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イラストレーター99

神奈川県出身。大学卒業後、専門学校でデジタルイラストレーションについて学ぶ。アニメ会社の背景美術部、フリーランスのイラストレーターを経て、ゲームデザイナーに。フルデジタルで、ファンタジーやSFをテーマにした海外向けのイラスト制作を行っている。CGArena.com「Excellence Award」受賞、第5回「タブレットdeアート投稿コンテスト」入選。

使用タブレット
Intuos5
使用歴
Intuos2から
きっかけ

Wacom Creative Contest #02で最優秀賞を獲得したアーティスト、99さん。海外のコンセプトアートに影響を受けたというその作品は、CG SOCIETYやCGhubといった世界中のアーティストが集まるウェブサイトでも注目されています。IntuosとPhotoshopのブラシを駆使した重厚なタッチで、まるで映画の1シーンのような作品を生み出す99さんの創作活動について伺いました。

絵を仕事にしたいと思って進んだ学校でIntuosと出会う

- 99さんは現在はどのような形で活動されているのですか。

99氏 大学を卒業後に専門学校でイラストを学んだ後に、アニメーション制作会社で背景の仕事をしていました。その後、すぐにフリーランスになって携帯ゲームのカードイラストなどを手掛けまして、現在はメーカーでデザイナーとしてソーシャルゲームアプリの開発に関わっています。

- 本格的に絵を描かれるようになったのは大学卒業後からですか。

99氏 小さい頃から絵が好きで、デッサン教室に通ったり、「ファンロード」という雑誌にイラストを投稿したりしていました。本格的にイラストレーターを目指そうと思ったのは大学3年の就職活動の時期で、どんな仕事に就きたいかを考えた時に、いままで好きだった絵を仕事にしたいと思い、専門的なことを勉強してプロを目指すことにしました。

- 「ファンロード」といえばイラストレーターや漫画家の登竜門のような雑誌でしたが、投稿していたイラストはどのようなものですか?

99氏 当時はアナログで、コピックを使って好きなアニメやゲームなどのイラストを描いていました。デジタルは2008年に専門学校のキャラクターデザイン科に入学して初めてPhotoshopとペンタブレットを使うようになって、先生や上手な人が描くのを参考にしたり、教えてもらったりして一から勉強しました。

- 初めてペンタブレットを使われたときの感覚は覚えていますか?

99氏 それまでPCで絵を描くということが全くなかったので、手描き感覚で描けるというのが嬉しかったです。それからはアナログ画材は一切使わずに100%デジタルでやっています。最初に触ったのがIntuos2で、アニメの背景を描いているときが3、フリーになって4を使うようになり、今はIntuos5と、ずっとIntuosを使っています。

- Intuos5はいかがですか。

99氏 自分の持ち味は筆使いの強弱や塗りの濃淡だと思っているのですが、Intuos5はPhotoshopでの描画で筆圧を最大限に表現できるのが良いですね。あと、ファンクションキーにはPhotoshopのショートカットやレイヤー作成やクリッピングマスクのアクションを作って登録して使っています。

海外のコンセプトアートに影響を受ける

- フリーランスとしてはどのようなお仕事をされていたのですか。

99氏 最初は携帯ゲームアプリのイラストや、企業のマスコットキャラクターを描いていましたが、2011年あたりからはスマートフォン向けのカードゲームアプリのイラストが多くなりましたね。いきなりフリーで初めても仕事がないので、まずWebでポートフォリオを作って、PixivやTINAMIといった国内の投稿サイトにイラストを載せて宣伝し、インターネット経由で仕事を請けていました。

- 国内のカードゲームだと、99さんのようなリアルタッチよりもアニメやマンガ的なイラストの方が多く求められるのでは。

99氏 その頃描いていたのは、アニメ寄りのテイストだったのですが、勉強のつもりで海外のサイトをみていたら日本のアニメテイストとは全く違う、リアルテイストだったり厚塗り系のコンセプトアートが主流で。そういった作品に影響を受けて自分でも描いてみたいなと思うようになって、有名なアーティストのチュートリアルを見ながら勉強しました。ただ、国内市場はどうしてもアニメ的な絵が求められるので、それなら需要があるところに出ればいいんじゃないかと考えて、海外に向けて絵を発信するようになりました。

- 作風が変わったことで、仕事に影響はありましたか?

