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マンガ家
青木俊直

ドラマ『あまちゃん』の感想イラスト「あま絵」で注目され、アニメ『ひそねとまそたん』、映画『きみの声をとどけたい』などの作品でキャラクター原案を手掛けたことで話題のマンガ家・青木俊直さんによる、液晶ペンタブレット「Wacom Cintiq Pro 24」を使ったライブペインティングを公開!

Drawing with Wacom 085 / 青木俊直 インタビュー

『ひそねとまそたん』第1話まとめイラスト
©BONES・樋口真嗣・岡田麿里/「ひそねとまそたん」飛実団

――この1年くらい、青木さんの描かれたキャラクターを目にする機会がすごく増えました。
映画『きみの声をとどけたい』から、アニメドキュメント『女川中バスケ部 5人の夏』、ゲーム『がるメタる!』、そして『ひそねとまそたん』とたて続けにきて、なんだろうこの「俺バブル」はと思っています(笑)。『女川中バスケ部 5人の夏』はTwitterで知り合った宇田鋼之介監督が声をかけてくれたり、『ひそねとまそたん』はドラマ『あまちゃん』の感想イラスト(あま絵)を見て樋口真嗣総監督が声をかけてくれたりと、すごく人に恵まれていますね。

――ドラマの感想イラストを毎日Twitterに投稿することで注目されましたが、SNSを使って自己プロデュースをしようという意識はあったのでしょうか。
特に意識していなくて、『あまちゃん』の前に『ゲゲゲの女房』でも色々なマンガ家さんがファンアートを描いていて楽しかったので、また同じように盛り上がりたいと思って始めたのがきっかけです。『ひそねとまそたん』でも毎回の放送後に、「あま絵」を気に入ってくれた樋口総監督へのアンサーとして、感想絵を描いてツイートしています。仕事で絵を描くとどうしてもていねいに描いてしまいますが、それではつまらないと思っていたので、「あま絵」ではあえて雑に描いて、スピードと勢いのある絵にしたところ、意外にもその絵柄を面白がってくれる人が多かったので、自分の中で絵に対する感覚が変わりました。

――青木さんがマンガを描き始められたのはいつ頃からですか。
子どもの頃から遊びでは描いていましたが、ちゃんと描こうと思ったのは大学で現視研(現代視覚文化研究会)に入ってからですね。高校生の頃は萩尾望都先生、倉多江美先生、くらもちふさこ先生など少女マンガをよく読み、また本屋で目にとまった雑誌「ガロ」のつげ義春先生、林静一先生みたいな作品にも強く惹かれました。大学に入ると先輩たちがさらに深いところを教えてくれるようになって。ちょうど大友克洋さんが出てきた頃で、ニューウェーブ(1970年代末のジャンル横断的なマンガのムーブメント)直撃世代なんですよ。あの「なんでもいいじゃん」みたいな自由な感じがなければ、そこまで熱心にマンガをやっていなかったかもしれないですね。

『ちなつのシュート!』より
©青木俊直

――青木さんはかなり早い時期からコンピューターで絵を描かれていますが、CGに取り組まれるようになったのは?
大学にいた頃はまだパソコンもGUIなんてないので、むしろコンピューターは嫌いで使いたくないと思っていたんです。卒業して普通に就職していましたがやはり絵の仕事がしたいと会社を辞めた頃、先輩から当時最先端のCGマシンだったAMIGAというPCを教えられて、触ってみたらすごく面白くて。彩色が簡単だしなによりマウスで絵を描くことが新鮮で刺激的でした。そのうちに、現視研の先輩と一緒に会社を作って『ウゴウゴルーガ』(1992/フジテレビ)の制作に参加したんです。

――『ウゴウゴルーガ』ではまだデジタルでマンガを描くという発想がほとんどない時代に『ちなつのシュート!』という企画をやられていましたね。
『ちなつのシュート!』はAMIGAのDeluxe Paintというツールで描いていました。当時の画面の解像度は今と比べてとても低かったんですけど、CGでマンガっぽいものを描いて、テレビに映したらどうなるんだろうと思ってやってみたんです。『ウゴウゴルーガ』ではやりたい企画がだいたい通るので、公共の電波を使って日刊連載をしました(笑)。

