Product
製品から探す

  • Wacom MobileStudio Pro
  • Wacom Cintiq Pro
  • Wacom Intuos Pro
  • Cintiq
  • Intuos
  • Bamboo Smartpads
  • Bamboo Stylus

Category
タイトルタグから探す

  • 製品の選び方
  • 活用ガイド
  • Sculpting with Wacom
  • Drawing with Wacom
  • 本気で絵しりとり
  • イラストテクニック
  • 夢見る♥ペンタブレット!!
  • ~あの作品の制作環境が見たい~
  • Bamboo Blog
  • 写真に絵を描く!フォト・ドローイングのススメ

Category
カテゴリから探す

  • イラスト
  • アニメーション
  • マンガ・コミック
  • ゲーム
  • ウェブデザイン
  • グラフィックデザイン
  • デザイン
  • ムービー
  • 3DCG
  • フォト
  • コラージュ
  • お絵かき
  • ビジネス
  • ナビゲーション

イラストテクニック第170回/ゼンジ

第170回は、ゼンジさんの登場です。Photoshop、CLIP STUDIO PAINT PROを使ったイラスト作成過程を紹介します。

ゼンジ 普段はゲームのコンセプトアートなどを描いたり、書籍やメイキングなどのイラストを描いたりしております。夕焼けと星の絵を描くのが好きです。

ウェブサイト
Twitter

各項目のサムネイルをクリックすると、制作画面のスクリーンショットか、拡大画像を見ることができます。

ラフ

まずラフを描きます。

私はなるべく最終イメージが見えるように、テーマと色と雰囲気をラフでしっかりと描写しておくタイプです。

今回は『冷たい夜、夜景だけを観客に孤独な演奏をするピアニスト』のイメージです。

スキャンした鉛筆の下絵をもとにラフの線画を描き起こしますが、この時CLIP STUDIO PAINTのパース定規を使うとパースを間違えずに下絵を描くことができます。この定規をアタリにしてグリッドを描くのも有効な手段です。

