使った時に「あ、いいな」と感じたことだけを伝える。自分の感性を大切に、文房具の新しい楽しみ方、新しい魅力を教えてくれる菅未里さんに、今回Bambooスマートパッドを使っていただきました。「デジタルなツールが得意じゃないので」と少し不安を感じていた菅さん、文具ソムリエールとしての日々のなかでどう活用されたのか、お話をお聞きしました。
アイデアは、描いて、動かして、形にする
文具ソムリエールとして、菅さんは文房具の売場づくりにも携わっています。企画はすべて菅さんにおまかせ。その分、楽しく、やりがいのある仕事です。この商品陳列を考える時に、Bambooスマートパッドは「使える!」と感じたそう。売場のラフはいつも手描きで仕上げていくのですが、後から商品の位置を変えようと思ったら、その都度、消して描き直さなければなりませんでした。その点、Bambooスマートパッドは描いたラフをワンタッチでデジタル化し、タブレットPC上で絵を切り抜いて簡単に動かせる。あれこれ考えながら手直しできるから、イメージ通りの陳列案を形にすることができるそうです。また、菅さんは色を塗る作業が苦手で、緊張しながら行っていたのですが、Bambooスマートパッドなら色をつけるのも消すのも簡単(※)。アナログとデジタルの利点を活かしたツールならではの楽しさ、便利さを実感したそうです。
※色づけには「Bamboo Paper」アプリ(無料)が必要です。
データ化した商品陳列のラフ。「描画」機能の投げ縄ツールで簡単に移動。
知識は、アナログで覚える。デジタルで整理する。
文具に関する知識を学ぶ時は、必ず「紙に書く」。セミナーや取材などで話すことも考えて、知識をしっかり定着させたいと考える菅さんのこだわりです。勉強のために菅さんは普段A5の6穴バインダーノートを使っているのですが、これにBambooスマートパッドを組み合わせると、仕事で外出する時などに重宝するのだそう。いつもと同じように愛用のノートで「書いて、覚える」ということをしながら、書いたものはタブレットPCにも保存されているので、仕事先での確認用にはかさばるバインダーではなくタブレットPCを持っていけばいい。「手書きで何かを覚えたい人。ただ、手書きしたものを持ち運ぶのは面倒だと思っている人。そんな私みたいな人に、おすすめです」と菅さん。
仕事に合わせて、ノートを着替える。
その日の気分でネイルを変えるように、ノートも着替えてみたら。そう菅さんは提案します。紙の色がかわいいもの。罫線のデザインがおしゃれなもの。仕事の内容に合わせてノートも着替えれば、自然と「スイッチが入る」。気分転換にもなりモチベーションも上がるのだそう。そんなノートの使い方にも、Bambooスマートパッドはぴったり。厚さ8mm以下のものであればどんなノートやメモ帳も使える。いつでも、自分の好きなものに替えられるのです。ちなみに菅さんがBambooスマートパッドを使うときのお気に入りは「Mnemosyne(ニーモシネ)」のノート。「方眼の線の濃さが絶妙だから、文字もイラストも書きやすい」のだそうです。
手書きしたレシピを、タブレットPCで見る
以前はあまり料理をしなかったという菅さん。ある時、思い直し、レシピを教えてもらうたびに、小さなノートに書きためていったそうです。料理を作るときはもちろん、買物リスト代わりにもなって重宝していたレシピノートですが濡れた手で見ることが多いため、どうしても紙がよれてしまうのが難点でした。そこで菅さん、レシピノートもBambooスマートパッドを使って書くことにしました。紙に書いたレシピを保存し、キッチンではタブレットPCで確認できるから見やすく、紙のようにちょっとした水濡れを気にする必要がないから、とても使いやすくなったそうです。
菅 未里氏
文具ソムリエール。大学卒業後、文具好きが高じて雑貨店に就職し、ステーショナリー担当に。現在は、文具ソムリエールとしてメディアで文房具の紹介、執筆、撮影協力などの活動を行っている。