<白組>
「白組」は映画『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ、『永遠のゼロ』『STAND BY ME ドラえもん』の制作、『シン・ゴジラ』のVFX(ビジュアルエフェクツ)のほか、今年公開の映画『アルキメデスの大戦』、『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』などCG、VFXを活用した最先端の映像と作品を生み出すクリエイティブ集団です。
使用している製品
- Wacom Cintiq Pro 24
インタビュー
Q1. 製品の利用方法や使用感はいかがですか?
『revisions リヴィジョンズ』 の制作においては、7割がCG、3割が作画という割合で制作されています。作画作業においては環境やソフトウェアなども段々と充実していったこともあり、今回、この3割の作画の部分もデジタル化へと踏み切りました。最初はCintiq 13HDから導入し、Wacom Cintiq Pro 16を経て、現在はWacom Cintiq Pro 24を使っています。もちろん描く人(使う人)によるかなというところもありますが、絵コンテについては小さい方が良いという人、作画については大きい方がいいという人がいることが使ってみて分かりました。大きいことで肘と体勢が整えられることも良い面かと思います。ただ、4Kになったことで、細かいところも描けることが多くなってこだわり過ぎちゃうこともありますね。
Q2. ペンタブレットを導入するメリットはなんでしょう?
今回、12回のシリーズを放映前には全納品しなければいけないというスケジュールが組まれていたため、徹底して効率化を図るため、作画担当用の環境を一気にWacom Cintiq Pro 24へと変更したところが大きいです。作画のデジタル化により、CGへのデータの受け渡しもスムーズになりますし、また、エフェクトなど作画したものが後の工程で見栄えがよくなったり、すごい効果になっていく様子は社内で作画、CG制作を一気通貫して行える環境であったことの影響もあったと思います。今回は全てデジタル作画ではなく、カットの中に利用される細かいものやエフェクトなどは部分的にスキャンしてから描き込んで行ったりしていますが、さらに効率化していくためにも、今後は全てデジタル作画でいきたいと思っています。Q3. 作品の見て欲しいポイントはどこでしょう?
『revisions リヴィジョンズ』
ゲーム映像や映画での評価をいただくことが多かったのですが、今回はTVアニメーションの制作スタジオとしての白組も高評価にしたい、という強い信念で取り組みました。CGアニメというと、まだまだ抵抗感というか、ネガティブな意見もあります。が、一方でリッチな動きや絵についての評価も多く聞きました。作画でしか出せない表現は作画で、CGの優位性が出るところはCGでと、今後さらにハイブリッドなアニメーションを制作していくきっかけにもなっている作品です。また、谷口悟朗監督のオリジナル作品として楽しんでいただくのはもちろん、CGと作画がミックスしているシーンもたくさんあるので、業界目指している方たちにはそういうシーンも意識して楽しんでもらえればと思います。今後も「えとたま」「リヴィジョンズ」のようなテレビアニメは引き続き提供していきたいですね。
『revisions リヴィジョンズ』 Netflixにて全話配信中!
原作:S・F・S/監督:谷口悟朗/CG監督:平川孝充/
アニメーション制作:白組/制作:リヴィジョンズ製作委員会
revisions.jp
©リヴィジョンズ製作委員会
全12話収録『revisions リヴィジョンズ』BD-BOX発売!
発売日:6月28日(金)/価格:36,000円(税抜)
収録内容:本編 第1話~第12話
特典映像:ノンテロップOP・ED、PV集
豪華特典:書き下ろし小説、オリジナルサウンドトラック、特装三方背ケース仕様
http://revisions.jp/anime/bd/index.php
『revisions next stage』配信決定!
『revisions リヴィジョンズ』のモバイルゲーム版『revisions next stage(リ
ヴィジョンズ ネクストステージ)』の国内およびグローバル配信2019年予定
mobile.nexon.co.jp/revisions
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