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イラストテクニック第220回/はく亜

第220回は、はく亜さんの登場です!
CLIP STUDIO PAINTを使ったイラスト作成過程を紹介します。

はく亜 補色が好きなイラストレーターです。風景や人物が持つ空気感を大切にしてイラストを製作しています。


X(旧twitter)
pixiv

各項目のサムネイルをクリックすると、制作画面のスクリーンショットか、拡大画像を見ることができます。

ラフ

CLIP STUDIO PAINTでラフを描いていきます。
今回は正方形のキャンパスなので、「円」が中心にあるようなイラストにしました。
定規ツールを用いてキャンパスの中心点から円をいくつか描き、その中央にキャラクターを描いていきます。
水紋に沿って、たゆたう髪や刀など「円」のテーマに合いそうなものを取り入れながらキャラクターを作っていきます。

完成したキャラのラフを適当な色で塗り潰し、背景とのバランスを確認して位置調整をします。
調整後、背景とキャラクターのカラーラフを描いていきます。
今回は絵のテーマカラーを水色と桃色に決め、色を置きました。

イラスト全体を適宜確認しながら、足りない物を足したり引いたりしていきます。
今回は色合い調整のため、朱色の帯を背景に追加しました。

線画

線画を描いていきます。
今回はやわらかい印象のイラストにしたいので丸ペンを使用しています。
基本的にはラフの線をなぞって線を引きますが、髪の生え際や結び目などはラフ時点では描き込みが不十分なので、細かいパーツを追加していきます。

ある程度の線画が出来た段階で、顔全体のバランス調整と視線の確認のため、目のみを軽く塗ってしまいます。
服の模様や刀の柄巻などの細かい部分は、線を引きやすいよう新たにラフを作成しながら描き込んでいきます。

下塗り

線画が終わった時点で背景以外を塗りつぶし、全体の構図のバランスを確認します。

問題が無ければブラシ塗り潰しツールを用いて下塗りをしていきます。
下塗りに使用する色は基本的にはカラーラフと同じ物ですが、この後の塗り作業を踏まえて適宜調整します。

キャラ塗り

キャラクターの塗りは基本的に「肌・顔」「髪」「服」「その他」の4段階で塗っていきます。

今回の肌塗りではまず、エアブラシペンを用いて肌の立体感を出していきます。
ある程度の影を描き込めたら、次に光の当たるハイライトの部分を追加します。
明暗差のつく部分に濃い線を入れ、ハイライトとの境界を目立たせるなど全体の加筆、調整をして肌塗りは完了です。

次に目や口などの顔の細かい部分を塗っていきます。
目は、影とハイライトの明度差を大きくして塗り分け、各部をさらに描き込んでいきます。
最後にハイライトや差し色を描き足して完成です。

髪の毛を塗っていきます。
まず、光の当たる箇所と影になる箇所を塗り分けます。
髪の明暗を分けたら、各部の影を描き込んでいきます。明るい部分の影は明度を低くし過ぎないように注意します。
ハイライトを追加し、全体の色味を調整したら髪の塗りは完了です。

次に服を塗っていきます。
服の塗り方は、肌や髪の塗り方とは少し異なります。
手順としては、画像のように、影となる色を置いてから色混ぜツールで形を整えます。
この方法を用いて全体の影を作成し、最後に色の変更や描き込みを行います。
なお、服の素材によっては色混ぜツールの硬さを変えるなどの調整も必要になります。

2段階ほど影を塗り込んだら、各影の色味の確認や、ハイライトの部分との調整を行い服の塗りは完了になります。

最後に武器やアクセサリーなどを塗っていきます。
金属部分は鏡面を意識し、周辺環境の反射をある程度考慮して塗っていきます。
線画を細かく描き込んだ柄の部分は塗りを単調にするなど、全体の情報量のバランスを踏まえて描き込みを行います。
今回は、刀身部分が物足りなかったので花びらを追加しました。

「肌・顔」「髪」「服」「その他」が全て塗り終わったら、全体の色味調整をしてキャラクターの塗りは完了です。

背景塗り・仕上げ

背景を塗っていきます。
まず背景に、水面に反射する空を描いていきます。
水底を描くのも良いですが、今回はファンタジー感を意識したイラストにしたいため、こちらを下地にします。
さらにここから、空にキャラクターの影や、桜の花などを追加しイラスト全体の情報量を増やしていきます。

次に水辺の表現をしていきます。
ラフの際に使用した定規ツールを用いて、円形の水紋を描きます。
次にキャラクターをクリッピングし、服や髪の立体感を意識しながら、水に浸る部分に色を重ねていきます。
また、水面との境界部分にはハイライトを入れます。
最後に花びらなどを追加して、背景の塗りは完了です。

仕上げに、テクスチャやハイライトを追加していきます。
また、今回は水色と桃色をテーマカラーにしているのでトーンカーブを使用し、明るい部分を赤色に、暗い部分を青色に近づけます。

最終的にイラスト全体を細かく確認し、色合いを調整したら完成です!

完成イラストを見る

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