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マンガ家・イラストレーター
丸紅茜

マンガ『おくたまのまじょ』『転生したら異世界なんて行かずにあの子の部屋で猫になりたい』などで気鋭のマンガ家として注目され、イラストレーターとしても団地をモチーフにした個性的な作品の数々や、アーティストDAOKOのアニメMV、小説の装丁画などで活躍するクリエイター丸紅茜さんによる「Wacom Cintiq Pro 24」を使ったライブペインティングを公開!(2019年5月27日撮影)

Drawing with Wacom 096/ 丸紅茜 インタビュー

丸紅茜さんのペンタブレット・ヒストリー

『ILLUSTRATION MAKING & VISUAL BOOK 丸紅 茜』
表紙イラスト(2019)
©丸紅茜

――丸紅さんがデジタルで絵を描き始めたのは?
大学時代、pixivやニコニコ動画の盛り上がりを横目で見ながら、自分もやってみたい!と本当に軽い気持ちでBamboo Fun(CTE-450)を買って描き始めたのが始まりです。でもその後、それを聞いた先輩が「もっと大きいのを持ってるけど交換しない?」と言ってきて。後になって、当時すでに10年近く前の機種だったと知るんですけれど、その時はもう描画面が大きいだけで嬉しくて(笑)。それから長い間ずっとそのIntuos2を使っていました。

――現在はどのような作画環境ですか。
2年ほど前に買ったlenovoのスリムタワーPCに、HPの27インチディスプレイを繋いで使っています。ツールはしばらくSAIで描いていたんですが、最初の同人誌でマンガを描いたのを契機にCLIP STUDIO PAINT PROに切り替えました。それまでは絵を描く頻度が低すぎて気にならかったのですが、描く量が増えてやっと「私のペンタブ、古すぎ…?」と気づき始めて。試しにちょうどその頃に出回り始めた低価格の液晶ペンタブレットを買ってみたら、思った以上に作業効率がアップしました。液晶ペンタブレットとCLIP STUDIO PAINTの両輪で創作活動が加速し始めたので、この2つと出会わなければ今の私はなかったかもしれません。

――今回、Wacom Cintiq Pro 24を使われてみていかがでしたか。
同じ「液晶ペンタブレット」でもこれほど違うのかと驚きました。画面の色がよくて、どの角度から見ても色が変わらないのがいいですね。Wacom Pro Pen 2の反応も繊細で、思った通りの線が引けるのが気持ちいいです。「もっとこのペンで描いていたい!」と思って、いつもより線が多くなってしまいました。ワコムの液晶ペンタブレットはプロの中のプロが使うもので、自分みたいなエンジョイ勢にはもったいないのではと考えていましたが、実際に一通りイラストを完成させる体験をして、ぜひ近いうちに手に入れたいと思いました!

丸 紅 茜 さ ん の 作 業 環 境

LenovoのミニタワーPC(ideacentre 510S/Core i5,RAM8GB)にHPの27インチディスプレイ(HP27ea)を繋いで使っている。作画に使うツールはCLIP STUDIO PAINT PRO。
写真はこのインタビューの後に知人から譲ってもらったというCintiq 24HDをセッティングしたところ。

丸紅茜さんのクリエイティブ・スタイル

プライベートワーク(2018年)
©丸紅茜

――丸紅さんが現在の作風にたどりついたのは?
会社生活と創作活動を両立したくて、短時間で描けるスタイルを模索するようになって、意外と要素を削っても絵は成立することに気付いたんです。1時間で決められたお題の絵を描く「ワンドロ」というTwitter上の遊びもいい訓練になりました。いろいろな系統の絵柄が好きなのですが、中でも長場雄さんやnoritakeさん、北澤平祐さんみたいなデザイン的で洗練された作風にしていけないかと当初は思っていました。

――団地をモチーフにしたイラストを描かれるようになったのはなぜでしょう。
団地も元々はワンドロのお題のひとつだったのですが、二度三度と描きたくなる魅力があり、何枚も描いていく中で、SF的な状況を日常の中で表現できる最高の舞台であることに気づいたんです。東東京は団地の多い環境だったこともあって想像も広げやすく、気持ちも乗り、気が付くと団地のイラストだけで100枚以上描いていました。大友克洋さんの『童夢』や、写真家の大山顕さんの『団地の見究』『団地団』なども元々教養としては知っていたのですが、自分で描くようになって改めてその良さや偉大さを噛み締めるようになりました。

