イラストテクニック第117回/柚希きひろ
タカラトミーWIXOSS×ワコム
特別コラボ企画!
イラストテクニック116~123回は人気イラストレーターが描く本格TCG、WIXOSSのイラストテクニックを特別披露!!!
イラストはすべて、2016年8月4日発売のWX-14 ウィクロスTCG ブースターパック
『サクシードセレクター』より。
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各項目のサムネイルをクリックすると、制作画面のスクリーンショットか、拡大画像を見ることができます。
ラフ
コンセプトは「ヤシの木の擬人化」なので南国らしく踊り子にしました。
衣装はバリダンスを参考に、そこから露出を上げたものにしています。
枠外に出てほしい画面下部の花を、面積広めに配置します。
背景
全体の色味の印象を左右するので、背景から描きはじめます。
雲を描き入れ、色味の調整をしました。
線画
キャラクターの線画はいくつかのパーツごとにレイヤーを分けます。
線の色はレイヤーが選択しやすく、修正しやすいので、レイヤーごとに違う色を使っています。
ベース色を入れる
キャラクターをベースとなる色で塗りつぶします。
肌、髪などおおまかな色ごとにレイヤーを分けています。
手に持っている飾りは、透けた感じを出したかったので、レイヤーの不透明度を下げています。
花の彩色
手前の花を描きます。
遠近感をだすため、2層に分けてぼかし方を変えます。
キャラクターの彩色
キャラクターに影を入れます。
パーツごとの1つのレイヤーをそれぞれきちんと完成させながら描くのではなく、影をいれる→ハイライトを入れる→調整、と全体の様子を見ながら何周かします。
ハイライトを入れます。
また、大体の画面の印象が決まったので、背景・手前の花の見え方も調整します。
装飾部分を描く
金属の装飾部分を描きます。
金属の反射している面はかなり明るく、背景との差がわかりやすいので、画面に面白みが出たと思います。
エフェクトの追加
花を散らせ、エフェクトも追加しました。
有機的な絵にしたかったので、光などのエフェクトは少なめにしました。
画面に遠近感がでるよう花びらのぼかし・色味などに気を配ります。
調整
最終的な調整で、色味、顔のパーツなども少しいじりました。
手前の花は明るく調整していましたが、人物を引き立たせるため、元の色味に戻しています。
最後の調整はいくつかのパターンで保存し、どちらがいいか見比べながら、完成形を決定します。
完成イラストを見る


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