アニメ

デジタルアニメのワークフローを
支える液晶ペンタブレット

アニメ制作のワークフローや制作スタジオの状況、ワコム製品の活用についてご紹介します。

市場概況のイメージ

Overview市場概況

アニメ-ション産業の世界市場の規模は約25兆円、日本のアニメ産業規模は15年前と比較して約2倍の約3兆円にまで伸長しており、さらに中国、韓国、東南アジア、中東などにも市場が広がろうとしています。
Netflixなど配信プラットフォームの伸長とコロナ禍の巣ごもり需要を経て、現在ではテレビ、劇場映画、配信、ショートアニメ、PV、MV、企業CM、イベントなど、さまざまなアニメーション作品が制作されています。その題材はマンガ、ライトノベル、小説、ゲーム、オリジナル作品など多種多様です。

アニメーションの制作会社やスタジオに求められるクオリティは年々高くなっており、今では一つの作品に100人~200人を超えるクリエイターが携わっています。
各社とも作画工程のデジタル化が進み、同時にCG連携を踏まえた地方スタジオの設立、人材獲得・人材育成の取り組みが拡大しています。アニメーション業界でも働き方改革やリモートワーク導入などのDXの取り組みが急速に進んでいます。

ユースケースのイメージ

Use Casesユースケース

アニメーションの制作フローは職域ごとに分かれており、監督、演出、アニメーターによるレイアウト、ラフ原、一原、二原の作業があります。その中で総作画監督、作画監督、原画マン、動画マンがキャラクターの原画、動画を手描きで行いますが、近年はアナログ(紙と鉛筆)からデジタル作画への移行、普及が進んでいます。
ワコムの液晶ペンタブレットは筆圧、描き味、ペンの精度に優れていることからすでに多くのアニメーションスタジオに導入されており、デジタルアニメ制作には欠かせないツールと言えます。

セルシスのCLIP STUDIO PAINT、Toom BoomのStoryBoard ProやHarmony、TVPaint Animationといったアニメーション制作ソフトに加え、背景美術はAdobe PhotoshopやBlender、仕上げ作業はセルシスのPaintManやOpenToonz、撮影はAdobe After EffectsやPremiere Pro、Nuke、3DCGには3ds MAX、Maya、Blender、Substance Painterといったように、様々なソフトウェアが活用されています。ほかにもUnity、Unreal Engineを活用する動きも出てきています。その多くが液晶ペンタブレットでの作業と親和性が高く、ワコムの製品は生産性向上や作業効率向上に貢献しています。

リモート環境での制作を支えるSplashtopはワコムと共同で開発した「Wacom Bridge」と連携することにより、ペン入力の最適化機能でオフィスとリモート双方での制作業務をサポートしています。

Why Wacom?ワコムが選ばれる理由

筆圧検知を活かした描画機能と優れた色性能を備えたワコムの液晶ペンタブレットは、クリエイターが創造性を発揮し自然で直感的な制作を行うことができるクリエイティブ業界のスタンダードツール。
プロフェッショナル向けの「Wacom Cintiq Pro」シリーズは幅広いラインナップを揃えユーザーの作業スペースに応じた導入と運用が可能です。
新発売の「Wacom Movink 13」はワコム初の有機ELペンタブレット。ワコム史上 最薄・最軽量と高精細なペン機能とディスプレイ性能で、場所を選ばないクリエイティブワークをサポートします。
40年以上の歴史と多数の導入実績、国内メーカーならではの手厚いサポートで、クリエイターの期待に応えるツールをご提供します。

リモート環境でのペン操作をサポートWacom Bridge

Wacom Bridgeのイラスト

Wacom Bridgeは本社と地方スタジオ、オフィスと自宅といった離れた環境で制作を行うクリエイターをサポートするソリューションです。ローカルとリモートの両方のマシンでペンとタッチ入力を最大限に活用することができます。
ワコムは、リモートデスクトップ接続に対応したプロ向けペンタブレットおよびペンディスプレイでの作業を飛躍的に向上させる革新的なテクノロジーソリューションをSplashtopとともに開発しました。