<株式会社スクウェア・エニックス>
「ファイナルファンタジー」や「ドラゴンクエスト」シリーズをはじめ、誰もが知っている大人気タイトルを数多く生み出してきた株式会社スクウェア・エニックス。
使用している製品
- Wacom Intuos Pro ほか
インタビュー
Q1. 製品の利用方法や使用感はいかがですか?
ペンタブレットは最初のアイデア出しを含めたコンセプトアートからキャラクターデザイン、背景などゲームに必要な全てのデザイン制作で使用しています。3Dソフトを使用した立体的な操作や表現もマウスでは難しいので、ペンタブレットが必要不可欠です。
キャラクターをデザインするときは頭に浮かんだアイデアやインスピレーションを即座に形にしたいのですが、Wacom Intuos Proを使うと直感的に操作できるので、イメージしたものを瞬間的に手元から描き出すことができます。
アイデアを描き出すときは細かいことでも邪魔されたくないため、摩擦抵抗の大きいエラストマー芯を使ったり、ペンのサイドスイッチなどをカスタマイズして使っています。
自分にしっくりくるようにカスタマイズできるとムダな動作を省けるので、最終的な作業スピードを速くすることができます。これがデジタルで作業するメリットですので、Wacom Intuos Proはそれを最大限に活かすことができます。
Q2. 作品の見て欲しいポイントはどこでしょう?
「ファイナルファンタジーXV オンライン拡張パック:戦友」
本作はファイナルファンタジーXVの世界が闇に包まれていく最中を描いた作品で、人々が泥臭くも力強く生き抜こうとする姿を表現していますので、世界観のデザインを通して、そのムードを感じてもらえればと思います。特に生活観のある街並みや設備などはリアルなムードを追及して制作しています。
例えば背景でゴミが散乱しているのは街を汚くしている訳ではなく、人々が慌てて逃げたため、ゴミが散乱している状況になっているということを表していたり、廃車のフロントが開いているのは中の部品だけを抜いて他で代用している状況など、「リアルさ」を表しています。
ディーゼルエンジンが搭載された武器をクラフトできるマシンも機械的な構造で矛盾がないようにディーゼルエンジン内部の仕組みまで調べて、構造に矛盾がないようにデザインしています。描いている時間よりも調べている時間の方が長くなった場合もありました。
何故この様なデザインになっているか、細かい部分まで注目しながらプレイしていただけたら嬉しいです。
使用している製品の最新モデルは「Wacom Intuos Pro」!
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