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イラストテクニック第149回/江川あきら

第149回は、江川あきらさんの登場です!PhotoshopCCを使ったイラスト作成過程を紹介します。

江川あきら
2Dデザイナー・3Dモデラーとしてコンシューマー系ゲーム会社にて勤務した後、 フリーランスとなりました。
現在はイラストレーター、3Dモデラー、専門学校講師を勤めながら、 美術展での入賞、展示会の主催、同人イベントへの参加などの活動を行っております。
純粋に"かっこいい"と感じるものづくりを目指し、 男性キャラクター・厚塗り系のイラストを主軸に制作をしています。

ウェブサイト
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各項目のサムネイルをクリックすると、制作画面のスクリーンショットか、拡大画像を見ることができます。

ラフ

今回のイラストはPhotoshopにて全て制作をしていきます。

線画を描かず、ラフから最終段階までを厚塗りで行う、スピーディーな作業のメイキングとなります。

線画作業が苦手な方や、思いついたアイディアをすぐに形にしたい方にオススメしたい、私なりの作業方法です。


まずはラフを描きます。思いつくまま秋らしい要素を画面に収めてみました。

描くのが得意な男性キャラ、そして紅葉…読書の秋…秋の空の下に投げ出した鞄… 連想ゲームのようにシチュエーションを思い浮かべながらザっといくつかメモ描きをして、 一番上のレイヤーに描いたこのラフで行くことに決めました。

決めたラフの下にレイヤーを作成し、配色を行います。

頭の中に思い浮かべた絵が霞まないうちに、色もメモのようにサッと置きます。

メモ的な作業が終わったら、今度はラフの上にレイヤーを作り色を置いていきます。

木陰で本を読んでいるなら、膝のあたりには木漏れ日があるだろう!と、光もプラスしました。

ついでにあまりにも粗すぎる箇所についても、後で見返したときに何がなんだか わからなくならないよう少し形を整えておきます

熱が冷めないうちにラフの段階でキャラの顔の雰囲気は決めておきます。

これでラフが完成です。

後日、作画を再開した時におきたかった要素を忘れないよう、ザッと描きではありながら、鞄の中のノート、本のしおり、飴玉なども全て描きました。

ラフは絵のメモであり、その絵自体の内容を決定してしまう重要な部分です。

焦らず、かつアイディアの鮮度が落ちないうちに一気にここまで作業をすると良いでしょう。

黒い線をつぶす

線画が必要な塗りであればここから線画を描いていくのですが、 今回は厚塗りで全て制作をするので線画は描きません。

別名で保存をし、ラフを結合した状態で上にレイヤーを作り、形状を整形しながら全体の作画レベルを上げていきます。

水色で囲ったような、黒く汚らしいラフの線を色で潰していくようにして、 形状を整えていきます。

消し方の参考としてこの飴玉を綺麗に直してみましょう。

まず、飴の緑色をスポイトし、その緑色で線をつぶすように、かつ形を整えるように 思い切って上から色を塗っていきます。

飴の周囲の形状を整えたい際は、周りのオレンジをスポイトして黒を消します。

これで余計な黒線が消え、飴の形状もきれいに整いました。

同じ工程をイラスト全体に施します。

黒い線を潰すように上からどんどん色を塗ることが重要です。

これで黒い線がほとんど消え、だいぶスッキリした見た目になりました。

形状調整

手のみ、形状が不自然なので自由変形を使用して修正します。

投げ縄ツールで選択した状態で、結合部分をコピー&ペーストします。

ペーストされた手を自由変形で形・位置を修正します。

線画のある塗りでは難しい調整ですが、厚塗りだからこそできる修正方法です。

不要な箇所は白や周りの色で塗りつぶして消します。

顔の描き込み

顔・髪の毛を整えます。

飴や他の部分と同じ要領で、色をスポイトしながら黒色をつぶし 形状を整えていく作業になります。

鼻の形や輪郭など、気になる箇所は全て整えましょう。

この段階で、目に明るい色を入れると、顔が垢抜けた雰囲気になります。

肌の部分にはワンポイントに赤色を入れていくと、 肌の質感が増して健康的になります。

使った色はおおよそ画像の3種類のような赤色です。

服の描き込み

次は服です。

同じく形状を整えつつ、陰影を描き込んでいきます。

色は画面からスポイトしながらチョイスします 服のシワは新しく描こうとするのではなく、ラフの時にたまたま作られた ランダムな陰影を整えるように描き込むと、色やシワの入りなどが綺麗に乗ります。

途中経過です。

黒い線がほとんど無くなり、かなり形が整ってきました。

これで服はほぼ整いました。

ついでに、頭の周辺の大きな影の落ち方も調整しています。

木漏れ日の描き込み

ここで、身体に落ちる・地面に落ちる木漏れ日を描いていきます。

色はベースの色から明度を上げた色となります。

コツとしては思い切って明るい色を置くほどコントラストが出て良いです。

何となくでいいので、イラスト外の周囲の環境を頭の隅に置きながら描くとイメージがつきやすくなります。

今回は紅葉の中、隙間から漏れる木漏れ日…とわかりやすい状況ですが、 例えば曇りの日やビーチサイドなども、同様に周りの状況を頭の隅に置きながら描くと よりリアリティのあるライティングとなります。

