イラストテクニック第185回/tapon
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ラフを元にアナログで下描きを作成します。
ラフのままだとで動きが固くて面白くないと感じたので、もう少し猫と戯れているような瞬間を描きたいと思いました。ですのでポーズから変更します。
窓枠をもっと特徴的な形にしたり、細部をよりリアルに固めていきます。
この時点では男の子もバケ猫だったらかわいいかなと思って猫耳+尻尾がついてますが、制作段階ではやめました。
線画作成

ここからデジタルで作業を行います。
下描きをスキャンして取り込み、人物の線画を作成します。
人物と猫を「丸ペン」「鉛筆R」で描きます。
ペン設定はデフォルトです。なるべくゆっくりとしたストロークで丁寧に描きます。
キャラクターの塗りの後に色トレスをするので、輪郭は少し太く描いています。
光の見え方が自分の中でブレないようにグレーを仮置きしています。
キャラの塗り


色塗りに入る前に、キャラクターの光の方向を分かりやすくするため、先に白を置いてから色を塗っていきます。
光の方向やどこが出っ張っているのかを心がけて色を塗ります。先に置いた色や白の上から厚塗りのように塗り足して、全体をより精緻に描写します。
色を塗り足すときは先に置いた色と比べて浮かないように、色価を意識して注意して塗ります。
この時書生さんが腰かけている窓枠を背景よりきわだたせるため先に描きました。