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~あの作品の制作環境が見たい~ TVアニメ「天地創造デザイン部」

<株式会社旭プロダクション>

株式会社旭プロダクションは創立49年を迎える老舗アニメーションスタジオです。 撮影業務を中心に「機動戦士ガンダムシリーズ」「ONE PIECE」「ソードアートオンライン」「弱虫ペダル」など多種多様な人気アニメに携わってきました。近年では「天地創造デザイン部」「WAVE!!〜サーフィンやっぺ!!〜」「なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-」などの自社企画・制作の作品にも高い評価を得ています。アニメーション業界でもいち早くデジタル作画を導入するなど、新しい技術を積極的に取り入れていく社風で、今後も『人々に夢と希望を与え、関わった人たちを幸福にする』企業理念のもとに多くの作品作りを行っていくスタジオです。
今回は動画検査、原画を担当する山﨑理璃花さんと村山綾音さんにお話をお伺いしました。

使用している製品

  • Intuos4
  • Wacom One 液晶ペンタブレット 13

インタビュー

Q1. 製品の利用方法や使用感はいかがですか?

山崎理璃花さん制作中画像

山﨑さん:入社以来ずっとIntuos4を使っています。作業はデジタル動画の画面をモニターで見ながら作業をしています。特に原画になるとフリーハンドで描くことが多いので、Mediumサイズのペンタブレットを使っています。紙で描いていたときは、見たままの線が見えて、引いた感覚も感じられるので描いている時は気持ちいいのです。しかし、大判の絵を描かなければならに際には、デジタルで描いたほうが狭い範囲で大きいものが描けたり、拡大や縮小があるのでとても描きやすく、手元を見なくても俯瞰した感じで見ながら描くことができるので、板型のペンタブレットを利用し続けています。

村山さん:中学校の頃にBamboo、その後高校卒業してからIntuosと買い替え、他社製を一時期使いましたが、その後自宅の作業用にワコムの22インチの液晶ペンタブレットを買いました。板型のペンタブレットと違って、液晶ペンタブレットの方が絵を描いているというアナログの感じが強いので、線を描くスピードや全体的な作業スピードは液タブの方が早くなる気がしています。

Q2. ペンタブレットを導入するメリットはなんでしょう?

村山綾音さん制作中画像

山﨑さん:制作はアナログとデジタルが混在している現場なので、デジタルだけだと仕事をしていくうえで多少のトラブルは起きます。それでもデジタルのメリットは、データ管理がしやすいことと、どこでもできることですね。今回の制作もリモートワークでの作業ができました。他にもデジタルには便利な機能がたくさんあるので、作業の効率化が期待できます。あとは拡大縮小とやり直し、Ctrl+Zができることですね!

村山さん:私はコピー&ペーストが便利だなと思います。例えば歩きの画面など、横向きの顔のまま歩いているシーンは顔など動かさない部分をコピーして描くことができます。また、素材を拡大・縮小したいときは、アナログでコピー機で拡縮した素材を下書きとして使用していたのですが、デジタルでは画像がそのまま拡縮できるので便利です。
後は、普段はCLIP STUDIO PAINT を使っているのですが、パース定規がないと描けないというくらい便利ですね。社内で指導してくれる方も、このパース定規を使うためにデジタルに切り替えたとおっしゃっていたくらいで、アイレベルを決めて操作するだけなので、かなり時短になりました。

Q3. 作品の見て欲しいポイントはどこでしょう?

TVアニメ「天地創造デザイン部」

TVアニメ「天地創造デザイン部」

作品としても勉強になることがたくさんあったので、制作側としてもとても楽しい作品です。かわいい生き物がとにかくたくさん出てくるし、場所も部屋の中だったり、海や自然だったり様々な場所でキャラクターたちがいろいろなアイデアを膨らましたりしているので、仕事ではあるけれど、癒しをもらいながら制作しています。特に生き物の描写や生態については細かく的確に指示が入っていて、たくさんの修正も入れているので、ぜひ細かく見てほしいなと思っています。
また、「WAVE!!~サーフィンやっぺ!!~」とのスペシャルコラボでは、サーフィンをするために海へ訪れた「WAVE!!」のキャラクターたちと「天地創造デザイン部」のキャラクターたちが、ラッコなどの海洋生物たちと戯れる様子を描いたのもとても楽しかったです。今まで知らなかった生き物の細かな生態や、物理的な観点からの生き物たちの体の形の必要性などは、見て学べます。それを創り出すキャラクターたちもとっても個性的なので、ご家族皆さんで楽しんでいただける作品になっていると思います。


TVアニメ「天地創造デザイン部」
公式Twitter @tendebu_PR
TOKYO MX/MBS/ テレビ愛知 /AT-X/BSフジ
Amazon Prime Video/dTV にて好評放送&配信中!
© 蛇蔵&鈴木ツタ・たら子・講談社/天地創造デザイン部製作委員会
© 蛇蔵&鈴木ツタ・たら子/講談社

特別公開!原作マンガの作画担当たら子先生の制作現場

~特別公開!原作マンガの作画担当たら子先生の制作現場

使用している製品の最新モデルは「Wacom Intuos Pro」!

Wacom Intuos Pro

Wacom Intuos Pro

Wacom Intuos Proはこれまでにない最高の性能を誇るWacom Pro Pen 2を搭載。高精細な筆圧レベルは旧製品の4倍の8192レベルに。 さらにコンパクトになったデザインで、快適な描画スペースをもたらします。
新たにラインアップされたWacom Intuos Pro Paper Editionでは、紙で描いたスケッチをボタン一つでシームレスにデジタル化が可能になりました。

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使用している製品は「Wacom One 液晶ペンタブレット 13」!

Wacom One

Wacom Wacom One

Wacom One 液晶ペンタブレット 13は、お求めやすい価格で、デジタルイラスト制作や画像編集などのクリエイティブ用途はもちろん、テレワークでの資料への書き込みや手書きのメモなどができるサブモニターとしてなど、様々な分野で最適なデジタルスターターパックです。Windows、Macはもちろん一部のAndroid端末に接続して利用でき、三菱鉛筆など有名文房具メーカーのデジタルペンも使えます。

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