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写真に絵を描く!液晶ペンタブレットを使った
フォト・ドローイングのススメ

第6回:フォトドローイングの楽しみ方について

関連製品:Wacom Cintiq 16

こんにちは、meriken gallery & cafeで活動している写真家の川本まいです。 最終章は、フォトドローイングを楽しむ方法をご紹介していきたいと思います。 フォトドローイングは写真と絵を組み合わせてみせる制作方法ですので、写真を撮ること、そして描くことのどちらも楽しめるように考えていきましょう。

①レンズの効果を使った撮影方法について

カメラを使用して撮影を行う際に知っておくべきレンズの効果についてご説明いたします。レンズによる写真の写り方の違いを知っておくことで、画面の整理がより行いやすくなります。

・広角レンズの特徴について
一般的に焦点距離の短い35mm以下のレンズは「広角レンズ」と呼ばれています。

広角レンズを使うと近くのものが大きく、遠くのものは小さく写るため遠近感のある背景写真を撮ることができます。撮影場所を広く見せたい時や、スケール感を出したい時に使用してみるといいと思います。

・望遠レンズの特徴
一般的に70mm以上のレンズは「望遠レンズ」と言われています。

望遠レンズを使うと遠くのものが大きく写り、近くのものと大きさの違いが少なくなるため遠近感の弱い写真になります。このレンズの効果のことを圧縮効果といい、背景写真の撮影の際では、圧縮効果を使用することでより画面の整理が行いやすくなります。


②写り込みを利用した背景写真の撮影について

見たままの世界を背景写真にすることもできますが、カメラで撮ってみるからこそ面白いという場所を探してみましょう。まずは、鏡や水たまりなどの反射する場所を探して背景写真にすることにチャレンジしてみると良いと思います。 写り込みの世界は、いつもと違う構図や雰囲気の背景写真に出来るためオススメです。自分だけが見つけた反射の世界を探し撮影することも楽しみましょう。

③モノクロの背景写真の撮影について

撮った写真をモノクロに変換するだけならば誰でもできますが、今回は撮影の時から色がなくなることを意識した撮影ができるように練習をしていきましょう。
今からモノクロ写真にするために、撮影の時から意識するべきポイントをご紹介いたします。

〈モノクロ写真にするために、意識するポイント2つ〉

1.光と影を見て撮影しよう

撮影時、晴れの日の場合は影が強く出てコントラストの高いモノクロ写真に仕上がります。また、日差しでできた影を模様のように画面に入れたり、逆光での撮影では建物をシルエットにして切り撮ることで切り絵のように見せることもできます。
曇りの日に撮影を行う場合は、影が弱く出るのでコントラスの弱い柔らかい写真に仕上がります。撮影を行う時に、イメージに合わせて日差しも確認できるようになれば、より背景を写真で行う意味を持たせることができるようになります。

2.色が無くなることを想像して撮影しよう

何も考えずに撮影した写真をモノクロに変換するだけですと、写っている色によってはコントラストが弱くなったり物体の境界が分かりにくい、のっぺりした写真になってしまうことがあります。最初は色がなくなったときにどんなモノトーンになるのか想像が難しいと思いますので、まずはカメラをモノクロモードに設定し、モノクロ表示になったモニターを見ながら白と黒のメリハリを確認するようにしましょう。色の情報が無くなると、点字ブロックなども模様やデザインに見えてきて面白い撮影が楽しめるようになります。


④写真を縁取って絵の表現に近づけてみよう

写真に縁を作ることで、より絵の表現に近づける方法をご紹介します。 液晶ペンタブレット(Wacom Cintiq 16)を使い、フォトショップでペン先を水彩「円ブラシ」に設定し白縁を描き込みます。そして、水彩「円ブラシ」で描き込みながら指先ツールに変更し、写真と白縁をなじませることで、写真の縁が滲んで見えるため水彩画のような表現にすることができます。

また、見せたい表現によっては、ペン先をドライメディアブラシの中の鉛筆に近いタッチの設定を選び、画面からはみ出た部分の建物の線画を描き込むことで、描きかけのイラストのように見せることもできます。
ぜひ、このような方法も参考に作品の見せ方にもこだわってみてくださいね。

以上が、フォトドローイングの楽しみ方のご紹介でした。
全6回の記事いかがでしたでしょうか。ぜひ、液晶ペンタブレットを使ったイラストと写真との融合作品を皆さんにも楽しんで制作いただければと思います。
インスタグラムにて「 #フォトドローイング 」とハッシュタグをつけていただくことで、私も皆さんの作品を拝見することができますので、ぜひ写真に絵を描くフォトドローイングの作品共有をしていきましょう。


【今回のポイント】

  • レンズの効果(広角・望遠)を使った撮影方法について
  • 写り込みを利用した背景写真の撮影をしよう
  • モノクロの背景写真の撮影について
    (1.光と影を見る・2.色が無くなることを想像する)
  • 写真を縁取って絵の表現に近づけてみよう
  • フォトドローイング作品の共有しよう(#フォトドローイング)







川本まい

1991年兵庫県生まれ。漫画を描くために、街や人を撮影していたのがきっかけで「写真」という表現方法に出会う。甲南大学理工学部在学中から写真館に勤め、人物撮影や学校アルバム編集に従事する。現在は波止場の写真学校 講師、メリケンギャラリーでは紙のソムリエとして在籍し、作品制作や用紙選びのアドバイスを行なっている。2016年6月には「写真に描く漫画展」を開催。2017年10月にはエプソンニューフォトフォーラム大阪会場にて写真に絵を描く「フォト・ドローイング」作品を発表。2018年3月にはCP+(シーピープラス)にて株式会社ワコムと共にフォト・ドローイングセッション〜写真にアートを取り込もう〜をスタートし、現在も制作を続けている。

ホームページ - http://maikawamoto.com/

メリケンギャラリー - https://meriken.jp/


液晶ペンタブレットのエントリーモデルWacom Cintiqシリーズは、ワコムのペンの描き心地をそのままに、機能は最小限に抑えたモデルです。ストロークや手の動きを高精度に再現するワコム最新のペンテクノロジーを搭載したWacom Pro Pen 2に対応。フルHD解像度のディスプレイと、自然な操作、描画ができるデザイン。液晶ペンタブレットで初めて制作してみたい方にぴったりです。

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