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イラストレーター安那

神奈川県横浜市出身、大阪・京都育ち。大学を卒業後、勤務先でPOP・ポスター・広告キャラクターデザイン等を経てフリーランスに。和テイストが得意で作品には季節感を加える事が多い。
スマートフォンカバーとして描いたイラストがイラストレーターオブザイヤー2012 最優秀グッズイラスト賞を受賞。

使用タブレット
Intuos5 touch medium
使用歴
2011年ごろ
きっかけ
Wacom Creative Contest #03で最優秀賞を獲得したアーティスト、安那さん。受賞作品「雪に番傘」は雪に梅、番傘をさした女性をモチーフにした、まるで版画のような一枚です。ペンタブレットを手にしてから、わずか1年たらずでフリーランスのイラストレーターとして活躍するようになったという安那さんに、絵にかける思いを伺いました。

Intuosとの出会いが、プロのクリエイターへの道に

- 安那さんがデジタルで作品制作をするようになったのは、どのようなきっかけですか。

安那氏 小さいころからすごく絵が好きで、アトリエに通って勉強もしたりしていたんですけれど、進路に迷った末、美術系には進まなかったんです。でも、絵が得意だということで、働いていた会社でポスターや広告に使うようなイラストを描かせてもらっているうちに、やはり絵を中心に生活したいなと思って。それまではずっとアナログだったんですけれど、ネットとかで見ていると、最近はデジタルで描かれているものが多いじゃないですか。こういう絵はどうやって描いているんだろう? と調べているうちに、家電量販店でペンタブレットが売っているのに出会って。中でもワコムのIntuosがすごくいいというので、購入しました。

- Intuosを使うようになって、作品制作に変化はありましたか?

安那氏 アナログと違って、画面を見ながら手元で描くので、うまく描けるのかな? と思っていたんですけれど、最初からペンタブレットが手に馴染んで、紙に描いているのと変わらない感覚で、人物の肌の塗りや着物の柄の描きこみみたいな、それまでとは違う表現もできるようになったんです。それで、イラストの仕事を紹介してくれるエージェントのWebに登録したら、数週間くらいで、定期的に絵のお仕事もいただけるようになって。その後、勤めていた会社を辞めて、絵の道に専念するようになりました。

- デジタルで描き始めたのも、絵の仕事をされるようになったのも、本当にここ1年くらいの間の話なんですね。

安那氏 本当に、短期間にいろいろなことがあって、デジタルと出会えてよかったなと思います。自分のWebサイトなんかも当然なかったので、Intuosを買って20枚ほど作品がたまった頃に作って、そこからすぐに海外のギャラリーから依頼があったりして、見てもらう場所を作るのは大事だと思って、英語のサイトも作りました。

- まさにIntuosを手にしたことで、プロへの道が開けたんですね。

安那氏 本当に、イラストレーターとして活動できるようになったのはIntuosとの出会いのおかげなんです。デジタルでの制作をはじめて間もなくフリーランスになったので、お仕事をもらえるか心配でしたけれど、運がいいのか、すぐに依頼をいただけたので、これでやっていけるのかなって感動しました。それで今回、賞まで頂けたのですごく嬉しいです。

Intuosによるフルデジタル制作

- 作画にはどんなアリケーションソフトを使われていますか?

安那氏 Illuststudioです。いろいろ試してみて、自分にはこれが一番合うなと思いました。加工にPhotoshopを使うこともありますが、メインはIlluststudioですね。

- 工程はフルデジタルですか?

安那氏 最初にアイデアを考えるときから、PCの画面に向かって作業しています。描いたものをコピーする等、アナログはできないことがたくさんできますし、すごく塗りやすくて色も綺麗に出ますよね。着物の柄とかも手描きなんですが、すごく描きやすいです。

- デジタルでの作画技術については独学ですか?

安那氏 本を読んだり、Webで他の人が描いているものを見たりしました。ほとんど手で描いてしまっているので、もっと効率的に制作できるようにいろいろなアプリケーションソフトの機能も使えるようになっていきたいですね。

- 現在はIntuos5を使われているとのことですが、いかがですか?

