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イラストテクニック第40回/桜井柚南

第40回は、桜井柚南さんの登場です!
ペイントツールSAIを使ったイラスト作成過程を紹介します。

桜井柚南

イラストレーター、漫画家。
PCゲームの原画やアンソロジーコミックなどで活躍中。

ウェブサイト

http://unan.sakura.ne.jp/

各項目のサムネイルをクリックすると、制作画面のスクリーンショットか、拡大画像を見ることができます。

1:線画のスキャン

紙に鉛筆で描いた線画を、解像度350dpi、グレースケールでスキャンして、SAIで開きます。

2:線画の作成-1

メニューの[フィルタ][明るさ・コントラスト]で、「明るさ」と「コントラスト」のスライダーを右にずらして細かいゴミを飛ばします。
飛ばしきれなかったゴミは消しゴムツールで消します。

その際、線がはみ出している部分なども、消しゴムで修正します。

3:線画の作成-2

メニューの[レイヤー][輝度を透明に変換]で線画部分以外を透明にします。

[不透明度保護]にチェックし、茶系色の鉛筆ツールで線画をなぞり、イラストの色合いになじむように、線画の色を黒から茶系の色に変えます。

4:肌の下地を塗る

まず肌から塗っていきます。
線画レイヤーの下に、肌の下地レイヤーを作成し、ブラシ濃度100%の鉛筆ツールで下地を塗っていきます。

まずは塗り残しがないように線から大きくはみ出すように塗り、消しゴムツールではみ出した部分を丁寧に消します。

5:肌の影を入れる

肌の下地レイヤーの上に新しいレイヤーを作り、[下のレイヤーでクリッピング]にチェックを入れます。
ブラシ濃度100%のエアブラシツールで影を入れたあと、濃度50%の大きめのサイズの消しゴムツールで軽く消して境界線をぼかし、下地となじませます。

この作業を繰り返して全体に影を入れていきます。

6:肌の影を入れる-2

全体に影を入れたら、新しいレイヤーを作成し、さらに濃い影を入れていきます。

新規レイヤーを作成し、合成モードを[発光]にします。
立体感を出すために、影のキワや、光が当たる部分に、影に使った色と同じ色のエアブラシツールでハイライトを入れます。

それぞれのレイヤーの不透明度を調整し、色調補正で好みの肌色にしたら、肌のレイヤーをすべて結合します。
これで肌の完成です。

7:目を塗る

目を塗っていきます。

新規レイヤーを作成して下地の白を塗り、白目にグレーで影をつけます。
瞳(中央の黒い部分)を意識しながら、レイヤーを重ねて薄い色→濃い色の順に重ねて塗っていきます。
ここで、目のレイヤーを結合します。

線画レイヤーの上に、目のハイライトレイヤーを作ります。白の鉛筆ツールでハイライトを入れて、透明感を出すために消しゴムで軽く消します。
このレイヤーは最後に統合するので、ここでは他のレイヤーと結合しないようにします。

最後に、目のフチ(睫毛にあたる部分)を塗り、目のレイヤーを結合します。
これで、目の完成です。

8:服を塗る

服全体の色のバランスを確認しながら、
肌と同じように、パーツごとに下地を塗る→エアブラシツールで陰影をつける→消しゴムツールでぼかす。という流れで服を塗っていきます。

スカートのひらひらした感じ、ソックスのぴったりした感じ…など、布の質感を考えながら塗るようにします。

全体を塗り終わったら、全体のバランスを合わせるために、メニューの[フィルタ][色調・彩度]でパーツごとに色合いを調節し、服のレイヤーを結合します。

9:髪の毛を塗る

髪の毛を塗っていきます。
目と肌のレイヤーは塗り残しがわかりやすくなるように、非表示にしてあります。

他のパーツと同じように、下地の上にレイヤーを重ね、エアブラシツールで塗り、消しゴムツールで形を整える…という流れで影を入れていきます。
髪の毛の流れを意識して、柔らかい感じが出るように気をつけています。
薄い色→濃い色の順に重ね、合成モード[発光]のレイヤーでハイライトを入れます。

同様に耳部分を塗り、髪と耳のレイヤーを結合して、髪の完成です。

10:小物を塗る-1

最後に、それぞれの質感を考えながら小物を塗っていきます。
ここでしっぽや頭のリボン、足元のカボチャを塗りました。

私の場合は、ベースとしてまず肌を塗り、奥にあるものから順に、服~髪~小物…という順に塗っています。

11:小物を塗る-2

頭のカボチャを塗ります。
オレンジの下地の上から、エアブラシツールで、少し暗い色で影を乗せ、立体感が出るように、線のキワにハイライトを入れます。
点々と、表面の模様を入れます。
かぼちゃの上にレイヤーを作成し、目と口の色を乗せます。
目と口のレイヤーの上にレイヤーを作成し、[下のレイヤーでクリッピング]にチェックを入れ、内側からさす光を描き込みます。

12:線画の調整

[不透明度保護]をした線画レイヤーで線画が浮いて見える部分に色をつけます。
ここでは胸元と腕の関節部分を薄い茶色にしました。

13:完成!

全体のバランスを見て、メニューの[フィルタ][色調・彩度]で、パーツごとに色を調整します。
色調整が終わったら、レイヤーをすべて統合して、WEB用に画像のサイズを縮小すれば、完成です!

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