<株式会社サイバーエージェント Creators Clan>
サイバーエージェント内のクリエイティブ制作のため、イラストレーターや漫画家などが集まったクリエイター横断組織であるCreators Clan。
使用している製品
- Cintiq 27QHD
- Cintiq 24HD
インタビュー
Q1. 製品の利用方法や使用感はいかがですか?
絵を描いている人は全員液晶ペンタブレットを使用しています。
この会社に来て初めて液晶ペンタブレットを使用するという人や、今までアナログで作業していた人もたくさんいたのですが、ここで液晶ペンタブレットを使い出してから、全ての作業をデジタルでおこなうようになった人もいるくらい無くてはならないツールとなっています。
仕上げは板型ペンタブレットでも問題ないのですが、特に「描く」となると液晶ペンタブレットの方がすんなりでき、描きやすさや作業効率が全く違います。
Q2. ペンタブレットを導入するメリットはなんでしょう?
最初は液晶ペンタブレットを3台しか導入しておらず、制作はアナログ中心でした。実際にゲーム会社として運営していくとアウトプットは全てデジタルになるので、全てデジタル制作の方が効率的になる事と、会社として、スマートフォンでのマンガコンテンツが重要になるという判断から、絵を描く人全員に液晶ペンタブレットを導入しました。
スマートフォンで見るマンガは、引いた状態での見た目が大事になるので、液晶内で全体感を把握できる事を求められています。ですので、サイズは大きいタイプしか検討していませんでした。
Cintiq 27QHDくらい高解像度なら引いた状態でも細かく確認することができ、効率的に制作ができます。
Q3. 作品の見て欲しいポイントはどこでしょう?
「信長ストラグル -戦国炎舞外伝-」
通常のマンガのように編集とシナリオを打ち合わせて、ネームを描いた後にペン入れというスタイルで制作していますが、全員で話し合ってネタを出したり、キャラクターデザインを持ち回りで実施したりと独自の制作スタイルで行っている部分もあります。
実は毎回メインでマンガを描いている人が異なりますので、同じキャラクターでも1コマごとに描いている人が異なる場合もあります。
通常のマンガ制作では各担当が自分の担当箇所を仕上げたら、次の担当に渡す流れで作品を仕上げていきますが、この作品のように複数人でマンガを描けると、同時進行で描けて効率的に制作できるので、この点はデジタルならではのメリットだと思います。
「ジョーカー」
アプリ内のマンガは拡大できないので、文字のフォントなどは普通のマンガより全体的に大きくしています。
また、表情も小さく描くと分かりづらくなるので、アップにして表情を見せるか、それとも逆に表情が分からないコマとして描くかなど、普通のマンガよりも細かく描くというよりパッと見て、どんなシーンなのかがすぐ分かるということを気にかけています。
使用している製品は「Cintiq 27QHD」!
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