Product
製品から探す

  • Wacom MobileStudio Pro
  • Wacom Cintiq Pro
  • Wacom One
  • Wacom Intuos Pro
  • Wacom Cintiq
  • Intuos
  • Bamboo Smartpads
  • Bamboo Stylus

Category
タイトルタグから探す

  • 製品の選び方
  • 活用ガイド
  • Sculpting with Wacom
  • Drawing with Wacom
  • イラストテクニック
  • ~あの作品の制作環境が見たい~
  • ペンタブレット活用事例
  • Bamboo Blog
  • 写真に絵を描く!フォト・ドローイングのススメ
  • 教育現場での導入事例
  • デジタルペンのおしごと図鑑

Category
カテゴリから探す

  • イラスト
  • アニメーション
  • マンガ・コミック
  • ゲーム
  • ウェブデザイン
  • グラフィックデザイン
  • デザイン
  • ムービー
  • 3DCG
  • フォト
  • コラージュ
  • お絵かき
  • ビジネス
  • ナビゲーション

イラストテクニック第89回/町田ナツメ

第89回は、町田ナツメさんの登場です!
Photoshop CS5を使ったイラスト作成過程を紹介します。

町田ナツメ

イラストレーター

ウェブサイト

http://note.tre.oops.jp/

各項目のサムネイルをクリックすると、制作画面のスクリーンショットか、拡大画像を見ることができます。

1:ラフを描く

「バレンタインデー」をモチーフに決め、紙にラフを描いていきます。
※スキャナーを使わず、ラフからペンタブレットで描く方法もあります。

主人公の男の子を囲むようにして、タイプの違う女の子や小物を配置しました。
思いついたものはどんどん描き込んでいき、清書の時に必要な線を拾っていく感じです。

この時に全体の配色も頭の中でイメージしています。

2:線画

トレース台を使ってラフをトレースします。
線画には、極細+細字丸芯のツインマーカーを使用しています。細かい部分は極細芯、アウトラインには細字丸芯を使い、線にメリハリをつけるようにしています。

スキャナーでグレースケールで取り込み、Photoshopで開きます。

スキャン後、[イメージ][色調補正][トーンカーブ]の右端のスポイトを選択した状態で、画面上の「白」の基準になる場所をクリックし、スキャンで影になった部分やゴミを飛ばします。

3:線画

[イメージ][色調補正][明るさ・コントラスト]で、さらに線画をくっきりさせます。

線画の粗い部分を、パスツールやブラシツールでなぞる等して整えます。

学ランの塗りつぶしは一部、「カケアミ」にして抜け感を出しています。

線画が完成したら、カラーモードをRGBに変更します。

線画が描かれた背景レイヤーを複製し、レイヤーモードを乗算にし、「線画レイヤー」とします。
線画レイヤーを作ったら、元の背景レイヤーの線画は消しておきます。

4:下地を作る

線画の下に新規レイヤーを作り、[自動選択ツール]で余白を選択してから[選択範囲を反転]を行い、下地の色で塗りつぶします。
下地は、すべてのキャラのベースになる色ということで、肌の色を使っています。

5:パーツごとに色を置く

新規レイヤーを作って、パーツごとに色分けしていきます。レイヤー数が増えるとややこしくなるので、色分けは「服」「目」「髪」「その他」程度にしています。

配色については、今回背景色は赤を使おうと決めてあったので、人物の中にあえて背景と同色のもの(今回は赤いリボン)を置いて、背景色と人物を結びつけ馴染ませることを意識しています。
それ以外のパーツは、ベースにする赤の補色(反対色)にあたる、緑や青系の色をなるべく置くようにしています。

6:模様を描く

制服のラインは、パスツールとブラシツールで描き込みます。

包み紙の模様は、文字ツールを使って作ります。
水玉は、記号の「丸」を改行時に一文字ずらして入力し、[段落]で文字を中央寄せに。

ストライプは、「斜線」を入力し、[拡大・縮小]でサイズを調整。
模様ができたら、[レイヤーをラスタライズ]を行い、消しゴムツールで不必要な部分を消します。

この後の影入れの邪魔になるので、一旦模様のレイヤーは非表示にしておきます。

7:影を塗る

色分けしたレイヤーの最上部に乗算レイヤーを作り、影を入れます。

寒色には青みの強い影色、暖色には赤みの強い影色をのせます。影の色は、寒色用、暖色用、肌用の3種類を使用しました。

8:影を塗る

影レイヤーの上に乗算レイヤーを作り、ぼかしブラシを使って影に濃淡を出します。

[7]で作った影を自動選択ツールで選択した状態で、奥行きを表現したい場所などに、ぼかしブラシで重ね塗りしていきます。
重ね塗りの時も[7]で作った影色と同じ色を使っています。

9:細部を塗る

チョコレートやイチゴを塗ります。

食べ物を描く際は、「写実的過ぎず・平面的になり過ぎず・美味しそうに見えるイラストであること」を意識しています。

色を重ねて塗り込んだ後、漫画的な丸いハイライトを入れて「イラストっぽさ」を出しています。

10:肌を塗る

乗算レイヤーを作り、ぼかしブラシで肌に赤みを入れました。

ある程度イラスト全体の色が落ち着いた所で、バランスを考えながら人物の肌に赤みを入れるようにしています。

11:ハイライト

スクリーンレイヤーを作り、髪や服にハイライトを入れます。 左上に示した黄色で、すべてのハイライト部分を塗りました。

メリハリをつけたい部分は、ぼかしのないはっきりとしたハイライトを描き、やわらかさを表現したい髪の毛先やスカートの裾には、ぼかして加えています。

12:仕上げ

色塗りが終わったら、一部の線画の色をパーツになじむ色に変えます。

線画レイヤーの上にスクリーンレイヤーを作り、色を変えたい線の上にブラシで茶色を置いていきます。
乗算にしてある元の線画レイヤーと結合すると見えなくなるので、大雑把に塗っても大丈夫です。

色塗りが終わったら、線画と背景の間にある塗りのレイヤーをすべて結合します。

13:仕上げ

線画・塗りレイヤーの下に背景を作ります。

左上のハートの破線部分は、パスと文字ツールで描きました。まずパスツールでハートのラインを描き、文字ツールでラインに沿って「---」とハイフンを入れて破線を表現しています。

すべてのレイヤーを結合して、目にハイライトを入れます。さらに、明るさ・コントラストや彩度を調整して全体を整えます。

最後に、乗算レイヤーで左図のようなキャンバス地のテクスチャをかけて、全体にアナログ風の質感を足します。
これで完成です。

完成イラストを見る

の検索結果 : 0件のページが見つかりました。
もっと見る