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イラストレーター
トマリ

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人気ライトノベル『友達の妹が俺にだけウザい』『スパイ教室』のイラストや、ホロライブ5期生・獅白ぼたんのキャラクターデザイン等で知られるイラストレーターのトマリさんによる「Wacom Cintiq Pro 24」を使ったライブペインティングを公開!(2021年5月6日撮影)

※ブラウザで動画が再生されない場合はYoutubeのワコムチャンネルでご覧ください。

Drawing with Wacom 118/ トマリ インタビュー

トマリさんのペンタブレット・ヒストリー

「遊泳通学」(2021)絵師100人展 11出展作品
©産経新聞社/トマリ

――トマリさんがデジタルで絵を描き始めたのはいつごろからですか?
高校生の頃に手描きブログが流行っていて、それまでアナログで描いてスキャンする様な方法しか知らなかったので、みんなどうやってこんなに上手く描いているんだろうと調べてみたんです。ペンを使ってPCで絵を描けるペンタブレットというものがあるんだと知って、誕生日プレゼントとして父親に買ってもらったBamboo(CTH-460)で手描きブログに絵を投稿するようになったのが、デジタルで絵を描き始めたきっかけですね。しばらくしてpixivにも絵を載せたいと思い、当時、絵を描いている人の間で絶大な人気だったSAIを使って描くようになりました。

――そこから液晶ペンタブレットを使うようになったのは?
BambooからIntuos5に買い替えて、なんて描きやすいんだと感動していたのですが、ゲーム制作会社で働き始めた時に使いたい機材を聞かれて、ずっと使ってみたかった液晶ペンタブレットのCintiq 13HDを支給してもらったんです。その使い心地があまりにもよかったので、自分でもCintiq 13HDを買いました。液晶ペンタブレットだと全て手元でコントロールできるので、ペンと画面が分かれている板型よりも直観的に描けるんです。曲線も手を動かした通りに描けるので、描いて消しての繰り返しが減りました。私は厚塗りみたいに色を重ねて形をとるのではなく、線画で決めるタイプの絵柄なので本当にやりやすくなりましたね。

――現在の作業環境はどのようなものですか?
少し前に引っ越ししたのを機に、Wacom Cintiq Pro 24を購入して使っています。PCは買い替えたばかりで、IIYAMAのクリエイター向けPC(CPU:intel Core i9-11900/RAM:32GB)にサブディスプレイとしてEIZOの24インチディスプレイ(FlexScan EV2450)を繋いでデュアルディスプレイにしています。Wacom Cintiq Pro 24は別売のWacom Ergo Standで最大まで立てていて、左手デバイスとしてロジクールのG13を使っていますが、Cintiq 13HDで一部のショートカットを画面横のファンクションキーに登録していた習慣でつい画面の横に手をやってしまうので、ExpressKey Remoteを買って画面左手に置いています。

――Wacom Cintiq Pro 24の使用感はいかがですか。
まず色が綺麗だなと思いました。画面も広くて見やすいので、絵を描いている時にキャンバスを動かす回数も減りましたね。私はそんなに筆圧が強くない方なんですけれど、Wacom Pro Pen2は筆圧感知のレベルも高くて、本当に細い線で描くことができるのが凄いなと感じます。液晶に保護フィルムを貼ろうと思っていたんですけれど、実際に使ってみると液晶画面はペンの跡や傷がつくこともなく、滑らかな描き心地もちょうどいい感じだったのでそのまま使っています。

ト マ リ さ ん の 作 業 環 境

IIYAMA「SENSE∞」ブランドのPC(CPU:intel Core i9-11900/RAM :32GB)にWacom Cintiq Pro 24とEIZOの24インチディスプレイ(FlexScan EV2450)を接続して使用。Wacom Cintiq Pro 24はWacom Elgo Standで最大まで立てて描いている。サブデバイスはlogicool G13とExpressKey Remoteを併用。作画には主にCLIP STUDIO PAINTを使う。
机はWacom Cintiq Pro 24に合わせて買った電動の昇降機能つきデスクで、座りっぱなし防止のため立って作業することもできる。キーボードは収納トレイでデスクの下に収まっている。

