Product
製品から探す

  • Wacom MobileStudio Pro
  • Wacom Cintiq Pro
  • Wacom One
  • Wacom Intuos Pro
  • Wacom Cintiq
  • Intuos
  • Bamboo Smartpads
  • Bamboo Stylus

Category
タイトルタグから探す

  • 製品の選び方
  • 活用ガイド
  • Sculpting with Wacom
  • Drawing with Wacom
  • イラストテクニック
  • ~あの作品の制作環境が見たい~
  • ペンタブレット活用事例
  • Bamboo Blog
  • 写真に絵を描く!フォト・ドローイングのススメ
  • 教育現場での導入事例
  • デジタルペンのおしごと図鑑

Category
カテゴリから探す

  • イラスト
  • アニメーション
  • マンガ・コミック
  • ゲーム
  • ウェブデザイン
  • グラフィックデザイン
  • デザイン
  • ムービー
  • 3DCG
  • フォト
  • コラージュ
  • お絵かき
  • ビジネス
  • ナビゲーション

イラストテクニック第63回/218

第63回は、218さんの登場です!
ペイントツールSAIを使ったイラスト作成過程を紹介します。

218

イラストレーター。
書籍の口絵やゲームのカードイラスト等で活躍中。

ウェブサイト

http://218.x0.com/

各項目のサムネイルをクリックすると、制作画面のスクリーンショットか、拡大画像を見ることができます。

1:構図を決める

SAIを起動して新規ファイルを作成し、ペンタブレットで直接イラストの案を描いていきます。
三案くらい考えて、最後に出した構図に決定しました。

2:下書きをする

決めた構図を元に、下書きをしていきます。

できるだけきちんと描かないと線画にする段階で苦労するので、雰囲気でごまかさずに細部まで描くように気をつけています。

3:服のしわについて

服のしわを描くときは、縫い目から動いた方向に向かって線を引くとそれらしくなります。
今回のイラストとは別に、左記に図を描いてみました。

図の場合、右腕を上に上げているので肩の縫い目を基点に、腕を動かした方向に向けて引きます。

胴体のしわは左肩のほうが少し上がっているので左肩に向けて引きます。

4:配色を決める

この段階で、スムーズに彩色に入れるように、大まかな配色イメージを決めておきます。

5:線画を描く

線画を描いていきます。
細くがさがさした線が好きなので、クレヨンツールの細さを2に設定して描いてます。

6:人物以外の線画を描く

左側の壁に貼られたポスターなどを、パースをとりながら描きます。
今回は背景メインではないので、パースの線はフリーハンドで引いています。

7:色ごとにレイヤー分けをする

色ごとにレイヤー分けします。

線画をクレヨンで描いてあるため隙間がたくさんあるので、
自動選択ツールは使わず、鉛筆ツールを使い地道に塗っていきます。

8:肌の彩色

各パーツに陰影を付けていきます。

紙に塗ったようなざらざらした質感をつけたいので、肌のレイヤーに[用紙質感]「水彩1」を強さ40くらいで設定します。
数値を大きくするとざらざら感が強く出るのですが、塗りこんだときに黒っぽくにごるので、肌や淡い色にしたい箇所は50前後にしてます。

陰になる部分に鉛筆ツールでざっくり色をおく→境界の部分をぼかしツールでぼかす
という作業を繰り返して肌の塗りこみをします。

9:各パーツの彩色

ほかのパーツも同じ要領で塗ります。

髪の毛などタッチを強めに出したい部分は乗算でレイヤーを作成し、
レイヤーの画材効果を[水彩1][水彩境界2]に設定して
影をくっきりつけています。

10:髪の彩色

髪の毛の流れをある程度出したいので、
大きく塗ってぼかした上から周囲の色をスポイトツールで拾って、マーカーツールで髪の毛の流れを書き込みます。

11:髪の彩色:2

髪に、ハイライトを入れたり、オーバーレイレイヤーで髪全体の光を入れます。

ほかのパーツを塗る時も、バランスを見て髪の毛に色の反射を追加したりしています。

12:服の彩色

キャラクターの動きを意識して、服のしわを塗ります。

右腕を上げているのでしわも右肩方向に向かって引きます。

13:服に模様を入れる

シャツに水玉の柄を入れます。
しわごとにパーツをわけて、それに沿ってパターンを回転させながら貼り込んでいきます。

14:服の色を変更

白いシャツがピンとこなかったので、下記の手順でシャツの地の色を青に、水玉を白系の色に変更しました。
  1. シャツのレイヤーを[Ctrl]+[クリック]して選択範囲を作成し、
    選択範囲でマスクをかけた新規レイヤーを作成して、青く塗りつぶします。

  2. 元の白いシャツのレイヤーは乗算で重ねます。

  3. 水玉レイヤーの不透明度を保護して、白く塗りつぶします。

15:各パーツの彩色

それぞれの質感を意識しながら、各パーツを塗り進めていきます。

ベルトは皮なので厚みがあってあまりしわが出来ないような感じを意識して、丸みのあるやわらかな影で、

ショートパンツは薄手のスーツのような素材にしたいので、しわを多めに、影はカクカクしたタッチで描き込みます。

16:人物の彩色完成

ほかのパーツも、

鉛筆でざっくり影を置く
 ↓
ぼかす
 ↓
質感を意識しながら乗算のレイヤーで細かく影を描く
 ↓
オーバーレイで色の反射を入れる

という作業を繰り返して、人物の塗りが完了しました。

17:背景を入れる

人物を塗り終わった段階で、白い背景が寂しく感じたので、背景を入れることにしました。

あまり凝った背景にすると人物と戦ってしまうので、
ピントの合ってないぼやけたタッチで「むき出しの天井とライト」を表現しています。

彩色およびSAIでの作業はここで終了です。

18:色味を調整して、完成!

保存したファイルをPhotoshopで開き、好きな色味になるように調整していきます。
統合したレイヤーをコピーして、スクリーンモードにして重ね、グロー効果(光っているような効果)を軽く入れました。

これで、完成です!

完成イラストを見る

の検索結果 : 0件のページが見つかりました。
もっと見る