徹底レビュー
「どこにでも連れていける」プロ向け端末Wacom MovinkPad Pro 14×イラストレーター ときわた
イラストレーターのときわたさんに、Wacom MovinkPad Pro 14を日々の制作で使っている中で感じたことについて、お話を伺いました。
Wacom MovinkPad Pro 14とは?特徴と基本スペック
「Wacom MovinkPad Pro 14」は、これ1台で、どこでも描くことができるポータブルクリエイティブパッドです。
14インチ有機ELディスプレイを搭載し、紙に描くような自然なタッチと高い色再現性を実現。Android 15とSnapdragon® 8s Gen 3により、描画操作やアプリの動作はスムーズに行えます。
充電不要のWacom Pro Pen 3に対応し、薄型・軽量設計を採用。画面をペンで長押しするとWacom Canvasが立ち上がり、描きたいときにすぐ描き始められる設計も特長です。
プロから本格的に制作に取り組む方まで、幅広いクリエイターの創作活動をサポートします。
ときわた
イラストレーター。兵庫県姫路市出身。
SNSでの作品発表を中心に、アパレル・グッズ制作、VtuberのMV、ゲームイラスト、企業ビジュアル制作等、活動は多岐に渡る。加えてCOMIKETやCOMITIA等の同人イベントでも精力的に活動を続けている。
ファッショナブルなイメージや、ファンタジーなものを好む。
Wacom MovinkPad Pro 14のリアルな使用感
Wacom MovinkPad Pro 14を使ってみて、最初の感想を教えてください
とにかく軽くて、どこにでも持っていけるなと思いました。
見た目はもう少し重いのかなと思っていたんですが、手に取ったらほとんどスケッチブックぐらいの感覚で持ち歩けるものなんだなって感じました。
これまでの制作環境と比べて、使い始めやすさはどうでしたか
これまで使ってきたWacom Cintiq Pro 27と同じペンがそのまま使えるので、描き心地に違和感がなかったのが大きかったです。
家の中でも同じペンを持ったまま、Wacom Cintiq Pro 27の方に行って描いたり、Wacom MovinkPad Pro 14に戻ってきて描いたりしています。
気づいたら「ムービンクちゃん」って呼んでしまうくらい、生活の中に自然に入り込んでいます。
制作フローはどう変わる?プロの活用シーン
制作フローの中で、Wacom MovinkPad Pro 14はどんな役割を担っていますか?
家の中でも結構移動しながら描いています。
ソファで描いたり、ちょっとしたアイデアを出すときに部屋を変えたりして、重い作業になったら大きい液晶ペンタブレットに移動する、という感じです。気分で部屋を変えられるようになって、ストレスが減りました。
同じところでずっと何時間も描き続けるのって、意外とストレスがあったんだなって、Wacom MovinkPad Pro 14を導入して気づきました。
Wacom MovinkPad Pro 14があると「今日のお昼は外で食べよう」とか「ちょっと気分転換しよう」という感覚で家から出て、出先でアイデアを描いたりもできるので、頭の切り替えもできて効率も上がったと思います。
ラフが思いつかないときや、ちょっと行き詰まったときに、そのままデータを持って、カフェで気分転換しながら作業できて助かっています。
Wacom MovinkPad Pro 14でイラストの仕事は完結できる?
実際の制作では、どこまでWacom MovinkPad Pro 14だけで対応できましたか?
導入してから、Wacom MovinkPad Pro 14一台で最後まで仕上げて、納品までやってみました。
例えばキャラクターの立ち絵を5人ほど並べて描く案件でも対応できましたし、サイズで言うとA4から長辺10,000ピクセルくらいまでは問題なく作画できました。
レイヤー数も100前後までは、なんとか持ったかなという感覚です。
CLIP STUDIO PAINTのタイムラプスを撮りながら制作して、納品まで持っていくこともできました。
レイヤー数がかなり多くなる場合はWacom Cintiq Pro 27を使うこともありますが、Wacom MovinkPad Pro 14は十分実用的だなと感じています。
Wacom Canvas・Wacom Shelfの実用性
実際に描いてみて、Wacom MovinkPad Pro 14の使い心地はいかがでしたか?
まず画面がとても目に優しくなったと思っていて、反射が少ないです。
表面のサラサラした感じや、サイズがコンパクトなところもあって、線が描きやすいです。
線やアイデア出しなど、最初のきっかけになる部分をWacom MovinkPad Pro 14が担ってくれている感じです。
また、写真で撮ったものの色と、実際に目が受け取る色は違うので、外に出て描けると絵描きとしてすごくいい練習ができます。
公園の自然物を描いたり、大きな建物をその場で見ながら描いたりすることもあります。
一般的なタブレットだと、太陽光が強い日に外で使うと画面が見えにくくなってしまうことがありました。Wacom MovinkPad Pro 14は反射が少なくて、屋外でも画面が見やすいので、場所が変わっても同じような感覚で描けるのがいいなと思っています。
Wacom CanvasやWacom Shelfは、どのように使っていますか?
Wacom Canvasは、すごく紙に近いテクスチャーというか鉛筆がリアルなので、練習やスケッチなど、もっと直感的に描きたいときに紙とペンを使っているような感覚で使っています。
機能が絞られていることも、制作に集中できていいなと思っています。
鉛筆らしく自然な筆圧の流れで描けますし、テクスチャーも鉛筆らしくかすれたりして、直感的な作業がしやすいです。
Wacom Shelfは、CLIP STUDIO PAINTのデータがそのままサムネイルで表示されて、内部に保存されているデータも一覧できるので見やすいなと思っています。
ラフをいっぱい描いて、その中から良かったものをWacom Shelfで選んでCLIP STUDIO PAINTで開いています。
ペンで画面を長押ししたら、そのままWacom Canvasが開くので、思いついたときにすぐ描けて、そこから仕上げまで持っていけるのが便利です。
スタンドやカバーについての印象を教えてください
スタンドは小さく畳めるのが良かったです。
見た目もかっこいいなと思いましたし、広げたら安定感があって、ジャストフィットしていました。
カバーもマグネットで付いていて、描いているときに手に当たったり、干渉してくるものが何もなくて描きやすいです。
サードパーティー製のカバーも試したんですが、包み込む形だとベゼルの前まで素材が来て手に当たったりすることがあって、純正品に変えたらストレスフリーになりました。
ポテンシャルを引き出すには純正品だなと思いました。
こんな人に使って欲しい
Wacom MovinkPad Pro 14は、どんな方におすすめしたいですか?
これからデジタルのイラストを始めてみたい方の最初の一台としておすすめです。
実際に一台で案件も納品まで持っていけたので、必要十分な機能が備わっていると思います。
それと、普段から大型の液晶ペンタブレットを使って本格的に作業されているプロの方にも、サブ機としてあるとすごくいいと思います。
旅行先でも仕事ができることだったり、メイン機に何かあったときの安心感があったりします。
小さめだから画面全体を見渡しやすくて線が引きやすいという意味でも、作業の途中に挟んで効率化できる場面が見つかると思います。
Wacom MovinkPad Pro 14は、自分にとって「相棒」のような存在です。
これからも、この道具と一緒に制作を続けていきたいと思っています。
これからクリエイターを目指す方へのメッセージをお願いします!
自分に合った道具があるということは、とても自分にとっての助けになると思います。
いろいろ試して、自分の手に馴染む道具や、馴染む環境を作っていくことは大切だと思います。
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