――普段、イラストを描く時のワークフローはどのような感じですか。
仕事中や電車の中などで思いついたネタを家に帰ってからラフにしてフォルダに貯めておき、そこから気分にあったものを引っ張り出しています。ラフの段階でだいたいレイアウトや全体の色調が決まっていて、ほとんどそのまま下描きとして機能するので、それを下敷きに線画を描いてから、その絵のイメージカラーでキャンバス全体を塗り潰し、その上から全体を整える感覚で塗っていきます。塗り進めていくと線画の矛盾に気がついたりもするので、同時に細かく線画も直しつつ最後まで描いていきます。

ティアズマガジン120表紙イラスト(2017年)
©丸紅茜

――丸紅さんのイラスト作品には青や緑の色のイメージがあります。
線画のシンプルさに合わせ、少ない色数で空気感や光の加減を表現しようとした結果、自然と青緑~赤紫系の色調が多くなりました。例えばよく晴れた日青空が光っていて室内の影が濃く青い、という風景からひろがるファンタジーが浮遊する海の生き物や空を飛ぶ夢だったりして、そういったモチーフを描く楽しさもあり、青い絵が増えていったというのもあると思います。

――今回、描いていただいたイラストも団地を舞台にファンタジーを感じさせるものになっていますね。
このシリーズでは「ままならない日常を壊す何かが起きる」という逃避の世界を描いています。この絵は「団地に開かずのドアがあって、鍵はあるのに開けられない。何かを手に入れたり、経験値があがれば開くかもしれない。扉の向こうには少女がいる。私はずっと彼女を知っているような気がする」……という設定です。もともとマンガを描いていたので、マンガには足りないけれど、一枚絵にはちょっと重いくらいの設定を無限に考えてしまうクセがあり、そこから全てのイラストが生まれています。


ワ ン ポ イ ン ト テ ク ニ ッ ク

丸紅さんの線画はフラットな[丸ペン]ブラシを使って描かれているが、よく見ると線画のところどころに「抜け」がある。
直線ツールやフラットな線だけで描くと絵が硬くなりがちなので、「抜け」を作ることで適度な手描き感が生まれてイラストの柔らかさに繋がっている。
(動画では5:20あたりから丸紅さんが直線と手描きを交えて「抜け」のある線を描く工程が見られます)

丸紅茜さんのクリエイターズ・ストーリー

同人誌「map07」表紙(2018年)
©丸紅茜

――もともと絵を描き始めたのは、マンガを描きたいからだったんですか?
そうですね。小学生の頃は自分で続き物のマンガを描いて友達に読ませていました。原稿用紙の裏表を使って鉛筆で描いていたのですが、小学5~6年生の2年ほどで500ページ以上になっていて、人生の中で未だにその頃が創作の全盛期です(笑)。中学受験もあったので、いったいどういう時間の使い方をしていたのか不思議ですね。中学に上がってからはぱったり描かなくなって、また描きたいと思ったのは大学に入ってからです。

――大学は美術系の学校に進まれたのでしょうか。
それがぜんぜん関係なくて、学部は法学部で入学後も試験勉強ばかりしていました。でも美術サークルにはマンガとかサブカル趣味の人が多くて、その影響は今でもかなり強いです。部室にある大量の古いマンガやSF小説を読んだり、夜通しホラー映画を観たり、文学部や教養学部の授業を聴いたり。何もかもが刺激的に思えて、上京後に二度目の思春期を迎えたかのような切実さで全てを摂取しまくっていました。受験勉強で中高時代を謳歌できなかった反動もあったと思います。 ただ、「IKKI」(小学館)や「アフタヌーン」(講談社)系の作家性の強いマンガに憧れる一方で、pixivやニコニコ動画の引力にも抗えず可愛い女の子の絵とかも練習したりとか、自分の軸が全然見えずフラフラしていて。人生には絶対に必要な時期でしたが、創作的にはきつさもありました。それで結局は筆が止まってしまって、就職とか環境の変化もあって絵を描くことからすっかり離れてしまいました。

