TVアニメ『映像研には手を出すな!』× Wacom 特別コラボ!
TVアニメ『映像研には手を出すな!』のスタジオ「サイエンスSARU」のスタッフの特別インタビューを公開。普段は見ることのできない制作現場からワコム製品を使っての作業の様子まで。当作品のこだわり、ワコム製品に関して、そして今後の展望などもお伺いしました。
湯浅政明、チェ・ウニョンらが中心となって立ち上げた国際色豊かなアニメーションスタジオ。日本の伝統的なアニメーション手法にFLASHアニメーションを軸としたデジタルアニメーションを掛け合わせたスタイルで作品の企画・制作を行っている。現在はアニメ化不可能と言われたTVアニメ『映像研には手を出すな!』のアニメーション制作を手掛けている。
主な代表作として、映画『夜は短し歩けよ乙女』(2017)、『夜明け告げるルーのうた』(2017)、『きみと、波にのれたら』(2019)、アニメシリーズ『DEVILMAN crybaby』(2018)、『SUPER SHIRO』(2019)など。
今後もNetflixオリジナルアニメシリーズ『日本沈没2020』や映画『犬王』などが控えている。
サイエンスSARUの特徴について教えてください
斉藤:サイエンスSARUが制作するFLASHでの制作が他の会社とは違う使い方をしていて、それをTwitterで見て、すごく魅力的でした。例えばキャラクターを描くにしても耳・口・鼻などのパーツに分けて、それをバラバラにアニメーションにさせていくんです。映像で見てもとても複雑で全くわからないんです。
斉藤 伸之介 アニメーターデジタルアニメーションを担当
木下:学生時代に湯浅監督が作られた踊るアニメがとても好きで、こんなアニメを作りたいなと思い、また、私は最初からデジタルで制作していたので、デジタルで制作しているという、サイエンスSARUに入りました。
木下 絵李 アニメーターオープニングのアニメーションを担当
本橋:元々海外のアニメが好きで、良く見ていたのですが、とある海外のスタジオが日本進出するというのを聞いて、参加することになり、そこでFLASHアニメーションに触れました。その後、この会社に入社したのですが、サイエンスSARUの雰囲気も海外スタジオに近いなと思います。
本橋 茉里 アニメーター#1では絵コンテと演出(共同)を担当
映像化不可能といわれていた『映像研には手を出すな!』のアニメーション化についてどう思われましたか?
木下:パースのついた吹き出しなど、独特な表現の多い原作マンガなので、それをどういう風にアニメーションで表現すればいいのか、最初は想像がつかなくて戸惑いを感じました。
斉藤:現実と彼女たちが描く空想世界と、実際に彼女たちが制作する映像と大きく3つのパートに分かれているマンガで、それをどう表現していくか、実際にマンガを読んでみてワクワクしました。原作のファンにも納得してもらえるようなアニメーションを作っていきたいと思いました。
本橋:今回、湯浅監督とともに絵コンテと演出を共同でやらせてもらっています。まだ鋭意制作中なんですけど、どの話数も絵コンテや脚本を見てすごい面白く仕上がっていて…。話の濃度がかなり高いのでボリュームがあります。アニメ関係者が見たらすごい笑うし共感すると思います。あるあるみたいな…笑。学生がいわゆるアマチュアなアニメーションを作る部活の話なんですが、監督自体の体験やプロならではの視点も入っていて、原作マンガを知らなくても、また、アニメーション制作を知らなくてもすごく面白いと思えるんじゃないかと思います。アニメーションを作るのは大変だなというのをわかってもらえれば嬉しいですね(笑)。
斉藤 伸之介 アニメーターデジタルアニメーションを担当
木下 絵李 アニメーターオープニングのアニメーションを担当
本橋 茉里 アニメーター#1では絵コンテと演出(共同)を担当
デジタル制作ということで、圧巻なくらい液晶ペンタブレットとペンタブレットが並んでいるのですが、使い心地はどうですか?
