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イラストレーターとみー

1983年生まれ。4年制の工業大学を卒業後、イラストレーターになる。第1回「ペンタブレットdeアート 投稿コンテスト」でグランプリを受賞

使用タブレット
Cintiq 21UX
使用歴
2001年~
きっかけ
インターネットを始めた時に友人の間でお絵かき掲示板が流行し、自分も投稿したくて購入。

油絵のようなタッチで描く

ペンタブレットを使ったイラストであればテーマは問わず応募できる「ペンタブレットdeアート投稿コンテスト」。過去の受賞作品をみると、オリジナリティが強くてクオリティが高い作品ばかり。そんなレベルの高い作品群の中から第1回のグランプリを受賞したのがイラストレーターのとみーさんだ。日本文芸社から出版されてる月刊のパズル誌 「イラストロジック」の挿絵や2009年5月に行われた同人誌即売会「コミティア88」のカタログ「ティアズマガジン」の扉絵を担当するなど、さまざまなシーンで活躍している。

イメージ写真のような背景の中に女性キャラのたたずむイラストがとみーさんの特徴で、ざっくりと描かれたタッチがとても個性的だ。絵を描き始めたのは学生の頃、カプコンのRPGシリーズ『ブレス オブ ファイア』のキャラクターデザインを手がけた吉川達哉さんの絵が好きで、イラストを集めたオフィシャルブックを購入しては何度も模写を繰り返したという。とみーさんの絵に油絵のような名残があるのは、そんな影響からではないだろうか。また、背景が写実的なのは普段からカメラを持ち歩いて「これは残しておかなければ」と思ったところを撮ってはその色合いを参考に描いているからとのことだ。

「ペンタブレットdeアート 投稿コンテスト」グランプリ受賞作品より

Cintiq 21UXを使って作業するイラストレーターのとみーさん

離れた場所から手を伸ばして描ける

とみーさんの使用環境は「ペンタブレットdeアート投稿コンテスト」でグランプリを受賞した際の賞品である「Cintiq 21UX」と以前から使用している「Intuos3」の2台のペンタブレット。ソフトはPhotoshopを使用して、下書きから着色まですべてデジタルで行われている。その中でもCintiq 21UXは液晶画面に直接ペンで描ける、アナログで描いているような操作感覚がもっとも気に入っているという。

「子供の頃に画用紙にクレヨンでガシガシ描いていたころを思い出す感覚ですね。手を動かしているだけで楽しくなるところが気に入っています。僕が絵を描くのは"楽しい"という感覚が原動力になっているのですが、Cintiq 21UXで作業をしているとその感覚を常に保ち続けることができます」

とみーさんの描き方でユニークなのが、Cintiq 21UXから離れて作業をすることがあることだろう。その理由は、Cintiq 21UXから距離をおくことにより全体像を冷静に判断したり、色塗りの段階であれば全体のバランスを確認するためだ。さらに、Cintiq 21UXのように画面が広ければ、遠く離れたところから手を伸ばして直接液晶画面に描き込める。前面パネルのほとんどが液晶面でなおかつフラットな構造になっているので、絵が現実に目の前にあるような感覚で作業ができるところも快適なところだという。

「Cintiq 21UXから離れて左右から作品を見ると"あそこを描きたい"とか"ここが変だ" "線を加えたい"というふうなところが見えてきて、その時に"すっ"と手を伸ばせばそのまま描けるのです。昔デッサンをやっていたことがあったのですが、まさしく目の前にある紙に向かって鉛筆で描くようなアナログなスタイルを実現した感覚ですね」

ティアズマガジン(コミティア)扉絵より

Cintiq 21UXは絵を描く楽しさをデジタルでも体験できる

ぼんやりとしたイメージを描きやすい

とみーさんはもちろんラフもCintiq 21UXで描く。液晶画面にペンで直接描けるのは紙に描く感覚と同じで、ぼんやりとしたイメージであってもCintiq 21UXならば描きやすいという。

「"頭の中にある構図をそのまま描きたい"というときは、Cintiq 21UXを使います。"なんとなく"を表現するようなラフを描く作業にも向いていますね」

また、通常の作業行程は「ラフ、線画、着色」の順番で行うが、Cintiq 21UXを使うと試し塗りが簡単にできるのでラフの段階から着色するような方法も行うという。

「Cintiq 21UXを使い始めてから、ラフの時点で色を乗せて試行錯誤するようになりました。ラフの段階から着色して"いいな"と思ったら、色を消して線を再び描いていくような感じです」


Cintiq 21UXは垂直から30~80度の範囲で角度を変えることができ、さらに回転して使用することができる。PCの本体からモニタケーブルが届く範囲ならば移動させて使うことも可能だ。とみーさんはキャンバスのようにモニタを垂直気味に角度をつけて使用したり、設置場所を移動させて楽な姿勢で作業したりすることもあるという。好きなときに好きな姿勢で描けるアナログ画材に近い感覚もCintiq 21UXの魅力といい、そんな使い勝手についてもこう語る。

「小さい頃、寝っ転がって絵を描いていたことがあったのですが、Cintiq 21UXを床に置いて座って描いたり、場合によっては寝っ転がりながら描くこともあります。純粋に紙があって色を塗れる画材そのもののような感じで、パソコンで絵を描くというイメージが変わりますね」

ラフの段階でざっくりと着色できるのもCintiq 21UX の魅力

イラストロジックの挿絵より

現在はイラストレーターとして活動中のとみーさんだが、マンガという新しい方向にも力を入れ始めた最中だ。ストーリーは自ら考えたオリジナル。「マンガは話とか構図とか、全部考えながらやらなければならないのが難しい」と語りながらも、まずは同人誌即売に積極的に参加して新作を販売しているという。

イメージ的なイラストが魅力のとみーさんが、マンガ家としてどのような絵とストーリーで楽しませてくれるのか。とみーさんの動向に注目だ。

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