プライベートワーク(2015年)
©丸紅茜

――再び絵を描き始めたのには、何かきっかけが?
特に何もないんです。ある日突然今なら描けると思って。強いて言えば、多少社会経験を積んだことで世界に対する理解度が上がったのかなと思います。それで実際描けるようになっていて、生産力も上がってきたので、学生時代に「すごいマンガが集まるところ」だと憧れていたコミティアにマンガを描いて参加してみようと思い立ちました。知人に相談したら、旅行ネタなら気軽に挑戦できるかもとアドバイスをもらって、残業や出張や休出と戦いながら68ページを3カ月くらいかけて描いたのが最初の『map01』です。

――初めて商業のお仕事をされたのはいつ頃でしょうか。
2016年の秋頃に、ポプラ社さんからメールで依頼をいただいたのが最初です。まさか自分に依頼があるとは思わなかったので、素人ですが大丈夫ですか? と率直に聞いた覚えがあります。ただ、会社では逆に自分が依頼側として発注する機会は多く、勘がきく部分もあったので、初めてでも比較的冷静に進めることができたのではないかと思います。その後も色々と声をかけていただき、すべてTwitterかコミティアでの活動、または以前の仕事を見て知って下さったというご依頼でした。「ティアズマガジン」の表紙を描いたり、最近は画集まで出させてもらったりで本当にありがたいです。

『転生したら異世界なんて行かずにあの子の部屋で猫になりたい』より
©丸紅茜/祥伝社

――絵を再開してからすごいペースで活躍されていますが、これから先、挑戦したいことはありますか?
ちょうどLINEマンガで読切が公開されたばかりですが、今年後半からはもっと本格的にマンガに取り組みたいと思っています。今は優先順位が壊れていて反省しているのですが、やっぱり「物語を描きたい」というのがもともと創作の最大の動機なので、マンガはもちろん、イラストを描く上でもそこは諦めたくないなと。現在のイラストの発展系のようなカラーのマンガも含め、いろいろなパターンを考えています。描きたい話がたくさんあります!

――最後に、丸紅茜さんにとってペンタブレットとはどのような存在か教えてください。
ターボチャージャーみたいなものですね。液晶ペンタブレット とCLIP STUDIO PAINTを手にしたことで桁違いに創作が捗るようになったので、ターボを積んだような感覚です。Wacom Cintiq Proのような高性能のデバイスを導入するとどうなるのか、とても楽しみです。うまく加速して、早めに“全盛期”を更新したいです。

取材日:2019年5月30日
インタビュー・構成:平岩真輔(Digitalpaint.jp)



画像をクリックすると今回制作した作品をご覧いただけます。

丸紅茜(まるべに あかね)
沖縄県那覇市出身。大学進学を機に上京し、卒業後、会社員として働きながら2016年よりサークル「丸紅アパートメンツプレス」として同人誌を発表しはじめ、旅行マンガを中心とする「map」シリーズはこれまでに11冊を刊行する人気シリーズとなっている。2016年12月に「亡霊ラジオ殺人事件!?」(著:戸梶圭太/ポプラ社)の装丁画で初の商業イラストを手掛けてからは、雑誌のカットや文芸作品の装画、人気アーティストDAOKOのMVアニメのキャラクターデザインなど幅広く活躍、その独特の作風が注目され、2019年には個人画集『ILLUSTRATION MAKING & VISUAL BOOK 丸紅 茜』(翔泳社)を上梓して話題となった。2017年には「おくたまのまじょ」(COMICポラリス)で待望の漫画家デビューを果たし、この6月にも祥伝社ナツJam×LINEマンガにて最新作『転生したら異世界なんて行かずにあの子の部屋で猫になりたい』が掲載されたばかり。

twitter:@malbeni
Web: 丸紅アパートメンツプレス

Wacom Pro Pen 2による高精度な描き心地と、4K表示対応、最大Adobe RGBカバー率99%の広色域ディスプレイで使用可能な液晶ペンタブレットです。

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