99氏 カードゲームでも、海外向けのタイトルのイラストが増えました。また『神撃のバハムート』のようなリアル寄りのゲームが流行ってから、ファンタジーのリアルなイラストが求められる仕事も多くなりました。国内だとリアルテイストで描く人は少ないですが、海外にはいろんなチャンスがあると思うんです。映画でもゲームでも、色々な世界の上手い人の作品が刺激として入ってくるので、自分の幅も広がりました。

- 現在はメーカーでソーシャルゲームのタイトル開発に関われれているとのことですが、会社に入ろうと思ったきっかけは何ですか。

99氏 フリーランスとしてゲームのイラスト制作に携わる中で、もっとゲーム全体に関わってデザイナーとしての活躍の場を広げたいと思いました。コンシューマー系のゲームだと3Dが主流になっていますが、ソーシャルゲームは2Dのイラストの需要がありますし、ちょうど、今の会社が海外向けのタイトルに力を入れていこうという時期だったので、自分もそれに関われるのではないかと。

- 会社でのお仕事はどのような感じですか。

99氏 最初は海外向けタイトルのキービジュアルを描いたりしていましたが、最近はディレクションよりの仕事が多くなって、制作指示をだしたり、外注先からあがってきたイラストのレタッチなど海外の会社とやりとりをしながらゲーム内のアートディレクション的なことも、デザインの仕事と並行して行っています。

映画のワンシーンをイメージした受賞作「Knight」

- 受賞作「Knight」はどのようなコンセプトで描かれた作品ですか。

99氏 海外向けに描いたイラストのひとつで、ファンタジー映画のワンシーンをイメージして描いています。リドリー・スコット監督の映像の作り方を参考にしているんですけれど、ただ描いただけでは静止画になってしまうところに、動きのついた砂煙をを重ねることで画面に動きが生まれて臨場感が出るんです。絵を描く上でも映画のようなライティングを意識して、どこに光源・陰影を設定すればドラマチックな画面になるのかを考えて描いていますね。

- 重厚なタッチですが、どのような手順で描かれているんですか。

99氏 CGArenaというサイトにもチュートリアルを載せているんですが、白黒で陰影だけ描いたアタリを見ながら、カラーの絵に起こしていく感じで、基本的な部分はレイヤー1枚だけで、その上に砂煙やハイライトのような効果を重ねています。

- ラフの段階で線画のようなものは描かれないのですか?

99氏 下描きの段階で、線ではなく面で描いて陰影を把握してから色を置いていく描き方をしています。仕事で海外のアーティストが制作するラフもこういう形が主流です。このやり方の利点は、ライティングがわかりやすくて陰影を捉えやすいことですね。

- 国内のお仕事では線画のラフを求められることが多いのでは。

99氏 その時は、線で描いたラフを提出します(笑)。海外にも線で下描きをする人はいますが、こうしなければいけない、みたいなやり方に固執せずそれぞれ自由なテイスト、自分の一番得意な方法で描いていく人が多いので、写真を切り貼りしてラフを作る人もいれば、本当に線と点だけのアタリで描く人もいますね。こういうのは実際に見てみないとわかりませんでした。

- カスタムブラシの設定なども公開されているのですね。

99氏 アニメや漫画の絵は水彩タッチが主流だと思うんですけれど、油絵系の厚塗りではテクスチャを使うことが多く、海外のアーティストもPhotoshopのブラシをカスタマイズして、岩の質感を出せるブラシとか、水面を描くブラシなど色々工夫をしているので、自分も工夫してタッチに反映しています。映画のマットペイントのようなフォトリアル作品も多くて、そうすると現状のPhotoshopのブラシは実写的な質感とは離れているので、絵と実写の間を繋ぐのがブラシのカスタマイズだと思うんです。