『なのはなフラワーズ』より
©青木俊直

――その頃は普通にマンガを描くことはしていなかったのでしょうか。
マンガを描いていて、きれいな線が引きたいと思っていたのに、つけペンが上手く使えないことがストレスでした。ロットリングとか色々なペンも試しましたが、PCで仕事をするようになると机の上で原稿を描くスペースも無くなってしまい、なんとなくマンガから離れていました。2002年にMac版のComicStudio Aquaが発売されたのを知り、『ちなつのシュート!』を本にまとめようと思って試しに使ってみたら、予想外にちゃんと絵を描くことができたんです。デジタルなら納得のいく線で漫画が描ける! と思い、そこから同人誌を再開してコミティアにも参加しはじめました。その後、2008年に『なのはなフラワーズ』(芳文社「まんがタイムジャンボ」掲載)で連載デビューして、ようやくマンガ家を名乗れるようになりましたね。

――デジタルで作画する環境が整ったことで、再びマンガを描けるようになったのですね。デジタルでマンガを描くメリットはどこにありますか。
やはりアナログに比べるとベタ塗りやトーンの様な仕上げのスピードが圧倒的ですし、なによりアンドゥ(やり直し)ができることが便利で、紙に描いている時もついCommand+Zを探してしまいます。知り合いのマンガ家さんの間でもデジタル作画への注目度は高くて、ずっとアナログでやっているマンガ家さんの中にも、在宅アシスタントを頼めるようにしたいとか、仕事の流れの中でデジタルにシフトしていきたいという人が多かったので、みんなでComicStudioを勉強する会を開いたりしました。2011年に友人と展覧会をやった時には、僕はすべてがデジタル作業だから展示するような原画も生原稿もなかったので、会場に液晶ペンタブレットを設置して作画の実演をして見せたら好評で、来場したマンガ家さんが興味津々で質問してきたりしましたよ。

――液晶ペンタブレットを使い始められたのはいつ頃からですか?
ずっと板型ペンタブレットで描いていたんですけれど、絵とペンの距離が近い方がいいと思って、15インチ液晶ペンタブレットのCintiq C-1500Xを買いましたが、その時はどうもしっくりこなくて使いこなせませんでした。しばらくして友人のマンガ家がCitniq 21UX(DTZ-2100)を買ったというので、仕事場まで行って見せてもらったときに、「せっかく高い金出して買ったんだから元を取らねばという思いで使わないと」と言われて、思いきってCitniq 21UXを買ったんです。まずはマンガを1本描いてみようと思い、やってみたら面白くて……。それ以来、10年間ずっとCintiq 21UXを使い続けています。

『ripple』より
著:青木俊直/KADOKAWA

――現在の作画環境はどのようなものですか?
Mac mini 2011にCintiq 21UXとサブモニタのApple CinemaDisplay 20inchを繋いで使っています。摩擦のある描き味の方が好きなので、Cintiq 21UXの画面にはざらざらのシートを貼っています。

――マンガを描く時のワークフローはどのような感じでしょうか。
文字でプロットを書いたりはせず、ネームから仕上げまでフルデジタルです。最近は、ネームをiPad Proで描いて、完成したらCLIP STUDIO PAINT EXに読み込んで、ペン入れ、ベタ、トーンというお決まりの流れです。デジタルは塗りが簡単なので、カラーでもブラシのタッチをあまりつけず塗りつぶしツールでベタッと色を塗って終わり、みたいな僕のような人間にとってはモノクロとカラーの速度差がだいぶ縮まった感じがしますね。

――デジタルで作画する上で特に意識していることはありますか?
絵を描くときには「ゆるい感じ」を意識していて、ていねいに描かない様に心がけています。CLIP STUDIO PAINTの投げ縄塗りが好きで、カーソルで囲った部分が塗られるので、グレーを塗ったりするときによく使うんですが、適当なはみ出し具合がすごくいいんですよ。歳をとるにつれて細かい絵を描くのが面倒になってきて、できるだけ楽して面白い絵を描きたいと色々工夫しています(笑)。