トマリさんのクリエイティブ・スタイル

ファンタジア文庫『スパイ教室』
1巻表紙イラスト(2020) KADOKAWA 刊
©竹町/トマリ

――トマリさんが普段、お仕事で絵を描く時のワークフローを教えてください。
仕事の場合はクライアントの希望に忠実に応えつつ、なにかひとひねり加えて映える画面作りをしたいという気持ちがあるので、過去に撮った写真や資料画像を見ながら半日くらい構図やレイアウトを考えます。ラフも2パターンは出したいと思っていますが、自分の推しとは違う絵が選ばれるとモチベーションも低下してしまうので、推したい方に強く二重丸を付けたり、最初は1枚だけ提出して、違うと言われたらセカンドパターンを出す感じでやりとりを進めます。

――具体的な作画の作業工程はどのようになっていますか。
CLIP STUDIO PAINTでキャンバスに太さが変わらないブラシでキャラクターの顔や手の位置のアタリを描いていきます。画面の密度が求められるソーシャルゲームの仕事をしていた頃の習性で、空間があると何か追加したくなってしまうので、最初の段階で埋める部分と抜く部分を軽く決めてしまう様にしています。

――ドローイングではラフの段階から完成形に近い詳細さで描かれているのに驚きました。
クリンナップの時に上からなぞるだけでいいくらいの線にしておかないと、描いているうちに迷いがでてしまうんです。線画でああでもないこうでもないと詰め始めると線から柔らかさが消えてしまい、結果的に硬い絵になってしまうのでよくないなと思っていて。仕事でも、クライアントに提出するラフでしっかりイメージを伝えきらないとフィードバックのやりとりが増えてしまうので、最初のラフで完成イメージがぶれないところまでもっていきたいと思って描いています。

――線画をクリンナップする前に軽く影になる部分を塗ってみるのはなぜですか。
ざっくりとした影をのせてみて、奥行きや遠近感を確認することで線画が平坦にならない様に意識できるのと、次の色塗りで迷わないためのガイド的な役割ですね。線画は、以前は黒で描いていましたが、それだと味気ない絵になりがちなので今は少し赤みのある色でクリンナップしています。仕上げ段階で線に色を加えるやり方もありますけど、最初から色のついた線で描いてしまって、顔の周りや必要な部分だけさらに薄い色で整えて仕上げる方が効率的かなと。

――トマリさんの絵は明るい色味の絵でもギラギラしない落ち着いた塗りが印象的ですが、塗り工程はどのような感じでしょうか。
パーツ毎にレイヤーを作って塗りつぶしとブラシで塗り分けを作っていきますが、後の工程で色を重ねていくので、最初は明度が高く彩度が低い、あまり強くない色を使います。そこから絵によって全面に影を置いてから光を入れていくパターンと、少しずつ影を塗り足していくパターンの二通りのやり方があるんですけれど、今回のドローイングでは逆光にしたかったので前者のパターンで塗りました。影の端から透明色で削って光を表現しつつ、髪の毛の流れは固めのブラシでシャープな影を入れることが多いです。影の上からスクリーンで明るい色を重ねていくこともありますが、今回は全体的に白っぽい絵で合成すると塗りが飛んでしまいそうなので全て透明色を使いました。

VTuber「獅白ぼたん」立ち絵(2020)
©2016 COVER Corp.

――線画や塗りに使うブラシはどのようなものですか?
使う頻度が高いブラシはありますが、ダウンロードしたものとか気分でブラシを変えることが多いので、線画はこれだけとか、これは塗りにしか使わないみたいな定番のブラシというのがあまりないんです。仕事の絵だとブラシを変えてしまうとタッチも違ってしまうので、作品ごとに統一感があるようにしています。例えばライトノベルだと『友達の妹が俺にだけウザい』(三河ごーすと/SBクリエイティブ)はキャラクターの単体絵が映えるような線が綺麗に見えるブラシ、『スパイ教室』(竹町/KADOKAWA)は背景を含めた1枚絵的な印象の表紙になるので線が悪目立ちせず、塗りもライティングが馴染むようなブラシを使うことで作品の雰囲気に合わせていますね。

――絵を描いていく中で特に意識している工程はありますか。
ソーシャルゲームのカードイラストやVTuberの立ち絵などは線画で顔が可愛く見えることを意識していますが、一枚絵では背景を含めた世界観を演出するためのライティングが最重要だと思っています。仕上げ段階でスクリーンやオーバーレイなど様々なレイヤーモードを使って試行錯誤しながら手を加えているのですが、この作業の有無で完成した絵の密度がぜんぜん違ってくるので、カラーイラストを描く時は特にこだわっている部分ですね。写真や映画を観ていて、このライティングがいいなと思うものがあれば真似してみたり、自分の絵に落とし込んでみたりもしています。