どのように光が当たるのかがわからない時は、写真を見たり実際に散歩をしたりして光と影を探すと良い資料になるでしょう。

説明に沿って、木漏れ日を描きました。

あまり光が多すぎても不自然、少なすぎると寂しいので、 気持ち描きすぎかなというくらいに描いてから減らしていく方法を取ると良いです。

ここから光の調整をしていきます。このままでは光なのか模様なのかがいまいちわかりにくいので、 木漏れ日の箇所にはグローを足していきます。

上に覆い焼きカラーのレイヤーを作成し、赤系色をエアブラシでぽんぽんと 塗っていきます。

木漏れ日と影のコントラストをさらに強調するために、 先程のグローのレイヤーの下に焼き込みカラーのレイヤーを作成し、薄く色を載せます。

あまりやりすぎるとCGっぽくなってしまい、絵の風合いが薄れてしまうので、軽く乗せる程度にしましょう。

影を乗せたあと、先程の工程で入れたグローが強く感じられたので、レイヤーの不透明度を下げて調整をしました。

ディテールの追加

さらに細かい箇所の描き込みを上に加えていきます。

本や落ち葉もこの時点で描いていきます。

メイキング作成時は夏なので、平成最後の夏の思い出をしおりではさんで… なんて思い出を少し加えながらディテールを描きます。

本の文字については、ブラシ設定の[間隔][サイズのジッター]を上げた状態で、横にサっと線を描くと文字のような雰囲気になります。

全体の描き込みと同時に髪や服のエッジに明るい色を加えていきます。

物体に立体感が生まれ、絵が垢抜けた雰囲気になります。

加えすぎると後光が差しているようになってしまうので、ポイントに適度に加えます。

落ち葉の描き込み

落ち葉は一枚一枚の葉を描こうとするのではなく、 大まかな陰影と色で表現すると絵の邪魔にならず、落ち着いた雰囲気を出せます。

描き方としては、まず暗い色で葉と葉の重なりの影を描き、ところどころに緑を置きます。

その上から葉っぱのイメージとなるような形状をサっと塗ると、画像のような状態に なります。色の選び方は、スポイトしたものから彩度を上下させると選びやすいでしょう。

おおかた全体の葉を描きましたが、さらにディテールを追加していきます。

全てを描き込むのは大変なので、ブラシを使って色の豊さを出します。

新規レイヤーに手描きで簡単に葉っぱらしい形を描き、ブラシに設定します。

大事なのはカラーの設定です。

描画色・背景色のジッターを高めに設定し、このようなブラシを作りました。

これだけでも大分落ち葉らしいですね!

先程のブラシで全体に色をおいてみました。

レイヤー効果を輝度にし、明暗でディテール感を出します。

先程落ち葉を描いた通常レイヤーにも少しだけブラシで落ち葉を追加しても 良いかもしれません。

仕上げ

仕上げに入ります。

描き込みを重ね全体が暗くなっているので、上に覆い焼きカラーのレイヤーを追加し、 大きなエアブラシで明るいオレンジを塗ります。

全体像が整ってきた段階ではありますが、 もう少し細かい修正や形状調整を行い全体を詰めていきます。

陰影の情報がおかしいところや形状の修正も上にレイヤーを足してさらに修正します。

この時少し粗めのブラシを使って描き込みをすると絵の味が増します。

形状調整をしつつ、エッジやポイントに水色や黄緑など、画面上に少ない色を加えます。

これを行うことで色がぶつかり合って色の深みがでたり色の鮮やかさが表現できます。

ただし、やりすぎるとガチャガチャしたり絵が汚らしく見えてしまうので、 本当に少しずつ慎重に加えるようにします。

腕が寂しかったので腕時計を足しました。

これも厚塗りならではの加筆方法かもしれません。

加筆によって全体的な明暗が少し損なわれたため、ハードライト覆い焼きカラーのレイヤーでエアブラシを使って全体のグローを再度かけます。

この時、少し粗めのブラシでサッと色を置くと、絵全体に丁度良い質感が出ます。

画像は画面右上の木の当たりをアップにしたものです

最後の最後にキャラクターの顔を調整しました。

やはりキャラクターの顔面は絵でも重要な部分となるので、全体が仕上がってもなお粘って修正することが多いです。

色が沈み気味だったので、色相・彩度でグっと底上げしました。

色についてはしばらく描いていると彩度が落ち気味になったり、逆に高すぎることも 多いので、一度休んでから確認したりすると良いでしょう。

最後に全体にアンシャープマスクをかけて完成です。

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