知に対応しているので、一人一人の歯の形状に合わせた歯冠、補綴物の原型製作に液晶ペンタブレットが利用され作業の効率化に貢献しています。

Why Wacom?ワコムが選ばれる理由

筆圧検知を活かした描画機能と優れた色性能を備えたワコムの液晶ペンタブレットは、クリエイターが創造性を発揮し自然で直感的な制作を行うことができるクリエイティブ業界のスタンダードツール。
プロフェッショナル向けの「Wacom Cintiq Pro」シリーズは幅広いラインナップを揃えユーザーの作業スペースに応じた導入と運用が可能です。
新発売の「Wacom Movink 13」はワコム初の有機ELペンタブレット。ワコム史上 最薄・最軽量と高精細なペン機能とディスプレイ性能で、場所を選ばないクリエイティブワークをサポートします。
40年以上の歴史と多数の導入実績、国内メーカーならではの手厚いサポートで、クリエイターの期待に応えるツールをご提供します。

リモート環境でのペン操作をサポートWacom Bridge

Wacom Bridgeのイラスト

Wacom Bridgeは本社と地方スタジオ、オフィスと自宅といった離れた環境で制作を行うクリエイターをサポートするソリューションです。ローカルとリモートの両方のマシンでペンとタッチ入力を最大限に活用することができます。
ワコムは、リモートデスクトップ接続に対応したプロ向けペンタブレットおよびペンディスプレイでの作業を飛躍的に向上させる革新的なテクノロジーソリューションをSplashtopとともに開発しました。