Product
製品から探す

  • Wacom MobileStudio Pro
  • Wacom Cintiq Pro
  • Wacom One
  • Wacom Intuos Pro
  • Wacom Cintiq
  • Intuos
  • Bamboo Smartpads
  • Bamboo Stylus

Category
タイトルタグから探す

  • 製品の選び方
  • 活用ガイド
  • Sculpting with Wacom
  • Drawing with Wacom
  • イラストテクニック
  • ~あの作品の制作環境が見たい~
  • ペンタブレット活用事例
  • Bamboo Blog
  • 写真に絵を描く!フォト・ドローイングのススメ
  • 教育現場での導入事例
  • デジタルペンのおしごと図鑑

Category
カテゴリから探す

  • イラスト
  • アニメーション
  • マンガ・コミック
  • ゲーム
  • ウェブデザイン
  • グラフィックデザイン
  • デザイン
  • ムービー
  • 3DCG
  • フォト
  • コラージュ
  • お絵かき
  • ビジネス
  • ナビゲーション

イラストテクニック第217回/呱々唄七つ

第217回は、呱々唄七つさんの登場です!
SAI2、Photoshopを使ったイラスト作成過程を紹介します。

呱々唄七つ フリーランスのイラストレーターです。
ダークメルヘンとファンタジーとけも耳が好きです。
現在は書籍やVTuberやMVなどのお仕事をさせていただいております。キャラクターデザイン・衣装デザインが得意です。


pixiv
X(旧twitter)

各項目のサムネイルをクリックすると、制作画面のスクリーンショットか、拡大画像を見ることができます。

ラフ

ラフ作業です。
おおまかな構図をノートに書き、PCに取り込みます。
今回のイラストで描きたかったことは、『水中』『たくさんの時計に囲まれたウミウシの女の子』『三角座り』です。

線画

ここからはPCでSAI2を使用しての作業になります。
キャンパスサイズは3500×3500pixelの350dpiで制作を進めていきます。

構図をもとに、ざっくりとポーズを取っていきます。
ポーズがとれたら、それをもとにキャラクターを描き込んでいきます。
水中なので、髪と服にふわっと浮いたような動きを入れました。

『ビュー』『新規フローディングビュー』で、新たに制作したビューを左下に置き、全体図を確認しながら作業を進めていきます。
キャラクター全体に灰色を置き、シルエットの確認をします。
色を置いてシルエットを捉えていくことで、線のみの状態よりもバランスや矛盾が見えやすくなります。

シルエットが確定出来たら、背景を描き込んでいきます。
今回のイラストでは背景がキャラクターよりも暗くなるので、キャラクターよりも濃い灰色を置きイメージを膨らませていきます。

線画

線画作業です。
あとで細かい調整がしやすいように、前後関係があるものはレイヤーを分けて制作します。
レイヤーごとに色を置き、キャラクターの色イメージを決めていきます。

背景の線画です。
時計がたくさんある深海の遺跡のような場所をイメージしています。
上部に大きな時計の文字盤を描きます。
画面内では一部しか見えていませんが円形のものなので、画面外も考えて円のガイドを引いて描いていきます。
右には懐中時計、左には砂時計を描きました。

色ラフ〜色塗り

背景にも色を入れ、全体の色イメージを決めていきます。
この時点で光源も定めます。
今回は柱のある窓の奥を明るい造りにしたいため、柱の内部を光源としました。
光源に合わせてキャラクターに少し影を入れました。

おおまかな色味が決まったらコントラストの確認をします。
作画レイヤーの一番上に『彩度』のレイヤーを置き、黒で塗りつぶすことで一時的にモノクロにします。
モノクロにすることで、明暗によるメリハリが見えやすくなります。
目立たせたいものの優先順位がイメージ通りかを確認し、ごちゃついて見えるようなら整理します。

顔のパーツのみを分けたフォルダ内で、瞳の塗りをしていきます。
下地を赤~白のグラデーションで塗り、その上に瞳の内部を描き込んでいきます。

瞳にハイライトを入れ、視線を確定させていきます。
顔回りの印象を合わせて決めるために、肌も塗っていきます。
今回は海の中で色白の子なので、全体の青色に合わせてやや紫よりの肌色影を置きました。

髪の塗りです。
髪は前髪と後ろ髪でレイヤーを分けています。
形状が見やすいように、背景を真っ黒にした状態で塗ります。
最後に細い髪の毛の線を加筆していきます。

服の塗りです。
スカートの中を鉱石のような色にしたかったので光らせました。
光源を意識しながら服の影を塗っていきます。

背景を塗っていきます。
柱の奥に、キャラクターを参考に幻想的な色を置きました。
合わせて左上にも同系色を入れ、不思議な世界観になるように塗っていきます。
この時点でキャラクターの手前に花と泡も追加しました。

全体の色味にいっそうの一体感を出すため、キャラクターの顔部分以外へ『オーバーレイ』でグラデーション、『乗算』で紫を薄くかけます。

仕上げ・効果

細かい効果を追加します。
よりリッチに見えるように、キャラクターの髪に光彩を追加しました。
光彩は数色が連なった円形のものを入れていきます。色が強く入りすぎる場合は『不透明度』で調整をします。

画面の上下やキャラクターに、光の粒も追加しました。

キャラクター・背景・手前にくるモチーフなどを統合し、Photoshopへ移行しコントラスト調整をします。

『色調補正』『トーンカーブ』でキャラクターと背景のコントラストをそれぞれ調整します。

SAI2に戻って最終調整をします。
下側の魚群が白い方が、キャラクターの目の赤が映えて、顔に目が行きやすいかなと思ったので変更をしました。
最後にもう一度モノクロ化してコントラストの確認をします。

完成です!
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!

完成イラストを見る

Wacom Cintiq Pro シリーズ(17/22/27)
Engineered for harmony 限りない創造性と情熱を解放する

プロフェッショナルの声を反映し、デザイン、テクノロジー、設計機構を磨き上げて造られた、進化したWacom Cintiq Proシリーズ。
洗練されたデザインと直感的な操作感はクリエイターの創造力を羽ばたかせ、没入感のある制作環境を実現します。描き味も使い心地も改良された新しいWacom Pro Pen 3 を採用、ワコム史上最高のこだわりを結集した液晶ペンタブレットです。

製品詳細をみる

の検索結果 : 0件のページが見つかりました。
もっと見る