スマートフォンやタブレット端末の普及によって、“書いて記録する”というプロセスが大きく変わりました。今までは、アナログの紙とペンを使って書く“手書き”が一般的でしたが、スマートデバイスの進化によって、書いたものを簡単にデータ化できる“デジタルノート”を使うという選択肢が増えました。
今までなんとなく「デジタルノートってなんだか便利そう…!」と思っている方も多いはず。そこで、あえてアナログノートではなくデジタルノートを使うメリットや、仕事で使える活用術をご紹介します。
アナログで書いた後、仕事で使うときは「データ化」する必要がある!
デジタルノートを使う最大のメリットは、書いた内容をデータとして保存できる点です。アイデアやメモを書く時は、アナログノートを使うことが多いと思いますが、仕事で使う場合は“データ化”する必要があります。仕事の成果物として提出する際、企画書・資料・販促物など新規にデータを作成するケースがほとんどです。手書きの情報をデータに変換する際、手書きの文字をテキストに打ち直したり、書いた絵や図をスキャナで取り込んだり…と、何かとひと手間かかります。
デジタルノートにも様々な種類がありますが、Bambooスマートパッドはアナログで書く手軽さと、データをデジタル化する便利を兼ね備えた、アナログとデジタルが両立するデバイスです。誰でもボタン1つで簡単にデータとして保存することができます。
書いたメモを一元管理することで作業効率が大幅アップ!
アナログのノートを使う時は書く内容に合わせて、何冊かノートを使うことが多いと思います。例えば、仕事用のメモやスケジュール管理、プライベートでライフログをまとめたり…など。書く内容によって、どのノートに書くか迷ったり、必要なノートをパッと取り出せなかったりといった経験はありませんか?アナログのノートを使うデメリットは、ずばり“情報の管理”です。
複数のノートを使う場合、どのノートに何を書いてあるか情報を整理する“管理工数”が発生します。欲しい情報がどこに書いたか自分で分からなくなると、検索にとても時間がかかります。
デジタルノートは、メモを全てデータとして一元管理することができます。スマホやPC端末で、いつでもどこでも書いた内容を見ることができ、その場で情報の再編集やタグをつけて管理することもできます。情報を一元化することで“管理工数”が大幅に削減し、仕事効率化につながります。
仕事に効く3つのデジタルノート活用術!
ノートや付箋など好きな紙が使える!
Bambooスマートパッドは付属のメモパッドだけでなく、ノートやコピー用紙など好きな紙を使うことができます。普段使いのノートにスケジュールを書いてデータ化したり、付箋にタスクを書いてデータ化すればTODOリストとして管理することもできます。特におすすめの使い方が付箋ノートです。付箋にメモをどんどん書いてデータに保存しておきつつ、実際のノート上では順番を変えたり再構成できます。入れ替える前のデータと比較することができるので、アイデアがどう発展していったのかプロセスを追うことができます。
チームメンバーとアイデア共有が楽々!
「Wacom Inkspace アプリ」を使えば、書いたデータをメンバーに簡単にシェアできます。リアルタイムにデータが反映されるのでブレストにも活用できます。別の無料アプリ「Bamboo Paper」を使えば、色を塗ったり、文字を書き加えたり…アイデアをさらに広げるのに便利です。保存するデータも複数から形式が選べるので、チームメンバーの必要に合わせてデータを共有し仕事を円滑に進めることができます。
手書きで書いた議事録やメモをそのままデータ化!
打ち合わせや会議など、ビジネスシーンでパソコンを使ってメモを取ることが多いと思いますが、場合によっては失礼な印象を与えてしまうケースもあります。そんな時は手書きでメモを取り、後からテキストに起こしますが、議事録を作成するのは結構時間がかかります。クラウドサービス「Inkspace Plus」(有料)を利用すれば、その場で書いたメモを自動でテキスト変換することができます。議事録を一からテキストに打ち直す手間が省けるので大幅な時短につながります。
Bambooスマートパッドは、手書きでインプットしたものをデータとしてアウトプットできる、アナログとデジタルの良い部分を併せ持ったデバイスです。アナログならではの“手書き”でしかできない表現をデータとして管理できるので、スラスラ書いてサクサクデータ変換!企画書や資料などを手軽に作れ、チームメンバーとも簡単に共有することができます。アナログノートとは一味違う、デジタルノートを使って仕事をより効率的に進めてみてはいかがでしょうか?
文・写真/やまぐち まきこ