斉藤:サイエンスSARUに入って初めてワコムの液晶ペンタブレットを触ったのですが、直感的に画面を見ながら描けるので、思った通りの場所に線が引けるのはアニメーターとして最高です。板型のペンタブレットだと、FLASHのブラシツールで丸を描くときに、ぎこちない丸になってしまいますが、液晶ペンタブレットだと手元を見ながら精度の高い丸が描けます。手元を見ながら作業できるのは嬉しいです。
木下:仕事ではWacom Cintiq Pro 16を使用しています。FLASHを使うときはタブレットモードで、アニメーションで原画やレイアウトを描くときは液晶ペンタブレットに切り替えて作業をしています。学生の時にアニメーションを作り始めた時からずっとデジタルで、ずっと使い続けている道具なので、無くてはならないものです。
本橋:仕事以外ではBambooのペンタブレットを使っていたので、手元を見ないで画面を描くのには慣れているんですが、最初から慣れるのは難しいんですよね。なので、やっぱり液晶ペンタブレットの方が楽だと思います。どこのスタジオにも入っていますし、ワコム製品が無いと、ここまでデジタルコンテンツでのアニメーションや映像制作は発展してなかったと思います。業界の発展に非常に貢献している製品だと思います。
クリエイターを目指す人へのアドバイスをお願いします
木下:絵を描くことが好きでも、仕事だと締め切りやリテイクのプレッシャーがありますが、プライベートで好きな絵を描く時間を持つと、描くのが楽しいなという気持ちが段々と戻ってきて仕事も頑張ろうと思えるようになります。
本橋:アマチュアでもプロでも描ける人はいっぱいいます。ただアニメーション制作だと、監督や演出が欲しがるものを描くということが大事になるので、コミュニケーション能力や、色々な作品を見ることによって自分の持っている感性以外のものを伸ばす事が必要になります。
インタビュー完全版はこちら
期間限定
映像研には手を出すな!×ワコム コラボコーナー展開!
TVアニメ『映像研には手を出すな!』とワコムが、全国のヨドバシカメラ、ビックカメラのワコムコーナー、ワコムブランドストア新宿で期間限定コラボを開催中です。
期間中のコーナーでは、スタジオ「サイエンスSARU」のスタッフの特別インタビュー動画の放映と、ここだけにしかないサイン入りポスターやポストカード、壁紙をご用意しております。ぜひこの機会に特別コラボコーナーへお越しください。
※店舗によってコラボコーナーの展開内容が異なります。
期間:2019年12月9日〜2020年1月末まで(予定)
選べるワコムのペンタブレット
映像研には手を出すな!×ワコム
コラボコーナー
- ワコムブランドストア新宿
- ビックカメラ 札幌店
- ヨドバシカメラ マルチメディア札幌
- ヨドバシカメラ マルチメディア仙台
- ビックカメラ 大宮西口そごう店
- ヨドバシカメラ マルチメディアさいたま新都心駅前店
- ビックカメラAKIBA
- ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba
- ビックカメラ 池袋本店パソコン館
- ビックロ ビックカメラ 新宿東口店
- ビックカメラ 新宿西口店
- ヨドバシカメラ 新宿西口本店
- ビックカメラ 渋谷東口店
- ビックカメラ 有楽町店
- ヨドバシカメラ マルチメディア吉祥寺
- ビックカメラ 立川店
- ヨドバシカメラ マルチメディア町田
- ビックカメラ 柏店
- ヨドバシカメラ 千葉店
- ビックカメラ ラゾーナ川崎店
- ヨドバシカメラ マルチメディア 川崎ルフロン
- ヨドバシカメラ マルチメディア横浜
- ビックカメラ名古屋JRゲートタワー店
- ビックカメラ 名古屋駅西店
- ヨドバシカメラマルチメディア名古屋松坂屋店
- ヨドバシカメラ マルチメディア京都
- ビックカメラなんば店
- ヨドバシカメラ マルチメディア梅田
- ビックカメラ 岡山駅前店
- ビックカメラ 天神1号館
- ヨドバシカメラ マルチメディア博多