- 映画のマットペイント等は、離れてみると実写にしか見えない絵でもタッチはかなり荒かったりしますよね。

99氏 それが現在のデジタルアートの世界にも反映されていて、日本だと描き込む作品が多いと思うんですけれど、海外は大きく面で捉える、大雑把に見えても実は形はちゃんとしているような作品が多いです。アートスタイルも国によって違っていて、韓国や中国は日本のアニメの影響にプラスして欧米のコンセプトアートやフォトリアルのテイストが入っている絵、中東ではそれよりもアメコミ風な絵が多く見られます。自分が描く上で参考にしたのは、アカデミックなアプローチがベースになっている欧米のフォトリアル作品で、キャラの描き方つき方や角度のつけかたを勉強しました。

海外のサイトで認められることが創作への刺激に

- 99さんのお話を伺うと、海外を志向するようになってから得られたものがかなり多いように思います。

99氏 自分の海外での基盤はCG SOCIETYというサイトなんですが、そこは一定の審査を通らないと絵が掲載されず、CG SOCIETY ARTISTという括りもあるんです。そこで世界トップレベルの人達の作品を見て、自分もそこに掲載されることを目指して描いていたので。最近は結構載るようになっていて、有名なハリウッド映画のコンセプトアートを手がけたアーティストと作品が並んでいたりして、すごく刺激になります。

- 特に目標とされるアーティストがいたりするのですか。

99氏 ステファン・マルティニエアというコンセプトアーティストで、『STAR WARS』のコンセプトアートや、ハヤカワ書房のSF小説のカバーイラストなども描いている方ですね。あと、人物を描く上では『トロン・レガシー』のキャラクターコンセプトデザインを担当したスティーブ・ユングというアーティストで、この二人からは大きな影響を受けています。

- 映画のコンセプトアートをよく見られているんですね。

99氏 海外に向けて発信するようになって、映画をよく見るようになりました。日本だと、コンセプトアートというのがそこまで認知されていないですが、海外ではコンセプトアートで作品の根本をしっかり作っていて、映画のコンセプトアート画集も多く出版されますからね。特に『STAR WARS』のコンセプトアート集が好きで買い集めて、CGサイトと併せて描き方の勉強をしていましたね。

- 国内だと、コンセプトアートやイメージボードのようなイラストを発表する場はあまり多くないのでは。

99氏 そうですね。どうしても海外にむけて発信していかないといけない。あと、どうしてもPixivなどでウケる絵が主流になるので、絵が画一的になってしまいます。海外だと多様な作風が認めてもらえるので、これから始める人は、もっと色々な人の作品を見てもいいんじゃないかと思います。

絵を描くことで、色々な企画の根幹を作りたい

- これからも海外に向けて作品を発信していかれるんですか

99氏 CG hubやCG SOCIETYを中心に発信していきたいです。特にCG SOCIETYに掲載されたことで、海外からチュートリアルの依頼や、ゲームのコンセプトアートを描いて欲しいという依頼も頂くようになったので、僕の海外発信の一番の起点です。

- サイト上で他のアーティストとの交流などもあるんですか?

99氏 Facebookを使って交流しています。DreamWorks出身のデザイナーやスティーブ・ユングさんとか有名なアーティストとも友達登録してもらって。

- これから先、99さんがクリエイターとしてやっていきたいことは。

99氏 もっと海外に発信するような仕事ができれば。いずれは海外の会社で働いたり、映画のコンセプトアートを描いたりしてみたいですね。いまの会社の仕事でも、似たような感じでゲームのキービジュアルを描いたりしていますが、ただ絵を描くだけでなく、いろいろな企画の根幹をビジュアルで作っていきたいですね。

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