――女の子のキャラクターを可愛く描く上で重要なポイントは?
「目力」は大切にしています。私の絵柄はそんなに描き込みが多くないので、あまり瞳をキラキラさせるとそこだけ現実感が薄れてしまうんですけれど、目が綺麗だと吸い込まれるような空気感が出るので、線や色選びは重要ですね。やはり他のパーツに比べて描き込みの密度は高くなるので、全体のバランスを観ながら手を入れています。表情や髪型などキャラクターの顔周りで満足できないと全体の完成度も低くなってしまうので、いちばん時間をかけている部分ですね。

――トマリさんの描くキャラクターの目には、デフォルメされた可愛さだけでない不思議な魅力を感じます。
絵柄的にあまり幼い子を描くのが得意でないと思っているんですけれど、19~20歳くらいの年齢のキャラクターで、どこか現実にこういう子いるよねというナチュラルな雰囲気を出したいなという気持ちがあります。『友達の妹が俺にだけウザい』の彩羽ちゃんは茶髪で探せばいそうな感じの女の子ですけれど、真白ちゃんは白髪で片目が隠れているという現実にはいなそうなタイプのデザインなので、顔の表情や仕草でリアルな雰囲気を作れればいいなと思って描いています。

ワ ン ポ イ ン ト テ ク ニ ッ ク

線画のクリンナップはほぼなぞるだけでいいくらいまで詳細なラフを描いておくというトマリさん。試行錯誤しながら線画の手直しをするうちに線画が固くなってしまうことから現在のスタイルになったとか。
主線は黒ではなくやや赤みがかった色で描くことで、線と塗りを馴染ませる工夫をしている。この線画の色が、明度高め・彩度低めの色による塗りと、仕上げ段階のオーバーレイやソフトライトといった加工と合わせて絵の雰囲気作りに繋がっているのに注目。

※動画では2:30あたりからトマリさんが線画をクリンナップする様子を見ることができます。

トマリさんのクリエイターズ・ストーリー

「透明骨格姫」プライベートワーク(2019)
©トマリ

――トマリさんが本格的に絵を描き始めたのはいつ頃からですか?
母親が美術の教員免許を持っていて絵を描くとよく褒めてくれていたんですが、私自身はずっとバスケ部でスポーツの方に心が向いていたので、そんなに絵を描いていたわけではなかったんです。高校2年生の頃に、受験勉強をするのが嫌で大学進学をどうするか親に相談したところ、美大だったら実技で入れると勧められて。じゃあ美大に入るかと美術予備校に通い始めて、現役で多摩美術大学のグラフィックデザイン学科に入学したのですが、美大なので周りにオタクがいっぱいいたんですね(笑)。

――美大に進学する時には、もう絵を仕事にしようと思われていたんですか。
私はゲーム好きで、アニメの話にはほとんどついていけなかったんですけれど、『ib』というフリーゲームにハマって。ファンアートを描きたくて周りの人達にデジタルイラストの描き方やツールの使い方を教えてもらったのが本格的にイラストを描くきっかけなんです。入学した頃は絵で食べていこうとまでは思っていませんでしたが、キャラクターの絵を描き始めたら楽しくて。ネットで仕事の依頼もくるようになって、将来イラストレーターになれたらいいなくらいの軽い気持ちでいた大学2年生の時にCygamesからスカウトされて、これで絵を仕事にして生きていけると思って大学をやめちゃったんですよ。

GA文庫「友達の妹が俺にだけウザい」
1巻表紙イラスト(2019)
©Ghost Mikawa/SB Creative Corp.

――それはかなり思い切りましたね。
小さい頃からこうしようと思ったら悩まずに舵を切ってしまうタイプなんですけれど、会社に入ってみると一人で描くのとはちがう大変さがいっぱいありましたね。それまでは自分一人が理解できていればよかったけれど、チームで絵を描くには他の人に説明できなければいけないと理解するまでは結構、悩みました。私は原画として入社しましたが、会社では原画、彩色、背景、仕上げと全て違う人が作業をするので、最終的に仕上げの人まで自分がやりたいことを伝えるというのが難しくて。原画が適当だと、後の人がどんなにいい仕事をしてもよくわからない絵になってしまうんですよ。その時の経験は、個人で仕事をしている今も活きているなと感じています。

