週の初め、一日の始まり、あなたは何を思いますか?
今週のスケジュールの確認、大事な会議、取引先への訪問、プレゼンの資料準備などなど、テキパキと優先順位をつけ「よしっ!」と気合が入る時もあれば、なんだか憂鬱な気分になることもあるでしょう。でも、一日24時間は誰でも一緒。仕事に取り掛かる前や、家でのリラックスタイムなど、一日ほんの10分、ペンを持ち自分に向き合う時間を作ってみませんか?
1日10分集中して書いてみよう
手書き文字(筆跡)は「書く」という動作の結果、つまり行動の痕跡です。文字を書くときの小さな手の動きは深層心理によってコントロールされています。筆跡にはその人の行動傾向や深層心理が自然にあらわれるのです。今回は、デジタルノート「Bambooスマートパッド」を使って、文字を意識的に書くことで、自分の行動傾向や深層心理を振り返り、集中力、表現力、注意力など、ビジネスシーンで必要な力を高める文字トレーニングを紹介します。なりたい自分に近づくために、一日10分集中しながら文字を書くことを始めてみませんか?
日々の業務の中では、文字はパソコンによる入力、変換があたりまえです。小学生の頃、宿題の定番だった漢字ドリルを思い出してください。新しい漢字を覚えるとき、とめ、はね、はらいに気を付けながら何度も練習しましたね。美文字?悪筆?ここでは関係ありません。ここからは、さまざまなビジネスシーンに沿って、なりたい自分に近づくための文字トレーニングのポイントを説明しながら進めていきます。まずは、「実行」「挑戦」「信用」などの言葉を、普段通り意識せずに書いてみましょう。
Bambooスマートパッドを使えば、毎日の文字トレーニングをデータ化して保存しておくことができるので、手書き文字を通じて、1週間前の自分、一か月前の自分、会議の前と後の自分など、自身の行動と心理の変化を振り返るのに便利です。
◇会議の前、集中力を高めたい…!
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写真左の「実行」のように書いてみましょう。 |
◇プレゼン当日、自信を持って臨みたい…!
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写真左の「挑戦」のように書いてみましょう。 |
◇デスクワークでの資料作成、注意力を高めてミスを減らしたい…!
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写真左の「信用」のように書いてみましょう。 |
一日10分間の集中タイム、あなたはどの言葉を選びますか?もちろん、全部トライしてもかまいません。
一週間後、行動のちょっとした変化に気づいたら、それは深層心理が変化し始めている証です。
文/武井絵里(日本筆跡診断士協会 筆跡診断士)