『きみの声をとどけたい』イメージイラスト
©2017「きみの声をとどけたい」製作委員会

――今回、最新のCintiq Pro 24を使ってみた感想を教えてください。
10年使ってきたCintiq 21UXとまったく違う性能なので、もっと違和感があると思ったんですが、いつも通りの感覚で絵を描くことができたので、誰が使っても描きやすい製品なんだろうなと思いました。自分はそれほど繊細な人間ではないので、微妙なペンの筆圧の違いまでは比べられませんが、Cintiq Pro 24は標準芯を使って描いているのに気づかなかったほど、適度な摩擦感があるのが気に入りました。画面が反射しにくいのもすごく描きやすくてよかったです。CLIP STUDIO PAINTを使っているとメニューが多いので、画面サイズもこれくらい大きいほうが便利なんですよね。ディスプレイは、あまり拡大縮小しないでも描き込めるくらい解像度が高いので、絵を描いていて楽しかったです。

――これから先、青木さんがお仕事をしていく上で考えていることがあれば教えてください。
今は『ひそねとまそたん』でいっぱいいっぱいですが、あまり考えずにここまでこれたので、とりあえずこのままやっていけたらいいなと思っています。 最近は個人がネットでマンガを描き始めることもできますし、マンガ業界そのものが同人誌化しているように感じているので、出版社のあり方もこれまでとは変わってくるのではないでしょうか。いまは「場」がいっぱいあるので、自分でも過去の同人誌をKindleやnoteで配信していますが、電子書籍はまだまだお金にはなりません。でも、置いておけば誰かが読んでくれますし、僕は同人誌から始めてここまできたので、そういう活動をもう少しちゃんとやってみようかなと思っているところです。

『ひそねとまそたん』コミカライズより
©Toshinao Aoki 2018
©BONES, Shinji Higuchi, Mari Okada/DRAGON PILOT 2018

――個人的にやってみたいと思っているお仕事はありますか?
同人誌で描いている『ロックンロール』というシリーズがあって、ポップミュージックの歴史をマンガに置き換えて寓話的に見せようというアイディアなのですが、出てくるキャラクターを全部カエルにしてしまったので、知り合いの編集者に見せても「カエルばっかりだから…」といまいち反応が悪くて、そこかよ!って。どういう形であるにしろ続きを描いて発表したいですね。あとは、アニメのキャラクター原案のお仕事が楽しかったのでまたやりたいなぁ(笑)。

――最後に、青木さんにとってペンタブレットとはどのような存在ですか。
ペンタブレットとアプリケーションを合わせたひとつのシステムが「デジタル画材」だと思っています。もしデジタル画材がなければ、今マンガを描いていなかったかもしれないので、自分の仕事には欠かせない画材ですね。あとはCintiq 21UXの10年使っても壊れないタフさもすごく気に入っています。道具は使い続けるうちに、自分の使いやすい様に変化していくのがいいと思っていますが、その意味でもCintiqはすばらしい道具ですね。

取材日:2018年6月26日
インタビュー・構成:平岩真輔(Digitalpaint.jp)



画像をクリックすると今回制作した作品をご覧いただけます。

青木俊直
マンガ家・キャラクターデザイナー。1960年生まれ。筑波大学時代にサークル「現視研」に所属して本格的に漫画を描き始める。卒業後、就職するが、絵を仕事にしたいと脱サラ。イラストやCG制作を手掛け、フジテレビの伝説的子供番組『ウゴウゴルーガ』に関わる。キャラクターデザイナー、アニメーション作家として『なんでもQ』『みんなのうた』(NHK)などに参加しつつ、2008年には『なのはなフラワーズ』(芳文社)で漫画家デビュー。2013年のドラマ『あまちゃん』の感想をイラストにした「あま絵」がtwitterで評判を呼ぶ。近年では『女川中バスケ部 5人の夏』『きみの声をとどけたい』『がるメタる!』『ひそねとまそたん』とアニメ、ゲームのキャラクター原案やビジュアルを立て続けに手掛け注目された。最近では個展を開催したり展覧会などへの参加も積極的に行なっており、来る8月16日からは吉祥寺リベストギャラリー創で個展「青木鉄道博覧会」を開催する(22日まで)。

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⇒ twitter:@aoki818

作品との一体感を保ちながらダイナミックに制作できるWacom Cintiq Pro 24は世界トップクラスの色精度とペンの追従性を実現するプレミアムな4K対応の液晶ペンタブレットです。

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