安那氏 ワイヤレス機能がいいですね。膝の上に乗せて描いたり、スペースが自由にとれるのが一番いいなと思います。素材もラバー素材で手触りはすごくいいです。

和のモチーフを大切に

- 今回の受賞作もですが、和をモチーフにした作品が多いのには理由があるのですか?

安那氏 もともと、和風のものが好きで、趣味で日本舞踊を続けていることもあって、とにかく着物には馴染みがあるんです。よく京都にも行ったりして、実際に街並みをスケッチして描いたものもあります。デジタルで描き始めた頃は色々なものを描いていたんですけれど、和風の絵は海外の方からも評価をいただけることが多くて、日本舞踊の仕草なども、自分の強みとして活かしていけるのかなと思って、今はそういうものを中心に描いています。

- 着物の柄などはご自身のものを参考にされたりするんでしょうか?

安那氏 持っているものを参考にしたり、洋服とは違って帯や小物の組み合わせもあるので、この色にはこれがあうかな? といろいろ考えていますね。季節によって咲く花が違うので、作品に季節感を出すのにも、着物の柄はどの花を描くのがいいかと考えないと、絵の中でバラバラのおかしいものになってしまうんです。だから、どの絵にも何月頃っていうのがあって、中でも梅と雪を組み合わせたモチーフは多いですね。

- 受賞作にも描かれていますね。

安那氏 既存の作品のアレンジなのですが、ちょうど季節が冬だったので。以前、秋をテーマに描いた傘を持った女性の絵に、梅と雪のモチーフを加えることで、季節を冬に代えて構成しました。

- Webサイトのギャラリーを拝見すると、女性を描いた作品が多い印象です。

安那氏 イラストレーターの林静一さんの作品が好きで、自分も儚げな感じの女の子が描きたいなと思って。以前はもっと漫画っぽい絵を描いていたので、肌や髪の色も今のような描き方ではなかったんですけれど、和風の絵なら、着物をつかってそのイメージが表現できるようになった気がするんです。静一さんにはとても及びませんけれど、自分なりのタッチで着物の柄を描いていくのは楽しいですね。ひと目で私が描いた絵だって判るようになるといいな、と思っているので、自分の作風は大事にしていきたいです。

自分の絵を気に入ってもらえることが、すごく嬉しい

- お話を伺っていると、絵で仕事ができることを楽しまれているのが伝わってきます。

安那氏 絵を描いているとすごく楽しいんですよ。なにか嫌なこととかがあっても、集中して描いていると気分がよくなるんです。逆にかえってそういう時のほうが、いいものができたりして、いい様に消化できるんだなと思っていて。自分は、なんか絵が一番好きだな、というのはありますね。

- 現在は、どのようなお仕事が中心になっているんですか?

安那氏 エージェントと、Webからの依頼ですね。1月にニューヨークで開かれた展覧会に出展して、2014年にはギャラリーで個展をする予定なので、そのために大きな絵を描きためないといけないんです。また7月に開催されるクリエイターEXPOにも出展する予定です。

- こういったお仕事をしてみたい、というのはありますか?

安那氏 最近やった中で、スマートフォンのケースにイラストを描いたものがあるんですけれど、そういったグッズは他にもいろいろと作りたいですね。あとは、キャラクターデザインなんかもやってみたいです。今の作風とは違うんですけれど、アプリ用にめがねっ娘のキャラクターを描いたりもしたので、いずれは、そういうのもWebサイトで見せていきたいなと思っています。

他にも、ゲームやアニメ、漫画も大好きで、かなりのゲーマーなので、そういった仕事もやってみたいです。小学生くらいの頃は、漫画家になりたいと思って、遊びで描いてクラスの友達にみせたりしていたのですが、最近、大学のサークルの会報に掲載される、ちょっとした短編漫画ですが、他の方が考えたストーリーを私が絵にするというお仕事をさせていただきました。機会があれば、小説の表紙や 書籍の挿絵もやってみたいですね。

- Intuosを手にしてからの展開が早くて、これからどのような活動をされていくか楽しみです。

安那氏 ともかく、自分の絵を気に入って依頼していただけることが、すごく幸せなんですよ。だから求めていただけるなら、どんなことでもやっていきたいですね。もちろん和風のイラストを描けるといいな、というのはあるんですけれど、まだ仕事になって1年ばかりなので、いろんなことにチャレンジしてみたいです。

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