――現在はフリーのイラストレーターとして、個人でお仕事をされています。
いくつか会社を移りながらゲーム業界で働く内に自分の立場もステップアップして、人に指示を出したりする仕事も増えました。最後にいた会社では人気タイトルに関わっていたりもしたんですけれど、ずっとチームでやっていたので、そろそろ自分の名前で仕事をしてみたいなと思い始めた頃にライトノベルのお話をいただいたんです。いきなりフリーランスになっても仕事がなければ続けられないなと考えていたので、ラノベをやれるならと思って独立を決心しました。これを逃したら機会が無いんじゃないかと勢いで会社を辞めた部分もあるので、『友達の妹が俺にだけウザい』は人生の転機ですね。

――フリーのイラストレーターになってみていかがでしたか?
人と会話するのが好きなので、職場で人と会う機会がなくなったのは少し辛かったんですけれど、自分の好きな仕事を自分のペースで進められるのはありがたいですね。会社員時代よりも絵を描くことが楽しくなりました。フリーになってからは、『いもウザ』で描いた絵を見て『スパイ教室』の依頼をいただくみたいに、やった仕事が次の仕事に繋がっていく感じですね。今はこの2作品の新刊が3~4か月おきくらいに出るので、1か月で1冊分の絵を描きつつ、ラノベの仕事がない月にVTuberとか他の仕事を入れています。

「マリちゃん(マリノア・トリュレス)」
フィギュア用描き下ろしイラスト(2021)
©トマリ

――トマリさんがキャラクターデザインを手掛けたVTuber、ホロライブ5期生の獅白ぼたんさんも人気ですね。
初期のVTuberはみんな3Dだったりしたので、自分がVTuberのデザインをするようになるとは思ってもいませんでした。今はLive2Dが主流で、ゲームの仕事で絵を動かすこともあったのでパーツの分け方とか多少のノウハウはあるんですけれど、それでも普通の1枚絵とちがって描かなければいけない部分が多いのでなかなか大変です。忙しくて全然配信できていませんが、デザインしたVの子と遊びたくて自分のYouTubeチャンネルを開設したので、いつか獅白ぼたんちゃんともコラボできたら楽しいなと思っています。

――これからトマリさんがやりたいことや、挑戦してみたいお仕事はあれば教えてください。
いまは発表されたばかりの『友達の妹が俺にだけウザい』のアニメ化が楽しみでしかたがないですね。まだ自分の絵がアニメで動いたことがないので、アニメ化決定を教えられたときは本当に嬉しかったです。放送が始まったら『いもウザ』ファンの皆さんと一緒に同時視聴とかしてみたいですね。最近だと2016年頃から描き続けているオリジナルキャラクターの「マリちゃん」がフィギュアとして立体化されることになったのも嬉しい出来事です。イラストレーターの夢が短期間でどんどん叶っているので、やりたいことを聞かれると困ってしまいますね(笑)。

――最後に、トマリさんにとってワコムの液晶ペンタブレットはどのような存在ですか?
仕事をしている間はずっとワコムの液晶ペンタブレットと向き合っているので、文字通り「親の顔より見た液タブ」ですね。仕事道具というよりも相棒に近い存在なので、いま液晶ペンタブレットが無くなったらどうすればいいかわからないです。「すいません、仕事できません」と言いながらゲームをするだけの人になってしまいそうですね(笑)。

取材日:2021年5月10日
インタビュー・構成:平岩真輔(Digitalpaint.jp)



画像をクリックすると今回制作した作品をご覧いただけます。

トマリ
イラストレーター。多摩美術大学グラフィックデザイン学科在学中の2014年ごろから「翼のイーリス」(サムザップ)、「城姫クエスト」(KADOKAWA)などゲームのイラストを中心にフリーで商業活動を開始。スカウトを期に大学を中退してCygamesに入社し、ゲーム原画を手掛ける。以後、会社を移りながら人気ソーシャルゲームの開発に関わった後、2019年にフリーランスに。『友達の妹が俺にだけウザい』(GA文庫)、「スパイ教室」(ファンタジア文庫)など人気ライトノベルのイラストを手掛けるほか、チャンネル登録者数80万を超える人気VTuberでホロライブ5期生の獅白ぼたんの"ママ"としても知られる。『友達の妹が俺にだけウザい』はTVアニメ化準備中。

twitter:@ttomarii
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