キャンバスは小さいサイズで描くことによってストレスなく描写でき、その分をイメージする時間に回すことができます。

豆知識ですが、絵を9分割したラインのクロスするポイントにそれぞれの角や形のポイントが来るように描くと良い構図になりやすいです。

グリッドを大まかに描いて乗算モードにします。これはパースのアタリです。

キャラや背景などをそれぞれのパーツごとにレイヤーで分割します。

アニメでいうところの『ブック分け』という方法ですね。

下地にするだけなのでざっくりで構いません。この時、余計なデータなどがあれば捨てるフォルダに入れておきます。

分割が終わったらイラストのキャンバスサイズを大きくします。

夜空

夜空の下地を描写します。

ラフの色を拾いながら、大きなエアブラシでグラデーションを作るように描きます。

雲をシルエットから描きます。

ブラシを消しゴムにして、削るようにシルエットを作ります。

雲はコブと絞った部分を作ってシルエットにメリハリを出します。

水平線の海を描きます。

ベタ塗りで夜空の一番暗く濃い青に近い色で塗ります。

星を描きます。

ボケのないブラシで空に点を打つようにして描きます。

レイヤーモードはスクリーンか覆い焼きカラーが良いです。

夜景の町の遠景と中景を描いていきます。

固めのブラシでタッチを残しながら、輪郭がはっきりするように描きます。

ビル群にアクセントをつけるため、建設中のビルなど、変わったシルエットを持ったビルを追加します。

室内はまず固いブラシで窓の中を暗めの茶色で描いてから、上から柔らかいブラシを使い、明るめの黄色で描きます。

描いたらレイヤーモードをオーバーレイに変えてぼんやりと柔らかい光が漏れ出すような印象にします。

手前のビルの土台を描きます。

描き方は遠景と同じ固いブラシで描きます。

テクスチャ

ある程度シルエットが描けたら、『自分で撮った写真を変形』し、レイヤーモードをオーバーレイにしてテクスチャとして使います。

オーバーレイで写真を貼るため、下地の明るさは少し明るめに塗っておくのがポイントです。

ピアノ

ここからはCLIP STUDIO PAINTにツールを切り替え、ピアノを描いていきます。

メインモチーフなので細かい部分を油彩ブラシで隙間なく描いていきます。

周囲のコンクリートとの質感の差を出すため滑らかな映り込みとシャープなエッジを描写します。

と言っても映り込みは正確に描くより、ピアノの内部の色をスポイトで拾って、ある程度波型の滑らかな流れを意識して描くだけでそれらしく見えます。

鍵盤も同じで、ベタでざっくりとスケール感がわかる程度に描写をとどめます。

キャラクター

キャラクターを塗っていきます。服の模様を主線ブラシ(油彩の固いブラシ)でしっかり輪郭を取り、肌などにかっちりした影を落とします。

ひと通り影を描き終わったら、オーバーレイなどでオレンジ色の光を肌に柔らかいブラシでのせながら徐々に立体感と色味を描いていきます。

まだ仕上げではないので、ある程度ハイライトが描写出来た時点でキャラの描写は止めます。

小物

土嚢やアンテナなど、小物を描いていきます。メインではないので、油彩のガッシュブラシでざっくりと明暗で面をとるにとどめます。

落ち影

乗算レイヤーでピアノやレンガの落ち影を描きます。

ここは輪郭がしっかりしている方が良いです。

影は周囲の印象に合わせるため夜空と同じ暗い青色を選んで描きます。

乗算に変えてみて暗すぎたら、レイヤーの透明度を上下させて調整します。

ワンポイントアドバイス 影の色の選び方

ラフを描くときから、なるべく明るいエリアの色を選んで着色します。

夜空の色は地色を、彩度は高いけど明るめの青(濃紺くらい)にしていますね。真っ黒な色は使うのを避けます。

白と黒はメインモチーフを最後に目立たせるために使うため(今回の絵ではキャラとピアノがそれにあたります)なるべく彩度が高く明るめの中間色で地色を選ぶようにします。

また物体の影の部分が黒くなるのを避けるため、反射した影色にも青い色を指し色として使っています。

こうすることでベタっとした黒になるのを避け、黒いピアノがメインのモチーフとしてしっかり引き立つようになります。

光を描いていきます。

まずオーバーレイでオレンジ色を柔らかいブラシで乗せ、椅子の淵など輪郭がはっきりしているところは油彩ブラシで輪郭をハッキリと描きます。

光に厚みを持たせるため、レイヤーは一枚ではなく、ソフトライトとオーバーレイのオレンジ色を透明度を薄く何枚も重ねて徐々に明るくしていきます。

絵全体に厚みが欲しかったので、ここでスマートフォンで自分が撮った夜景の写真を張り付け、合成モードをハードライトに変えます。

この方法を使うことで、手早く絵に情報量を追加し、絵の完成度にブレイクスルーを起こすことができます。

いらない部分は消しゴムで消します。

夜景に情報量が足りなかったので、ここにも撮ってきた写真を貼ります。

光のみが欲しいので、今度はスクリーンで合成します。

ピアノの下のレイヤーに光の輪郭をエアブラシで描きます。

現実では起こらない表現ですが、これを描くことによってピアノの立体を浮かび上がらせ、神秘的な印象も絵に追加することができます。

椅子のそば、キャラクター付近にまた写真を貼り、オーバーレイで合成します。

光の粒が足されたことによってメインモチーフ周囲の情報量が高まり、目を引きやすくなりました。

建物の角にエッジの線と光を足します。これで建物の角が視認しやすくなりました。

遠景はある程度、周りの建物の色を拾って固いブラシで建物の面を塗りつぶすことで建物の遠近をはっきりさせることができます。

キャラクター周辺にソフトライトでもう一段明るい光と映り込みを描きます。

ピアノの映り込みにはシャープな印象が欲しかったので少し固い油彩ブラシで描きました。

一通り描き終わったので、レイヤーを結合したデータを用意してシャープフィルターをかけます。

これをやると一段シャープな印象になり、絵の完成度を高めるのに役立ちます。

最終調整

ツールをphotoshopに戻して、フィルターからノイズをかけます。

これは絵の全体に統一感を作るためです。

ノイズをかけたらソフトライトに変換して、透明度を好きな濃さに調整します。(40%前後がお勧めですね)

※重要:ここまで作業を終えたら絵を描くのをやめ、一晩寝かせて、翌日にまた描き始めましょう。そうすることで、目が冷静になって描いているときに見えなかった部分が修正・加筆できるようになっています。

起きてみてみると、手前の光の情報量が寂しい気がしました。

オーバーレイと覆い焼きレイヤーで手前に大きくフレアの線を描きます。

手前の光に明るさが増し、奥の夜空のとの対比が完成しました。

一通り見直して、完成です。お付き合いいただきありがとうございました。

完成イラストを見る



作品との一体感を保ちながらダイナミックに制作できるWacom Cintiq Pro 24は世界トップクラスの色精度とペンの追従性を実現するプレミアムな4K対応の液晶ペンタブレットです。

製品詳細をみる

の検索結果 : 0件のページが見つかりました。
もっと見る